運が良いのか悪いのか。いや、かなり面白い飛行機に乗れたのは事実です。当初行きは船を予定してましたが、飛行機にして正解と。

旅の始まりはいつもの京浜急行エアポート急行。首尾よく乗れたのは2000形。それも復元塗装編成!
普段は横浜で降りてしまう電車も、今日は空港線の終点まで乗車。
京急沿線は空が便利。

羽田発1400のsky717便。無論A330。
意外だったのは、最終日なのに特にマスコミ取材もなければ、カメラ持ったファンもいない平凡な日常であったこと。この機材が今日までという感じがまったく感じられませんでした。
無論、事情が事情ですから会社側からの最終日挨拶・掲示などは皆無です。
まぁ取材は今日の最終便のほうに来るのかもしれません。管理地域にまでやってくるファンも居ないでしょうし、撮るなら外のもっと良い場所がありましょうし……。

搭乗。7割ほどの埋まり具合。決して混んではいません。
席から撮ったB737とA330の並び。
サイズの差異が際立ちます。会社の性格的に前者に揃えておいたほうが正解だったのでしょうが…。

足元は本当に広々。
これまで乗ったどんな飛行機の座席よりも広い。体感値は新幹線普通車より上。高速バス3列(JR系エアロキング)よりも上。全席プレミアムYは伊達じゃない。

このシートピッチ。そして広いセンターアームレスト。
「窓が二つもある窓際」なんて初めてでちょっと新鮮でした。
リクライニング角度は控えめでしたが、国内線ならこんなもので十分。
座席は座面が浅めでシートベルトをしていないと落ち着かない感じ。これは否定的な意味ではなく、安全面から「シートベルトをした状態が一番快適なシート」というのは飛行機では正解に思えます。
テーブルは頑丈なアルミ製の折りたたみ肘掛収容。普通のエコノミーにはありえない設備。
余談ですが。機内販売の飲料はソフトドリンク100円ビール200円。この手は有料だとボッタ価格が相場ですがなんという良心価格。市価なら有料でも良いと思うのでした。
あと、豪華な座席にもかかわらず機内エンタメ皆無(イヤホンさえない)。スマホ・タブレットの普及で音楽や映像の機内サービスは不要だと思うのです。この割り切りもありだと。その代わりコンセントあり。無料wifi迄あり。
ただしビデオもないので保安説明は実演という返って手間のかかるやり方でしたが。


千歳着後l機内を振り返って。
機内でもお別れムードというか葬式的ムードは皆無でした。写真撮ってる人が多いというわけでもなく。無論公式の案内などもありません。本日限りというのがまったく信じられません。
とてもよい座席でした。
元来なら帰りもA330の便だったのですが2月2日ではB737に振り替え。残念無念。
いや、帰りどころか今後札幌に福岡はスカイマークを贔屓にしよう、他交通手段よりも飛行機を考えようと思えるほどの座席でしたが……。
航空業界の事情なんてわかりやしませんが。
ゆったり座席で低運賃という野心が持たなかったのは残念と記しておきたいです。スカイのA330は国内線だけじゃなくて長距離国際線でも乗りたい! と思わせるものでしたから(さすがに低運賃では無理でしょうが、プレミアムYを手ごろな価格で提供できたでしょう)。あとA380! あれも航空業界の鉄則、「Yの客はつめこんどきゃいい」への反論として楽しみにしてましたのに。
スカイマークの凋落は、残念無念に思えたのでした。
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新千歳→札幌間。ホームに下りて止まってた電車は悪夢733系。クロスシートに座りたければ指定料金払えの極悪電車。乗りたくないなぁと反対側を見ると次の電車は789系のスーパーカムイになる便。これ幸いとそちらに乗車。
さすがに特急形電車は快適でした。ちょっと混んではいましたけど。
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北海道は通算5回目ですが、飛行機は個人旅行では初めて。飛行機だと距離感がありません。良くも悪くも。少し寒くて雪が残ってる町というのが札幌の印象なのでした(笑)。過去に八甲田+海峡+おおぞら、或いは普通乗り継ぎ+はまなすで着いた時にははるかなる異邦だったのですが。
一番割安なのが飛行機という覆せない事実がありますが(往復ホテルつきとかだとJAL/ANAも高くない。さらに世の中には成田発LCCもあって)、やはり時間をかけて辿り着いたありがたみが薄れるのも寂しく思えるのでした。