
小さい……というのは語弊があるかも知れません。建物部分で40ポッチ幅があります。このカテゴリは建物肥大化傾向あるので、それに比べれば……という意味合いです。
ただし、建物の「格」は凄く高い。その意味で言うならコンパクトに収まってる印象なのです。
都会ならサブターミナルとしての貫禄がありましょうか(小倉に対する「門司港」的な)。
地方都市なら、県庁所在地の特急停車駅として頑張れるレベルです。
欧州的には、街に方面別にあるターミナルの一つ……という感じでしょうか。

レゴ作品としての雰囲気は「クリエイターハウス」と「モジュールビル」の間位……でしょうか。
後者が誤った方策で入手難しくなってしまった現在、前者のグレードアップからの立派な建物というのは良い意味で現実的といえましょう。ここまで迫れる。
格を高めるための意匠が心地よい。溝付や丸太ブロックは効果的に用いられています。あまりがちな?柱部品も効率的に使われる。
屋根は建物から1ポッチ分内側に設定されていますが、屋根パーツ節約になる同時に建物を重厚に見せる効果も大きい。巧い手です。
カラーリングは白とミディアムブルー。後者のお陰で清涼感というか軽快さも加わっています。駅前の椰子とあわせて南国的ムードでしょうか。
駅前の楽しげな雰囲気は語るまでもなく。恰もクラシックレゴのごとき、良き雰囲気が顕れています。

タクシー乗り場。5幅のイエローキャブとのマッチングが素晴らしい。
椰子の木は公式の組み方ではなく、葉を追加してますがこれも効果的と。
ところで、ホーム側も気になりますね。
画像出てないのがちょっと残念なのですが、想像してみる、そして自分で作ってみるのも一興でしょう。
<大幅追記>
背面(ホーム側)画像もあります。
この種のシンボリックな駅舎は列車に乗っていても、その存在を強くアピールするもの。ホーム側も気合入れて作られて然りと……。

正面とは雰囲気を変えています。切妻が挟み込む形状に。また、中央部分の大きな窓も印象的。とても明るく見えます。窓の上は「柵」で埋めているのですがこの意匠は使えますね。
大きな「飾り軒」もかっこ良い。
植栽も効果的に使われておりましょう。冷たい感じ無機的な感じが皆無です。
色は正面とは異なりタン色多用。揃えたい……とのことですが、個人的にはこれはこれで似合っていますし、側面との色違も気になりません(側面木造、正面モルタルなんて建築はリアルではザラですし)。

真正面。問答無用の重厚さ。
向かって左が売店。木質系のショウケースが今風ですね。真ん中の発車案内板も今風です。
対して改札口は木製。ここは昔のまま残してある……という雰囲気でしょう。なお改札がないと欧州っぽくなりましょうか。自動改札機にすると日本の私鉄駅っぽい雰囲気が強調されますかも。
なお、通常の通過型の駅として制作されていますが、それこそ「門司港駅」のような頭端式(行き止まり式)配置も対応できそう。

好ましい規模です。この大きさって重厚感とか存在感とかを出せる一方、ぎりぎり「頑張れば作れるかも」「オフ会などに、ハンドキャリーで持ち込めるかも(割と重要!)」と思わされますから。

ホームと改札の情景。
懐かしの「メトロライナー」も似合っているのは、レトロレゴ的味わいの所以もあるのでしょう。
無論、今様のリアルな作品ともあわせてみたい……と思わされるのでした。
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最近のamazon.co.jpは正直使いにくい印象なのですが(品切多いわ割引率はショボイわ)、幸いにもクリエイターハウスは優遇続いてます。定番の#31026は41%offの5872円。かなり部品とり捗りそう。
他セットも割引率高めでコストパフォーマンスは高い。複数購入で大きめの建物狙うのもありかも知れません。