
以前先頭車が半分できたところで記事にしたryokuchakuma様の「北越急行681系電車」の3両編成が完成したようです(実物も3両編成あり)。
681系流線型という多くの方を悩ませてきたあの題材を、綺麗にかつシンプルに再現してきました。
それもJR西日本車に比べて前頭部の環状の塗り分けが複雑といいますのに。
前頭部の造形はこうして見ると前回とほぼ変わらないのですが、こうして編成になってみるとますます良さが分かるって感じ。問題の環状塗り分けも無理なく再現。階段上の表現になってるのは気にならず。
スカートの裾処理も綺麗。
帯色を濃赤でなく、赤に割りきっているのも気になりません。レゴ赤のカラーパレットの優秀さもありますし、無論ryokucyakuma氏の造形の良さもありましょう。

初公開? の貫通側運転台。大胆な逆テーマが力強さを強調。この顔もこの解釈も「あり!」と思わせます。流動感を与えているのは運転台窓のキャノピー。隅の丸みは全体の丸みを暗示?
また、即帯の前端処理もまた、流動感を与えている。此処がなかったら全体が「角張って」見えてしまったかもしれません。ダミーでもよいので連結器は欲しいですね。後半のネタが生きてきましょう!

さて。ryokuchakuma様の記事。実物の「はくたか」及び「681系北越急行車」への思いでいっぱい!
これは489系の「はくたか」との並び。
試作なのかも知れませんが、485系のボンネット表現はかなり良い所まで達していましょう。今回は「はくたか」終焉に合わせての作成ですが、この前頭部も役立つ日が楽しみなのですy。

三代の「はくたか」。信越線(上越線)経由在来線特急、北越急行線経由在来線特急、そして新幹線へ。
感慨深い並びです。先方の解説もまた熱め、思い入れが窺えますね。
そして。

「引退直前」ゆえのパターン。681系の「しらさぎ」転用を見越した塗色変更車。この姿で北越急行ほくほく線やら上越線を走るのも僅かな期間のはず。
rokuchakuma様の作品ですが、JR車の方は元来のシンプルさが顕れてる。これもまた捨てがたいのです。
ツートンの帯もまた美しい。ちょっとしまって見えるのです。

「どちらがお好み?」。北越急行と、JRのそれぞれ3両編成(付属編成)がならんだところ。
次はこの2編成が何処かで方向転換し、両端が流線型の6両編成を組んでいるところも見てみたいもの。会社違い・色違いの特急電車の併結は貴重な記録になりそうです。