2008年、BFT用に造った大アーチは当時なりに好評でした
(brickshelf)。
曲線を出すのに
4.5Vレールを転用。
そこにあれこれ無理してパネルと窓を物量作戦的に固定したもの。
2008-2010年と那須ハイランドパークに展示。
2010-2012年ころは自宅運転会の華として。
2012年には、JAMでの「核」となってくれもしました。
しかし制作当時から、この種の
アーチ屋根にしては曲率が少なくて優雅さに欠ける……という悩みはあったのです。
強度の不足も問題でした。原則は携行輸送専用であり、宅配便や引越荷物で運ぶのは事実上不可能なほど。
此処を突破してくれそうな部品は2009年に登場。
ナローカーブレール。
これを使えば曲率の大きなアーチも作れる。その上、強度も確保できる!
当初は新濃灰で、また大量に消費できるほど安くもなかったのですが、
黒がリリースされてからはかなり安い部品になり、「建材」としても大量消費できる感じに。
そのうえルックス上、
黒一色で揃えられるのも有利でもあります!
使わない手はありませんが、なんとなく先延ばしになっていました。
ですが、今年はJAMとは
別に大阪・梅田での催しがあります。
この機会に「マイ中央駅」も思い切って大改築する次第と。
まず、
2セクションを試作。資材の関係で6セクション分(62ポッチ長)が完成形。
アーチは曲線4本使って180度分にすることも考えましたが消費する窓パーツ量が多すぎるのと、勿体ないほどに曲率出てしまうので、
曲線3本の135度分に変更。
イメージ通りの曲率を得られました。
骨組は内側に。まぁこれくらい
ゴツイ方がリアルといえばリアルでしょう。
ゴツイ分、
強度は完璧! 破損しても直しやすい(はず)。
柱部分はカラフルだった前作の反動で、
黒一色に統一。
これもリアルティの追求でもあり。コスト削減でもあり。
あと、去年JAMに出していただいたPeachTree氏の中央駅が
「白い窓枠」であったことへの対抗でもあります。
使用パーツ種類も極力統一。「片アーチ」は偉大な部品なり。
アングル柱はルックスの最も優れた(でも、一番安い)現行タイプを使ってみました。ですが、ちょっと華奢な印象は否めず。板部分のある旧タイプに差し替えるかも。
並んでる電車で
「どの時代の、どの駅」をイメージしたか分かる方もいらっしゃることでしょう(笑)。
……無論、意識しています(笑)。
場所が場所ですから懐かしさトリガー。まぁ自分が生まれる前の話ですが(苦笑)。
ちなみにテスト用に並べた電車は時代的に間違いはないです(細かいこと言えば2800系に冷房は乗ってませんが。あの時代は)
当然日本形前提とするので、BFTの時とは違い
高プラットホームにしてしまうつもり。
でも、欧州形も当然ウエルカム! 蒸機など8幅超える突出部のあるものは不可ですけども。
標準複線間隔のまま
3線取ってるのは改修前と同じく。
8幅しか無い島式ホームは貧相なので避けたいといえば避けたいのですが、アーチの中にあると意外と気にならないかなと考えています。大きなアーチなのに2線しか無いほうが勿体ないとおもいますし。
(ここは多少悩みましたが、時間も少ないので空間を埋めるのに小物系よりも
「電車と線路」で埋めるほうが楽という判断もあります)
内部見上げて。骨格の目立つ如何にも
「鋼鉄で出来てる感」「インダストリアル感」のある光景。
こういう駅に、同じ色の電車が並んでる情景。遂に夢が叶う!
いや、まだまだ
これからが大作業ですが。それも
突貫工事修羅場続き。でも頑張れそうな気がしてきました。
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肝心の行き止まり式の駅本屋ですが、同じくBFT2008用に制作した「路面電車駅」
(ガウディもどき)を改修して合わせます(まずは修理完了。改修急ぎ……)。あの駅はさり気なくアーチ型のコンコース持っていますので、きっと似合うはず……。こちらは4年ぶりの展示になります。
「鉄道模型フェスティバル2014」は、阪急百貨店うめだ本店にて8月6日-19日
(レゴトレインは12日迄)。
入場料600円。10-19時。交通至便!
皆様のお越しを、お待ちしております。