拡大写真で細かく見てみたいと思います。

車体構造がわかりやすい。
側面は腰部分は順組。ルーバ部分のみ横組です。
2x3の空間に横組で「グリルブロックx2とプレート1.5枚」を挿入した作りと言ったほうがよいのでしょうか。
ルーバーとその間の窓柱の寸法比が実物の印象に限りなく、近い! EF81はルーバー感の「柱」もそれなりに空いてないとそれっぽくは見えないんですよね。
(前面は正面ピラーがそれなりに太くなきゃいけない。側面ルーバー間も。これがEF81がこれまであまりレゴトレインで制作されてこなかった理由だったりします)
銀色(新灰色)の車体に、新濃灰のルーバーも似合っていましょう。これは一般型のEF81……濃緑や赤、濃赤などで車体をつくる際にも応用できるかも知れません。
全長は45ポッチなのでフルスケール世界観の車両です。ただ、ショートの客車を牽かせても違和感は少ない。
飽くまで個人的な妄想ですが、ルーバーを一組減らして且つ運転台周りの寸法を4ポッチづつ詰めたら33ポッチのレゴスケール機関車になるかなぁとか考えてしまいました。それともかなりチンチクリンになっちゃうか……?
逆に7-8幅への展開もありえるかもしれません。
屋上機器はEF81の妙に丸みのある、そして大きな機器箱が再現されてて気持ち良い。前後でメリハリついてます。

前面の印象。
センターピラーが問題になりがちな前面窓は1幅横組。精悍な感じ。
1幅横組のつじつま合わせ?は腰の部分を3幅分横組で合わせる。
これは300番台の特権だと思うのですが、腰のコルゲート表現のおかげで平面でもどこか立体的な雰囲気が出せている。この題材に関しては後退角省略は正解に思えます。
(無論、違う答えもあるでしょうが)
良い雰囲気……が奇跡的に噛み合った作品と見受けられるのでした。
無論、「自分ならこう作る!」と思うところもあるでしょうし、それは読者諸兄も同じと思うのです。
でも「自分のEF81」を作るモチベーションは上げてくれてますよね?


活躍シーン。「九州特急」が似合う。
貨物列車合わせも積極的に行いたかった……。ここは当日の反省点です。運転計画はもっと細かく組んだほうが合理的な気もしますし、いやもっと柔軟に対応したほうが良い……? 結論が出しにくい問題です。
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さて。
その昔(EJLTCとか活動してた10年ほど昔)、EF81はレゴでは難しい……と認識されていました。実際に作例は少なかったのです。ですが、今回のJAMではトワ釜で3両も揃い、その上にこの300番台が揃った由。人気に火がついた?
バリエーションも極めて豊富。ステンレスの上に塗装の303/304号機、田端の星ガマ、95号機、現行のJR貨物更新型や、新塗装で新製されたJR貨物型……。
その上時代的には1969年から現在まで。
地域的には青森から九州島内まで。
用途は寝台特急に高速貨物から、ローカル客レや事業用にまで。
使いやすく、つぶしの効く機関車。
みなさまも「自分のEF81」を考えてみませんか?