デスクトップPCが利用できて、フリードリンクのある「宿」は助かりますね。
深夜着早朝発にも有利ですしw
さて。今回の行程1日めはこんな感じ。
地元(京急沿線 横浜市内)07xx発→横浜07xx着 京急普通
横浜0734→高崎1003 湘南新宿ライン 231系15連
高崎1031→水上1135 上越線普通 115系4連
水上1140→長岡1336 上越線普通 115系3連
長岡1343→新津1438 信越線普通 115系5連
新津1506→酒田1937 羽越線普通 キハ40+キハ47x2
酒田2119→秋田2306 羽越線普通 701系 2連
たった16時間しか乗ってない。
まぁ明日も明後日もたっぷり乗りますが。
予想外だったのは激混み覚悟してた平日上りの湘南新宿ラインが意外と空いてたこと。 ラッシュピークには微妙に早かったのか、新宿経由は人気無いのか? 楽に立てる乗車率。で、大崎ではあっさり座れる(無論1号車のクロスシート)。
更に予想外だったのは新宿で相客がいなくなり、高崎までボックス専有できたこと。
今でもこんな旅って出来るんですね。運のよさもありますけど。日頃の行いなんてよろしくないのに。
高崎にて。水上行上越線の案内。「長岡行接続」が泣かせます。いかにも長距離列車という趣。
高崎で明日の指定券入手。「リゾートしらかみ6号」。この列車はコンパートメントが多いブナ編成充当なので、余裕でコンパートメントの席をとれる。いや他の編成だとコンパートメントはお一人様ご遠慮…って空気あるじゃないですか?
相席になるかどうかは状況次第ですが。いづらけりゃ 最悪他の席に移りゃいいや。
で、高崎からは…今なお健在115系。それも国鉄色。
高崎とか上越線通るたび(ここ最近は毎年)115系がまだ健在すごいとか言ってるような気がしますが。無くなりそうでなくならない高崎地区。
211系が休車で腐ってるの横目に115系が健在なのも妙な感じですが、ロング車ばかりの211系は嬉しくない車両なので現状がいつまでも続きますように……。
水上からも115系。まだ129系進出してないようです。
129系になったら無理なのが窓開けて、風浴びて景色を堪能すること。水上発の普通は冷房の効きがぬるい気がするのでその意味でも窓開け正解です。トンネル内では閉めるように。五月蝿いよ。
写真では右上に、上り線が見えるのに注目! 本格山岳上越線
ゆびそー。
どあいー。
やはり右手に上り線が見えます。
越後中里駅の旧型客車群。全部で12両くらいあるのか?
毎年見るたびに思うのですが、よくぞ残ってるものだと思いますし、意外と状態が良いのも驚かされる。積雪地なのに。
状態が良いのは積雪地での積雪時にこそ「休憩所としての用途」があるため、手入れがされてるのかもしれませんが。
長岡着(右の電車)。
ここからは129系が来るかなと期待と不安混じりでしたが、まだ(また)115系でした(左の電車)。しかも両数に余裕あるので空いてるというおまけ付き。
新津にて。ついに見たぞ129系。クロスシートの数が減ってるのは問題ですが座席そのものは快適そう。現状では最適解な電車なのでしょう。211系のオールロングが転用されたりするのよりはずっと良いです。
一度乗ってみたいような気はしますが、今後はこっちばっかりで「115系が恋しい」とか言いそうな気はします。
新津からの羽越線気動車列車831D。
新津〜酒田の直通は1日2往復のみですがその中の1本。
所要4時間半という、それなりに気合の入った長距離普通列車でもあります。
編成はキハ40+キハ47x2。キハ40は地雷でオールロング車。しかしキハ47はクロスシートたっぷりなので不満なし。元来は通学列車スジなのでしょう。全体通して空いてるのは有りがたかった。
実のところ、上越線や信越線も含め、今回は新宿から酒田までほぼずっと1ボックス占拠できるという夢の様な行程だったのです。相席も嫌いじゃないですけどね。
村上で30分の長時間停車。強引に「酒田〜村上」「村上〜新津」の2つの列車をひとつにまとめたか?
