そこをメリットとすべくクリアのがAzur氏のモダンな味付けの4連ビル。



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=547222
次に現れたのが、Mugen氏の#31026メインモデルの雰囲気を残して、クラシックな味わいの2棟作品。



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=548446
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今度は再び、Azur氏の作品です(brickshelf)。

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=549823
お題は鮮やかな「モザイクの家」。
モダンでもあり、クラシックな雰囲気も漂わせる。大胆なデザインの店舗ビル。一階はカフェで二階は宝飾店。三階は個人宅という構成。
レゴの建築としては、「開閉式」です。
このサイドから見ると、一階ピロティの黒アーチが目を惹きます。黒枠の階段が二階へ誘う。
そしてカフェの窓は互い違いのサッシの入ったデコラティブなもの。前衛建築の王道的?要素が取り入れられていましょう。大胆なのですが、十分にリアルであるとも。
二階部分の階段や壁は白で、目を休ませる。
三階部分は、大胆なモザイク壁面へ。

しかし、このサイドからの印象はまるで異なります。良い意味でコンサバティヴな普通の建物。
白い壁と赤い屋根。一階のクリーム色の壁面。落ち着きます。

とらえどころのない建物……なのですが、開いたところを見ると種明かしになってます。
アヴァンギャルドな側と、コンサバティヴな部分を左右できっちり分けている由。このメリハリと二面性こそがこの作品の要点であり、魅力で有りましょう
どちらかだけでは大胆すぎてつかれるか、保守的すぎて退屈かのどちらかに陥ってしまう。
それを対にすることで変化をもたせてると。
無論、真の要因は組換作品ゆえのパーツの制約。その制約をモザイクという形に逃げ切った(いや、立ち向かったのか?)のは、Azur氏らしい表現でもあります。
なお、開閉の左右で厚みに差をつけて開いた時の立体感を強調する手法はこの建物でもまた有効。




インテリア。
各フロアは広くはないものの、什器などでそれっぽく表現。カフェのカウンターと丸椅子(調理スペース省略可とおもいきや、この写真に見えないところに隠れています!)。
宝飾店の床は黒タイル仕上げ。3階居室部分にはゆったりしたソファ。
そして、外階段やテラス、ピロティといった半開放部分の贅沢さ。
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様々な角度から楽しめる。深みと複雑さを持つ「モザイクの家」なのでした。
さて……続けてもう1作があります。Mugen様作品。明日の記事にしますのでお楽しみに。