マインクラフトという「限りなくレゴ的な」ゲームが世界的に流行ってる。最近は日本でも。
マインクラフトのレゴもそこそこ売れてるらしい。日本ではクリブリ限定なので入るたびに瞬殺?
ここでやっと気がついたのは、既にレゴにディープに染まってる人と、こうしたタイトルの狙ってる層は多少違うのだろうな……ということ。
(レゴからマインクラフト……はそこそこ多く、そういう方が現状でのマイクラレゴの顧客だとは思いますが)
だから、自分とか、或いはオフ会やTwitter等で作品を公開しまくってるディープな人が「リアルでレゴ弄ってるほうがバーチャルより楽しいだろ! バーチャルなんか無意味。LDDは飽く迄設計支援ツール」とか言ってもあんまり意味は無いのでしょう。
狙ってるのは「ゲーム好きだけど、ブロック玩具は卒業した。或いは興味が無い」という人たち。
言うまでもないのですが、こうした層の方がはるかにディープな既存レゴビルダー(AFOL)よりは分厚い。数が多い!
既に世界一になってしまった玩具メーカーが狙っているのはやはり「ブルーオーシャン」。
(あぁ既にバズワードというか死語ですねブルーオーシャン……まぁいいや)
ついでに言えば、未だ大人(ハイティーン以上)のレゴユーザーはよくも悪くも「特殊な趣味」のまま。
でも、ゲーム好きな大人は既に社会の大多数。今の50代の少年時代にスペースインベーダーはヒットして、ウィザードリィが存在した事実は忘れちゃいけません。
かつてSWやマインドストームで「大人もレゴやってもいいんだ」という空気を造り、そこから生まれたAFOL文化(その意味でこの2つはレゴの歴史変えちゃった)。
それを「ゲーム」と言う形でリブートさせ続けたいのかな……と考えてしまうのです。
そんなゲームファンを如何にリアルなブロックに引きこむか。
「マインクラフト」に真っ先に目をつけたのってやはり彗眼だったんでしょう。
(だからといってゼルダを足蹴にしたこと忘れちゃいませんけど。あとその前の黒歴史の数々も)
で、今度は「マイクラ風レゴゲーム」。
日本語情報こちら「gamespark ワーナー、マイクラ風レゴゲーム『LEGO Worlds』発表ーSteamにて早期アクセス開始!」
http://www.gamespark.jp/article/2015/06/02/57379.html
他、おなじみ「The brick Fan」に情報多し。
http://www.thebrickfan.com/
無論、課題も大きいでしょう。
ビックタイトル「マインクラフト」に追いつき追い越せるのか? 或いは競合して喰い合ってしまわないのか。
過去の失敗「LEGO Universe」の二の轍を踏まないのか?
先日発表された仮想現実企画「レゴディメンジョンズ」との関連は……? (まぁ無理してくっつけるよりは並行させとくほうが安全か?)
その辺の懸念疑問はともかく、『LEGO Worlds』は「出来次第」でゲーマーをAFOLにしちゃえるのかも知れません。マインクラフトを超えるか、その次くらいの地位を抑えられれば。
本質としては、「リアルはバーチャルより面白い」のですから。
レゴが今以上にメジャーな存在になる未来も楽しみではあります。
蛇足。
市場拓くのもいいけど、既存のユーザも大切にしてね……♪
「釣った魚に餌やらねぇ」……。じゃ釣った魚が餓死or逃亡しちゃって市場に出せないですよ。