なお、sauseiji様のは新作故、後日別記事に致しますのでお楽しみに。
しかし既に4作品が内外で揃うとは、この人気。
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2012 9/15の記事「ryokuchakuma様の新幹線 E7/W7系。最速のモデリング! 」

なんと2012年9月15日の記事でもう2年半も前。プレスリリース直後に制作された由です。そのフットワーク!
その後に改良を重ねていますし、一時期は2編成が揃ったことも! 地元イベント中心に開業前から大活躍していたのでした。その功績は大きなものであったでしょう。

前頭部が大幅に修正されスマートさを増す。側面マーキングの追加も効果的。屋根上の「黄色」も見逃せません。今後も進化が予想されるところ。


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2014 11/17「mugen様のE7/W7 北陸新幹線 試作品。なめらかにふくよかに、そして鋭く! 」

此方は既に実車が落成し長野行に暫定仕様されていた時期の作品です。頂いた試作品画像からの紹介でした。鋭さとリアルさは流石は既に500系をも完成させていたMugen氏とうならされる。
現状先頭車1両のみですが、夏までに編成化なるか? 楽しみでなりません。
金帯はダークタンという解釈。実物は茶色にも見えますので、此処は良い意味で解釈の幅がある部分。斜めの立ち上がりが綺麗。当時はグリルスロープに2x2タイル挟みこむ手法はまだ新鮮でした。
1x1サイズの小さな側窓は現代の新幹線らしいイメージでリアル感に繋がる。

何より、台車のスカートを割愛していないのは注目されましょう。車体からのはみ出しは末広がりの安定感や、また足回りの力強さというプラスへの効果もあります。
未完ですが、期待の作品です。
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sauseiji様のブログより「祝!北陸新幹線開業 LEGOでE7/W7系 完成」

小出しにツイッターでは進捗が上げられていましたが、ついつい記事化を逃しておりました。こちらでは初紹介となります。それでも、開業日合わせでの4両編成の登場はインパクト十分に。
先のMugen氏のよりも更にリアル志向? いや、それぞれに特徴があります。
どこを優先されているかの違いや、実車の解釈の差異も興味深いと云えましょう。

詳細は別途記事に記します。
なお先方記事には中間車などの写真もあります。
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brickshelfより。cy4様のE7/W7系新幹線(CAD)
中国(香港?)のcy4様は日本でレゴトレイン新幹線が盛んに作られるようになってきたこの数年よりも、ずっとまえからの新幹線ビルダーです。

此方も巧く開業日合わせで作品を上げてこられました。
解釈と、割り切る部分とこだわる部分の差異がかなり異なるのが興味深いです。
リアル系でもあり、個性派でもありましょう。帯色は(成型色の)ゴールドかと思いましたが、タンかも知れません。これもこれで「あり」と思わされます。
斜め帯の立ち上がりの表現が「なるほど!」と。大胆な手法ですがそれほど違和感はなく。
500系に通じるキャノピー状の運転台は最も滑らか?
それ以前に前頭部造形・解釈に驚かされますが。横倒しのウェッジプレートの階段上表現で流線型の表現と言う手法はかなりのインパクト。然し、隙間は一番小さく滑らかさもあるのは不思議です。この表現もまたありと(ただ、側面ポッチは最大限に隠しても良いとは思いますが……)。
屋根はカマボコスロープで、平坦な実車よりも美化されています。これはこれで良しと。
側窓は通常の飛行機窓ですが、1ブロック挟むことで小窓感とリアル感が伝わってくる。ここもまた先の三者との差別化でしょう。
ヘッドライトの2x3ウエッジにクリア系が現状存在しないなど実製作困難な部分も残ってはおりますが、これも現物を拝見したいと思う作品なのでした。
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新幹線電車の造形は好き嫌い割れるものも少なくありませんが、E7/W7は久々に現れた「誰もが好きになる造形」でした。だからこその実物・模型(玩具)の盛り上がり方なのでしょう(開業前からNゲージもプラレールもリリースされてましたよね)。
レゴトレインというマイナージャンルにもこの嵐。嬉しい嵐です。
無論、競合作が更に造られたって良い。読者諸兄のチャレンジもまた楽しみなのです。
<追記>
ADIEMUS様のCADデータ(製作中)が有りました。

前頭部金色ラインの「捻り」は実現したら美しく見えることでしょう。

側帯と側窓の間の半プレート分処理。細かい部分へのこだわりが伺えます。