先方の記事「LEGO トラス橋 その6」

赤い下路式トラス橋!
一見小規模に見えますが、全長24ポッチクラスの新幹線と比較するとそこそこの長さ。小気味の良い大きさです。
なお、そこそこの高さというか余裕があるのがリアルであり、良い雰囲気を出していましょう。
この種の列車が通過できるタイプ(下路式)のトラス橋、上方はかなり余裕ありますから。
(此処が詰まってると悪い意味で玩具的というか模型的といいますか)

ビームをこの向きで使ってるのが斬新ですが、ポッチがリベットに見えてなかなかリアル。正直、この発想はなかった!
あわせてウェッジプレートによる継目板が精細感と、構造物としての強い説得力を与えていましょう。
管理用通路はこだわりですね。手すりの細かさが心地よい。ラダー使った手すりは確か人見氏の考案でしたが何かと便利な手法です。

全体の印象としてみると、玩具的な楽しさというか、デザインの美しさも。何より、新幹線0系が凄く似合ってる。先に玩具的を否定的意味で使いましたが、この言葉肯定的にも使えるのは言うまでもありません。
懐かしいというか、趣深いというか。玩具であるとこのレゴトレインの良き魅力を引き出していると思うのです(これは0系も。薬師山氏のとは違う作風もまた色褪せないもの。良い意味で別物ですね)。
あと、下路式トラス橋は実物では「写真取りにくいので上路式のデッキトラスの方がいいや」とか考えがちですが、模型的にはトラスを列車が通過していくところが様になるはず。流し撮りにすればトラスがブレてスピード感出せる……つまりは絵になってくれるはず。
製作途中での紹介ながら、楽しみなのでした。
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トラス橋というとこちらも紹介しなければなりますまい。画像dyson様のツイートより。

立命館大鉄研で制作されたトラス橋。こちらは素直に?ビームの側面を出す作りです。
ビームそのものは長いものにこだわらず(1x16は割高)、柔軟に1x8を延長して使っているのが特徴。
非常に「テクニカル」な作りで、強度をもたせているのが興味深いです。
90度単位で穴の空いてる、Φ4円筒部品をベクトルチェンジの接続部材として使っているのも面白いです。
上方への余裕は先のエフ様作品同様。やはりリアル感・スケール感が凄い。
なお、橋の幅的には複線は可能……でしょうか? 或いは重量と強度で単線に割り切られているのでしょうか???

新歓イベントでのお披露目だったようです。Nゲージの鉄橋と並んで。スケール違いでもトラス橋が横に並ぶ情景は惹かれるものありますよね。荒川での常磐線千代田線TXとか、はたまた阪急の三複線区間とか。
ところで渡ってる名鉄特急もさり気なく新作じゃないですか? 前2両が特別車後4両一般車のあの編成。
こちらも発表が待たれるところです。
<追記>
Dyson様より追記ツイートありました。

なんと分割収容可能。輸送と保管への最大限の配慮。あの構造物が、こんなにコンパクトに!
また、基本的に構造物はペグ接続。それで強度が維持できているのが「本物的」であり、魅力でも有りましょう。正しく工学的教材?

なんと複線対応(やっぱり)。先の画像ではわかりにくかったスパン長ですが……。32ポッチ級で5−6量編成分は余裕でありそう。
催事などでテーブル間を跨がせる実用面もバッチリ……ですね。
「合理的なトラス橋」の今後の広範な活躍、期待されるところです。