完成して街に組み込まれ、ましてや列車が置かれた状態ではイメージも却って掴みにくい?
純粋に単独写真として、記録的に残しておきます。同種のもの造られる方の参考になると……いいなぁ。
(屋根のアーチはそれほど難しくないと断言しておきましょう)
最初の設計固めた段階での写真。
5月11日。この地点は設計検討用に長さの半分だけを制作しています。そこから同じ物を鏡像で作ると。
高架下店舗は「Aパターン」です。ダークオレンジベース。この色の柱部品はBFT2008の流れでそこそこ残ってました。7年前の遺産(笑)。
窓やドアは手っ取り早く使える手持ちストックから。1970年代の
旧規格窓は意外と使う場面少ないですからこういう時に放出しちゃう(2x4は安いですし)。
VSEはイメージ把握のために置いたもの。本番では
「神戸縛り」したので実現しなかった光景でもあります。
保線用のレール(4.5v)はホームがない部分の間延びを防ぐために置いたアクセサリでしたが、当日はなかやま女史に好評?でした(笑)。
5月31日。資材のほとんどが届き工事もたけなわ。
1x2のクリアブロックは飽く迄電車の窓を横組みするために
数年分のストックとして大量確保しておいたもの(苦笑)。透明感はあるものの中は透けないので、インテリア造らない場合でも誤魔化しが利きます(笑)。
このあとのプラットフォームの工事が意外と難儀しました。
6月3日。完成。 サンプルに置いた電車は80系急電。個人的には「最高!」と思いましたし、「神戸縛り」でも問題は無いのですが、おそらく来場者のうちで
80系急電が判るのは一桁人数かと思い、自粛した由(笑)。
インテリアは外から覗き込まれる可能性のある部分だけ作っています。
自動改札機と券売機。中央に自由通路があって左右に改札がある作り。
正面アップ。アーチだらけの構成ですが、センターは特にアーチを強調した由。なお、手数とコスト削減するため南北方向でどちらも同じ作りに揃えてます。
「鋼と硝子の水晶宮」がコンセプトでした。
一見立派に見えるのですが、巴里のそれも含めて言えるのは
「鋼と硝子は極めて合理的な素材」。大きな建物を最小のコストと時間で建築できる……。石造系は実物もレゴも大変ですよ?
特にレゴに関して言えば、
アーチの多用は非常に合理的。事実上の半一体部品故に強度も出せますし。何より見栄えは良くなります。最小のコストで!(黒アーチは安い)
高架下の店舗
「Bパターン」。ここもアーチとクリアを多用で見た目を「合理的」に整えた由です。神田とか有楽町っぽく見えるのは気のせいです(笑)。上に東京の電車並べると……?
アーチ端面の意匠が判るように。
ナローレールとわからないように、ドラゴンの羽を並べて隠す。この種の部品は「安い」ので使いやすい。
真ん中の車輪は「鉄道」と判るシンボルとして。エクステリアの傾向は
実は「中二病」(苦笑)。
実はレゴでの建築はモダニズムの装飾なしより、何らかの
デコラティヴなモノのほうが「難易度低い」と思っているのですがどんなものやら。モダニズムは誤魔化し利きませんけど、デコラティヴ(古典様式でも帝冠様式でもアールヌーボーでもアールデコでも……)なものなら「文脈」抑えてりゃいくらでも
「盛って」誤魔化しが効く。
ゴスロリ(一例。あの世界は深い)は多少容姿が以下略……な女の子が着てもそこそこ様になります。
でもシンプルな服飾って、素材が良くないとどうにもならない。それと同じ理屈かも。
閑話休題。ガーゴイル(建築用語)は
「金貨を咥えた鴉」。ちょっと頑張ったつもりではありますので、再組立時に他の小物類(改札機や券売機、駅名票)と一緒に再撮影しておきましょうか。
ホーム上の電灯は……BFT2008の中央駅由来。使える小物は使いまわす(笑)。伝統の継承とも。
◆◇◆◇◆◇◆
未だ取り掛かっていませんが、自宅内での再組立叶ったら。
東京の電車やら、時に欧州型車両も並べて当面は
遊んでみたい・遊びつくしたいと思ってます。ホコリが気になるようになったら、或いは飽きてきたら解体も視野には入れていますのでそれ迄は。
レゴに関しては解体は即ち別れではなく、新たな作品での出会いでもあるのですよ?