
先日の横浜トレインオフで電撃的に?発表された作品です。
実物は1986年末(ぎりぎり国鉄時代)、北海道のリゾートトレイン第二弾としてキハ82系から大改造されたもの。先頭車の車体半分、そして中間車の車体がほぼ新造というすごい改造でしたが。でも足回りはキハ82のまま。
2004年までの18年に渡り道央中心に大活躍しました。団体用と言うよりは富良野への一般臨時列車充当も多く、今流行の「観光列車」的性格も強かった。それが長寿の理由でもあったのでしょう。
自分は1995年に乗車機会に恵まれました。元が老朽車と思えぬ上質なインテリアに驚かされたものです。フラッグシップとして大事にされてる印象ではありました。

流線型の前面は半ポッチずらしでの表現です。段差の部分がちょうど太めのピラーに見えます。シンプルながら尚も使える手法でしょう。隙間もなく、すっきり感もあります。
側面帯は赤ではなく「ピンク」に。実車はダークピンクというかチェリーレッドというかな微妙な色ですが、単純に赤とされなかったのは良かったと思います。
展望室の側窓はmazta-k氏「しまかぜ」以来の、パネル上にポチスロ並べた表現。展望室屋根上もポチスロとタイルでスムーズな仕上げに。下部ヘッドライトは点灯仕様。
前面で惜しいのは最前部まで裾の青ラインが回っていないことでしょうか。ここ改良するとかなり引き締まった印象になりそうです。

before/after ?
実物は右のキハ82の改造ですから、本当に驚かされたものでした。
(右のほうがいい言うのは今の感想で、当時はこの種の改造車は光輝いて見えたものですし、国鉄まんまの車両は悲しいほど陳腐化して見えたのです)
フラノに話戻せば、側面は横組避けたシンプルさでありながらよく雰囲気が伝わってきましょう。
屋上機器はつるつる、そして精細。エンブレムはプリントタイルを流用で、これも良し。

「本島」にて。enquete-art様のエアロトレインとの出会い。
インテリアは未だですが、期待しちゃっても宜しいですよね? 大窓から見える座席は萌えポイントになりましょうから。

同じく。側面も美しい、そしてディフォルメの可愛らしさでも魅せる作品です。
こうして見ると適度に平屋部分を残したがゆえに軽快な先頭車と、ハイデッキ故に重厚な中間車のバランスも良い編成でしたね。
何時かは隼氏のノースレインボーエクスプレスとの並びも期待したいところ。北海道のリゾート気動車は現役のものも含め、まだまだ可能性高いジャンルと云えましょう。