前回記事:ブリックフェストの鉄道出展。その4 二日目の鉄道島「Mugen氏。k.matsusbara氏作品の華麗なる競演」「懐! 『国鉄』テーマ」
この題材の前回記事:ブリックフェストの鉄道出展。その3「神戸風の街なみ」の高架駅(上)
サクラグ合作「神戸風の街なみ」内の高架駅の方の二日目の模様。
この日はさくれつ様の「鉄人vsブラックオックス」の濫入という嬉しい一面も有りました。
まずは山陽電鉄3000系と阪神赤胴車(どちらも薬師山氏)。
山電3000系は阪急三宮駅にもかつては入っていたので、この光景はなかなか似合うものです。
赤胴車は「一晩で」ライト点灯対応されてきたもの。このジオラマ内では効果的でした。
二番手は153系ブルーライナーと、14系座席車編成(薬師山氏)。
14系ハザは臨時列車団体列車以外にも、関西〜九州間の急行列車に重用されていた時代がありました。1975-80年の短い期間ではありましたが……。
但し、14系を引っ張るのはDD54。播但線辺りへの直通臨時急行辺りのイメージで。実際にあの辺の列車は東海道線山陽線は電機牽引だったかもしれませんけども。
ケーブルから見下ろす光景。
ブルーライナーの居た街。
153系の新快速は1972−1980の8年間。印象こそ強いものの、それほど長い活躍ではありませんでした。117系はかなり後まで京阪神にも残ったこと、また221系が今も快速で健在であること考えると儚い存在だった由。
3番手。223系(エースくん)と221系。
街も駅も、飽く迄現代設定ですので、やはり現行現役車両がしっくり来るのは事実です。「新快速」と「快速」。左手前の大胆なライブハウス(キシイーヌ氏作)と似合うのはやはりステンレスボディ。
223系もライト点灯対応。「光」は重要ですね。
4番手は阪神同士。1000系(mazta-k氏)と青胴車(薬師山氏)。
青胴車もライト点灯対応に改造され、ライト車同士が並ぶ。一段と華やかに。
ライトギミック、走行よりも寧ろ「静止展示」の方が映えるのかも? 静止展示であっても「生きている」感じを出せるメリットは絶大!
「鉄人 vs ブラックオックス」!
クラシックな街なみと、やはりクラシックに属するメカの組み合わせは至高です。
「特撮」的アングルは難しいですね。修行未だ足りません。さくれつ氏の傑作の魅力を引き出しきれたかどうか?
催しのラストを飾ったのは薬師山氏の赤胴青胴。
ライトの点灯が、暮れていく街。家路につく人々……という演出に繋がっています。
ブリックフェストもいよいよ、あと僅か。
去年の梅田での「鉄道模型フェスティバル」出展は阪急電車主役でしたが、今年のブリックフェストは阪神各形式が主役になった感あり。奥に見える鋼索車輌も阪神ですよね。
フェスト以降、ちょっと阪神頑張ってみようかという機運になってる? 既にエースくんが新作造られておりますし(近々記事に)。自分も古い雑誌など引っ張りだしてはあれを作りたいこれを作りたい……という状態になっています(苦笑)。851形他、小型車で編成を組みたい願望もありますし、「赤胴」「青胴」も薬師山氏とは違うアプローチができないかと考える次第と。
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今回は、静的展示でも「魅せられる」ことが分かりました。
動かすものとは別で考える方向にも、納得ができた感じではあり。
ただ、これも「動かすことメイン」の鉄道島が別にあってのこと。分離と「両立」が大事なのでしょう。
来年の企画は全く伺っておりませんが……。もし同種の企画なら?
高架でもカーブさせたりすると面白い? 或いは神戸市電や阪神国道線、或いは国鉄の臨港線貨物列車(8620やDD13が活躍してた)というアプローチも考えられるでしょうか。
しかし、AGTや地下鉄などなど近代的なのは苦手ですから、この辺はできる方にお任せしたい感じではありますが(笑)。
今回の「高架駅」そのものは当面は私宅内での「車輌展示台」として活用するつもり。色々なシーンをお見せしたいなと。造ったからにはしゃぶり尽くす(笑)。
走行前提としたものではないので今後のイベント等でそのままで活用することは難しいのですが、高架駅制作のノウハウは得られましたので、そういう形で今後につなげることはできるかと。作ってみなければ(=追い込まれてみなければ)わからないことだらけでしたし。
さて……。イベントレポートは未だ終わりません。
それが普通のオフ会などとブリックフェストの重み深さの違いでありまして……。乞う、ご期待。
<未完>