先方の記事こちら。
ゴムタイヤトラム(WIKIPEDIA)はフランスの「トランスロール」に代表される、道路埋め込みの1本レールに誘導される路面形新交通システム。AGTやSSトラム(札幌市営地下鉄)の誘導レールを地面に埋め込んでしまって、路上を走れるようにしたもの……といって良いんでしょうか?
日本でも2005-2009年にトランスロールの長期テストが行われています。余談ですが日本にやってきたフランス製・フランス技術の鉄道車両というのは極めて稀。ドコービルのような産業用蒸機、セルポレー式の蒸気動車でこの辺は明治か大正初期の話。時代が開いて1950年代にサフェージュ式モノレール(東山公園の試作車はフランスのコピー)。他に何かあったかしら?
但し、本国以外では中国やイタリアで普及しつつあるもよう。



こうしてみると、通常の路面電車と何らかわらなく見えるのですが。


誘導車輪は軸穴トレイン車輪を向かい合わせにして両フランジ車輪に。シンプルながら安定している模様。
車体デザインは良い意味で普通の電車に見えるのですが、そこに予想外の機構が仕組まれてるというインパクトは十分。前面はカーブドのキャノピー使うことでスマートすっきり。
レゴ的には走行路にコストかかるのが問題ではありますが、新交通システムの現物検証としての意義は大きい(=楽しそう!)と云えます。

日本(と、あと東アジア諸国)では見られませんが、世界的に見れば一大ブランド。
標準車ゆえ、いろいろ前面形状もありますが、ryokuchakuma氏のモデルは「日本形を想定」されているようですね。日本人好みのする顔にカスタムされた感じがよく出ています。しかして、シテディスならではの細面・面長で、側面への流れがスマート。確かに他にはない形状です。

灰色ベースにライムを挿したカラーリングは先のゴムタイヤトラムと共通し、世界観を作っていましょう。
側面は完全に足回りが覆われてるのがやはり綺麗。中間車体が「潔い」のもポイント。ミニフィグ乗せると映えそうですね。
「街」との相性に一番秀でてるのはやっぱり路面電車。
このジャンルの新作は嬉しいものなのでした。