先方の記事こちら:LDDで作ったスーパー宗谷改良ver
前回記事こちら
http://legotrain.seesaa.net/article/391993429.html
実物についてはこちら(wikipedia)。稚内目指す「最果て特急」用。サラリと重装備。急行形的な編成(2両単位)も惹かれるものが。
参考:前回記事地点での画像です。
前verでは未だ角張っていた前頭部がカーブスロープでふっくらした感じに。
実物写真と対照しても、より正確な印象になっていましょう。
「スーパー宗谷は縦長でスマートというより、横に広く重量感のある感じ」
との製作者コメントがありますが、そのコンセプトに忠実ですね。
注目すべきは積分的表現で1x1タイルを巧く張り出していること。
これがないと上下方向にスマートなラインができてしまい、北海道の特急車に見えなくなってしまいそう。試行錯誤のすえだと思いますが、絶妙なバランス取りだと思います。
ヘッドライト・テールライト(下部)は各1幅で小さくしたほうが、実物の無愛想なくらいに小さい目の印象に近づくと思うのですが、此処は好みの上でのアレンジでしょうか?
中間車は全長を2ポッチ縮小でバランスをとったそうです(42→40)。流線型先頭車とのバランス考えると、このほうがバランスは優れていますね。中間車を1−2ポッチ短くというのは広範に使える手法だと思います。いや、窓割ドア割の関係で仕方なくって場合もありますけども。
ドア幅広げたのも(2→3)、このドア周りの縦塗りのある車両では正解に思えます。全長とドア周りのバランスがよくなっています。
反対側先頭車で幌なしの顔。貫通扉を横組みにしたのも雰囲気を良くしています。
タイルの縁が恰も幌枠に見えるのもプラスに。
さて。ついに現物試験にも漕ぎ着けたようです。何たる存在感。そしてカラフルな配色の楽しさ。
前頭部のふっくら重量感はよく顕れています。貫通扉の存在感も良い感じ。
何よりも、逆組にしたスカート周りの美しさ! 開口部の多さも実物と印象が重なります。
台車についたスノープロウとの位置関係など、「お見事」としか申しようがありません。
(スノープロウは仰るとおり、CAD版の1x4タイルの方が良さげですね。なんであれ、大仰に造ったほうがこの車輌の活躍する舞台を想像させることができましょう)
余談ですが、奥に古そうなアメロコが居ると、苗穂工場か何処かで保存機でも居るように見えてしまいますね。#79111はほんとに弄り方次第で、リアルな車輌と同じ世界にも居られるモデルなんだなぁと再認識。
車体傾斜の試験。多少派手に傾くほうがインパクト狙えるというのは同意見です。
スカートとスノウプロウの位置関係というか、カーブでの躱し方も巧い。カーブも魅せ場になるモデル!
夏に向けて、楽しみがまたひとつ増えた感があります。
完成、期待しております。