貨物の通過。鉄道の旅のいいところは「貨物列車の迫力も味わう機会が意外とあること」に尽きると思うのです。
村上からはいよいよ羽越線の海が見える区間。ちょうど夕暮れ時に。
沿岸の道路は普通に「洞門」が連なってます。
こんな奇岩も珍しくもなんともない。日本海でもよりワイルドな感じ。
海沿いも飽きるか…と思ったらそんなことはなかったのでした。
窓の開くキハ47で。また窓開けてても涼しい季節なのが幸いでもありました。前にも記しましたが18きっぷのシーズンって列車の窓を開けにくい時期ですからね。
(冬とか春は寒い、夏は暑い) 夏の9月過ぎというのはひとつのチャンスです。
ともあれ、豪華な観光列車は「窓が開かない」分、普通に劣る気がするのですが…。
その意味では明日の五能線は行きは「普通」(多分キハ40)。帰りは「リゾートしらかみ」。乗り比べが楽しみでもあります。
羽越線は未だ全面複線化されていないため(将来も多分ありえない…)、ところどころに複線化工事の未成施設が見られます。そういう面でも面白い路線と言えましょう。
過去の改良後もところどころに見られますし。というか昔はもっと海沿い多かったんだろうなぁ。
海沿い離れて。停車中にさらっと撮る。スマホで手持ちでこれが撮れるのはいい時代です。銀塩時代は三脚立てて露出は勘で。あぁ面倒臭かった。
1937。酒田到着。あらゆるものが静か。
都会ならまだまだ賑わってる時間なのに、ここでは恰も深夜のような静かさと寂しさ。でも、これを味わうがための「旅」
1時間半の「待ち」のあと、秋田行に乗って最終行程。
自分を東北から遠ざけてきた悪の元凶。これが出てから「北には行きたくない」になってしまった。(スタイルは嫌いじゃない。これで2ドアクロスとかだったら「むしろ大好きな電車」になってたことでしょう)
でも、今回は長い行程の中で1区間だけで済む。酒田までが気動車運転なのと、秋田〜青森で五能線経由があるのは「救い」に思えます。
深夜ゆえ、景色とかも関係ない。だらりと半ば寝るために乗り込む…。
2時間後、秋田着。
さすがに秋田は都会で、この時間でも駅や街が動いてる感じがしました。終電が0時過ぎというのも驚き(0:04八郎潟行)。
余談
長距離普通移動(18旅)を快適にするコツ。
・計画はがっちり固める。行き当たりばったりは良くない。
(計画がっちりだからこそ、異常時にも冷静に対応できる)
乗り換え位置や充当車両なども調べまくる。空いてる列車のパターンが読めてくるはず。景色の良い側も調べると吉。特に海沿いの路線では。
・食料飲料酒は「事前確保」を原則。意外と地方の駅前にコンビニはない! 購入のために時間を潰すのもストレス足りうる。駅売店は種類など限られる。無論購入するための時間をスケジュールに組み込むのは戦略としてあり。
夏は冷えてると美味しいので(食料保存にも有利)、やはりクーラーボックス簡易なものでもあると良い。お茶などの1リットル角型ペットボトルは万能。枕にもなる。紙パック飲料でリフィルも出来る。
無論、名物とか駅弁とかは別に考える。これも入手できない場合を考える。
・意外と暇つぶし手段は考えなくてよい。スマホと補助バッテリー1個で大丈夫。
音楽聞くだけなら電池も消費しない。
昔話。
20年前の長旅はCDプレイヤーもしくはカセットウォークマン。そして大量のCDやカセットや文庫本が結構な荷物になってたのでした(無論電池も)。
フィルムも多めに持って行ってましたし。
夜行列車は多かったものの、その代わり「安い宿」とその情報が致命的になかったのです。夜行で行程繋げないといけない不自由さはありました。
やはり、今は今で、それなりにいい時代なんだと思います。