ガチな写真愛好者にとってはタブーだらけなのでしょうが、ブログ等に上げる写真をサクッとわかりやすく最低限の手間で。写真は手段であって、「目的」じゃないんですから。
・トリミング 必要な場所だけ使いましょう。
・サイズ縮小 幅700−1000ピクセル位?
・自動レベル修正 理屈は分かりませんが、色を綺麗にします。
・明るさとコントラスト 黒や白中心の題材だとたまに弄りたくなります
・シャープネス補正 1段は必須。それ以上は好みで。
最後のシャープネスですが、おそらく「高いレンズ(マクロ撮影用)」持ってる方は要らないかも知れません。しかし、デジイチのキットレンズ(ボディのおまけについてる安いズームレンズ)でのブツ撮りはピント甘々悲しくなるほど。携帯電話やコンデジは言わずもがな。
シャープネス上げることで若干のピンぼけや手振れも救えることがあります。まぁ、レゴ作品撮るときは「最低2カット」撮るのも基本のような気もしますが。どっちかは手ブレしてないものです。
(ギリギリまで絞りたい、ギリギリまで感度下げたいっていうのが人情です。そうなると犠牲になるのはシャッタースピード。なお、ブツ撮りは「絞り優先撮影」が基本)
こんな加工に使うのはPhotoshop? そのフリー版(って云ったら語弊あるけど)なGIMP?
そんな高価な、あるいは重いものは不要(……と思います)。
「MassiGra」なるビューアソフト(Windows)で上記の全ては可能。飽くまでビューアであり、間違ってもグラフィックソフトではないので、とにかく軽くてサクサク。
殆どの操作をキーボードショートカット化できるので(重要)、なれて来ると更に操作の高速化も可能。
無論、お気に入りの画像系ソフトあるならそれがベストでしょう。
「MassiGra」はたまたまビューアとして気に入ってたのですが、それに大昔のレタッチソフト並の機能があるので使ってみたら便利で「軽かった」という感じですので。
◆◇◆◇◆◇◆ ◆◇◆◇◆◇◆
加工例です。
元の画像。2912KBもあって、メールで送るには不適。ブログへのアップも迷惑千万。brickshelfとかFlickrに上げるのも「ちょっと控えて欲しい」ってサイズ。
全体に余計なものが写っててちょっと煩雑。
ピントも全体に甘々です。絞り込んで(F11位。手持ちじゃそのへんが限界)撮ってはいるんですが。
まず、「自動レベル補正」を掛けます。
この画像だとあまり劇的な効果は無かったのですが、色が少し締まって、かつ濁りが取れた気がします。
自然光のある場所では余り効果はない(特に外撮り)ですが、屋内の白熱灯下で撮った場合はかなり色味が変わります(場合によっては不適なことも)。ですので、好みに合わせて。
※:え、カメラのホワイトバランス調整しろ? 銀塩にはなかったことは分かりませんよ……。
トリミング。余計なものを取り去る。
背後の踏切はごちゃごちゃ要素。左の郵便自動車も不要。右上のカーテンの光漏れも出来れば消したいものです。高度な加工でこの辺を消すという方向性もありますが、高価なソフトとか「手間」とか考えると考えたくないですよね?
トリミング終了。飽くまで「阪急電車の三並び」が主体の写真ですのでここまで思い切る! 横長なのはブログへのアップを配慮してのこと。上下方向な余計な情報は不要ですから。
リサイズ。トリミングしても幅2710ピクセルもあります。まだまだ「重い」。
ブログ用なら幅900もあれば十分です。実際の掲載サイズは幅500ピクセル程度なのですから。
(だからといって、500ピクセルにしちゃうとちょっと粗くなります)
リサイズ後に、ピントの甘さを「シャープ」補正。
これが或る程度自由にできてしまうのが、デジタルのありがたさ。
なお、まじめに撮れば(三脚設置・感度下げる・カメラやレンズにそれなりの投資・まじめに写真の修行)、こんな加工は不要なはず。
しかし、「手間かけたくない」「カメラやレンズは最低限で済ませたい(趣味は「レゴ」であって、カメラは手段に過ぎない……そんな金あったらレゴ買う!)」「PCも最低限……」って向きには已むを得ないこと。
無論、プロ目指す(写真の方の)とか、写真のほうがメイン趣味とか、印刷媒体に出すというならこんな野蛮な方法は推奨しません。
※:とはいえ、愛用のコニカミノルタ銘の安ズームは購入時からピン甘目な気が。調整出したほうがいいのかなぁ……。ボディはαkissからSONY α57に乗り換えてるのですが。
シャープネスを2段かけた完成品。ギリギリ見られる絵になりました。
ややギラギラ感はありますが、代償として已む無し……か。面倒なのとレゴ以外に出資したくない妥協の産物(笑)。
なお、「MassiGra」は画面キャプチャ作るのにも便利です。
「prt sc」キー押してクリップボードにキャプチャして(これはwindowsの共通操作)、MassiGraで新規画像を開いて貼り付けるだけ。軽いので作業効率が良いのです。