
ダミーの機関車と、動力入貨車の編成。無論、リモコン対応です。
さて。
ナローの汎用動力車として、「ミニマムなサイズの動力入貨車(客車)を用意する」というのは王道的解決法でしょう。但し、この場合PF機器(電池BOX、Mサイズモータ、受光ユニット)の配置が問題になります。
理想はワンピース形ですが、こうすると全長は最小で16ポッチに達する。ナローゲージ用としては些か大きすぎる?
2両に分割するのが無難? この場合、牽引力を考えると動力車と重量の大きな電池搭載車を同じ車にするのが望ましい。しかし、そうなると貨車のサイズが揃いません。また、電池とモータ搭載すると全長は最小で12ポッチ……。ナローゲージの世界観やスケールにも依りますが、長いといえばまだ長い。

あっと驚く解決。
左の車両は電池BOXのみ搭載。右の車両は横置きのMモータと受光ユニット搭載。
車両間を結んでいるのはフレキシジョイント(上側のみ機能。下のは連結器代わり)。
この大胆な配置でももって、動力車サイズをミニマムに。軽便貨車として納得できるサイズに。
また、動力車輪にゴムタイヤ使っているのも注目点。牽引力を確実なものにしています。

裏側。フレキシ通ってきた動力は一度垂直にベベル変換、再度ベベル通して垂直に。またベベル介して車輪に伝達。
よくできたシステムですが、少しだけ気がかりなのは両者とも小径車輪のホイルベースが長めなこと。
ちょっとリアルではないですし、走行抵抗面でもデメリット多いです。
左の車両は、左の軸だけでも2ポッチ動かせば。
右の車両は、両方共2ポッチずつ内側にずらすと走行性能面でのメリット出てくるのではないでしょうか?

内部。「4幅+α」におさめているのが凄いこと。
ケーブル処理も意外と大変なのですが、そこも抜かりありません。

見逃せないのが改造トレインリモコン。
右の「青」が走行用ですが、ウォーム使って操作を大減速。
極めて微細・繊細な操作を可能にするというもの。「スピードが出過ぎる」のがPowerFunctionの欠点ですからこのリモコンは通常PowerFunction車両にも有効に使えそうです。
メカニカルなルックスもグッド!
自分用も作ってみよう……。皆様もおひとつ如何でしょう?