
製作中の江ノ電1000形。7幅のラージスケール作品。
前頭部は出来れば折妻にされたいと伺いましたが、この半ポッチずらしもなかなか雰囲気は出ております。ヘッドライトの処理で段差が目立たなくなっているのは大きそうです。
どうやら、折妻版とは「現物比較」で決められたほうがよさそうですね。
帯のダークグリーンはオリーブグリーンに変更される予定とのこと。これもどちらが良いのかしら?
側窓は細い窓柱が印象的です。タイルを窓間に挟む組み方です。
未完成ながら、ラージスケール故に迫力は十分。ジオラマ撮影映えするかとと思っておりましたら。

既にジオラマ写真が。鎌倉のお屋敷の前をゆく姿……に無理なく見えてしまう。
前回記事の固定レイアウトの中での撮影ですね。切り取り方巧いので未完成には見えません。建物と電車のスケールも微妙に違うのですが、この写真においては十分特撮的効果が見えているように思えます(言うまでもなく、線路から建物が遠く見える)。
リアルな踏切警報機、細い遮断竿(この作り方は勉強になります!)、はたまたリアルな電柱と柱上トランス。やはり「特撮」的なのでした。

海沿い区間用背景もレゴで制作! 気持ち良い。納得。
絶版になってしまった青基礎板はこんな使い方もできたんですね……。
(あ、山の景色なら緑基礎で出来そうかも? ウチの登山電車で試すか……?)

海沿背景。レゴで出来てるってことの重みが大きいです。
ここを巧く「特撮」すれば、それこそ「レゴムービー」に迫れるかも(レゴムービーはCGですが、恰もコマ撮りストップモーションアニメのごとく見えるのです。あの雰囲気!)。
◆◇◆◇◆◇◆
さて、ジオラマ・特撮的とは違う意味で圧巻な「インフラ」作品も!

立体交差。
道路基礎板は37年の歴史あるものですが……その中でこんな大胆な使い方、誰か考えつかれたでしょうか?
曲線が余りがち……らしいので少しずつずらして積層したそうです。
このためだけに大量に曲線道路基礎を購入する……というのはちょっと違うと思いますが、手許に沢山ある方は試される価値ありますかも?
交差点部分で歩道部分をプレートで持ち上げているのも精細感をあげていましょう。
街灯や標識、小物類も効いているのは言うまでもありません。
自動車作品、特に「4幅車」を大いに盛り上げてくれそう……?

しかし、現状で上がってきたジオラマ写真はこれ。良い意味で斜め上ですね。
されど「絶妙」としかいいようの無い1枚に仕上がっています。
使いにくい大型花部品もこうして見ると見事な向日葵。先の立体交差のカーブした築堤。遠くに見える雲。
懐かしき夏の情景。自転車1つが凄く雄弁になるのでした。
レゴの凄さ、を伝えきっていると思うのです。