2月1日に催された札幌トレインオフ会。既に速報版を流しておりますが、物凄い催し!
地方都市でのオフ会自体が少し前までは考えにくい状況でしたのに、テーマを絞り、かつ、この規模です。参加
18名余。車両数100以上。 線路は3線+1線で大カーブ導入。大きな駅舎に大規模貨物駅。
街まで揃ってる。
これが成立したことの意義、大きいんじゃないでしょうか。
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まず、施設関係と蒸気機関車作品からの紹介です。
一番目立ったのは地元
北海道の現役車両であったり、大きなアメリカントレインであったりすのですが、それは追々と。またニクルトレインチーマトレインも楽しいものでした。
改めて
会場全景。「車輌がまるでNゲージのようだ」……は大げさにしても、HOゲージくらいに見えてしまう
大規模展示の錯覚です。
大きな会議室に
緩曲線で3線。それに9vが1線。限りなく関西の大規模運転会に追いついてしまってる。東京でもこの規模はJAM位じゃないとありえません。
本線が3線。魔改造の渡り線で繋いであるので入れ替えは意外と便利でした。手押しでも切り離さなくて済みますから。ルックスも良いですし。
9v線は
私鉄や路面電車イメージ。ショートに見えて実はそれなりの運転規模。
意外と効果が大きかったのが
信号機。#7938付属のようなものをたくさん作って本線の要所要所に配置。鉄道システムらしさがましてくるものです。
貨物ヤード、もしくは留置線部分
。留置能力に不足なし! 8幅のDD51であったり、
フルサイズのアメリカントレインであったり、
フルスケールのJR気動車が
妙に小さく見えるのは目の錯覚です。たぶん。
ガントリークレーンは手前のは蒸機への石炭積み込み用。
奥の黄色はコンテナ用。跨線橋とともに、
線路をまたぐ立体物の視覚的効果は絶大です。
街は
「BFT2015 in 札幌!」。BFT2008でおなじみだったあの建物たちにも久々に出会えました。キシイーヌ様のホテルであったり、藤田様のデパートや劇場。他にも新作がちらりと。
ロードプレートもやはり効果的です。
立派に
「街オフ」とか「モジュールタウンオフ」と言える規模であったのでした。
街を反対側から見下ろす。
なおデパートと劇場は線路内に置ききれず本線挟んだ向こうへの配置となりましたが、それがまた
数々の名シーンを生み出したのでした。
駅前にはバスと市電が似合うってもの。札幌郊外の駅前に伸びてきた市電路線が駅前で接続という趣。
駅はせたか様の作品。さて、当日はなかなか気が付かなかったのですが……この大きさの建物
で1x2プレートによるガチなレンガ組表現なのです。小さな建物でさえも大騒ぎになるあの表現をこの規模で!
屋根も1x2ブロックの横組。この壮麗さ! 存在感!
屋根の組み方が伝わってくるでしょうか? 跨線橋は流石に通常の組みですが違和感は皆無です。また跨線橋も屋根は横ブロック横組なのですね。
タイル貼りの
ホーム上の装飾も凝っています。
ミニフィグが楽しさ作り出しているのは言うまでもありません。このエリアはベテランならでは……と。
ユウユウ様のホグワーツ急行電動版。去年の梅田ではパワー不足で走行困難でしたが、
今回はギア比を変えてリベンジです。エンジンモーターエンジンドライブの高難易度ですが、今回は長い客車を引いてトラブル無く活躍したのでした。なお、客車は一時的に48ポッチに改造したとのこと。何れ元の24ポッチに戻す予定とか。
それにしても、あの駅が似合いすぎるのです。
○○様(作者名失念失礼。ご存知のかたご教示願います)の
満鉄パシナ。今回動力系の未調整で未だ走行はできないとのことでしたが雰囲気は良いです。
造形も美しい。前頭部の丸みは8幅(缶胴6幅)ならではですが理想的な丸みと云えましょう。
動輪は最上端が軽く覆われてるのが上品ですね。ロッドは割愛ですが、サイドロッドだけでもつけると雰囲気が更に良くなってくることでしょう。メインロッドは流線型故に難しいかもしれませんが。
パシナに引かれるのはあじあ号の
展望車テンイ8形。ストリームライナーとしての端部の丸みの表現が美しい。隙間は案外気にならないものです。
合わせて
3軸ボギーの重厚さと床下スカートの流麗さに惹かれましょう。
色は実物は濃緑でしたが、黒への解釈も違和感ないものでこれはこれでありと思うのでした。あともう1両くらいあると編成としても様になるかもしれません。
拙作のフランス国鉄
230D。先のセットデザインコンテストに出した作です。テンダードライブゆえのノントラブルで軽快に。チューブによるロッドも実用性は高いです。
荷物車とプルマン車2両を引き連れて短いけどフレッシュ・ドール。やっぱりこの駅が似合うのです。というか、
駅舎の重厚さに押しつぶされそう(苦笑)。
ユウユウ様のカメラカーが、藤田様のアメリカントレインを捉えたところ。
並走撮影OKの凄いもの。
このカメラカー。自走及びカメラのリモコン回転が可能。カメラをウォームとターンテーブルで回転させる仕掛けが
実にテクニカル。作品としての美しさもあります。極端に
車両限界を犯さないのも嬉しい。 今回は
動画撮影動画配信に大活躍。じっくり見る余裕なかったのが惜しまれます……(youtubeにあげてくだされば……)。
カメラ装着状態。走らせながらカメラ回転はさぞかし不思議な絵が見せられることでしょう。
もう1両のカメラカー。単機能ですが外見に配慮されています。ディーゼル機関車は写真右の台車が連結器開放対応の引き込み連結器付き(ただ、巧く行かなかったとのこと)。
(4幅スケールの)
除雪自動車各種。凄い精細感に再現度。もっとゆっくりじっくり眺めたい作品たちでした。
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(brickshelf・検閲中) また当日の写真は全て
brickshelfにアップいたしました。解説記事は3回くらいに分けて連載します。とても一度には書ききれないのです。お楽しみに。