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2014年05月08日

【レゴ以外のブロック玩具】ダイヤブロックカタログ 1977?(3:個別/その他)

 引き続き、個別の掲載商品を見ていきます。

 1 ミニ消防車

 5 ミニ救急車

 22 ミニオープンカー

 33 ミニパトカー/34 ミニパネルバン

 この他、「ミニトラック」「ミニクレーン」あり。

 6幅サイズの自動車モデル。シャーシは一体成型で、2軸タイプと3軸タイプがあった模様。
 タイヤはメタルホイール。バンパーは専用部品で精細感有り。ここは当時のレゴに差をつけていた部分です。
 ドアは運転席も荷台も開閉。運転席用のドアはガラス付きとガラス無し両方がありました。
 サイズこそ違いますが、もう少し後のマスコット系の4幅車。また後世の「みんなのまち」に通じる、リアル造形への前哨を感じさせられるシリーズ。
 ただ、1978年頃にはマスコット系と入れ替わる形で市場から姿を消していたと記憶しています。

 18 消防車

 21 パトカー

 「パトカーと消防車」セットであったもの。凄く大味というか前時代的な造形なのですが、開発時期が全くことなる製品がリストに残ってしまっただけか。或いは対象年齢を低めにとった品か。
 流石に、このカタログの中では浮いている存在です。

 どうぶつえんセット、であった動物たち。但し、キリンは製品に含まれてないそうです。
 さるはちょっと無理あり。ぞうの黄色は不思議な感じ(当時のレゴでは「青」でした)ですが、積分造形そのものは秀逸。ライオンも雰囲気良い。でも、パンダの出来が飛びぬけてますね。ポーズが可愛い……今でも通用する造形かもしれません。正しくブロック玩具。

 28 ドーザシャベル/29 ブルドーザ/38 ミニトラック
 
 37 ミニクレーン/38 クレーン
 
 リアル建機シリーズ。特殊パーツ・専用パーツ使いまくりでリアルさを追求する方向でした。
 スケールは微妙ですが、フィギュアとか小物の雰囲気は合っていますね。当時のレゴは「ホームメーカーフィグ」か「手足なしの初期ミニフィグ」の時代ゆえ、こうしてポーズつけてるところは魅力的に思えてきます。実際には品質がイマイチで、すぐばらばらになって復元も困難という困ったものでしたが。
(あと、ネコ車が小物でありますが、これはレゴだと2010年ころのパーツ化ですね(笑))

 個人的には、当時のレゴの手足顔なしの初期ミニフィグが一番お気に入りでした。
 リアルじゃないなら、象徴化されてて使いやすいのが一番と考えてたんでしょう。

 なお、リアル建機は1979年ころまでシリーズ展開され、「フォークリフト」もありました(もってましたが、一体部品だらけで遊びにくかった記憶あり)。

 12 きかんしゃ

 15 走れ 機関車
 ダイヤは同じ時代の自動車に比べ、鉄道車両はやや玩具的造形・配色になる傾向があります。
(例えば1990年代の「みんなのまち」全盛期でも、何代目かの「走れ 機関車」は随分見劣りしたもの)
 無論、リニアカーやスーパー新幹線、トーマスのような一体成型になると話は別でリアルな造形になるのですが、それはそれで「なにか違う」感は否めません。

 さて。
 動力なしの「きかんしゃ」は客車は3両付き。4両連結が楽しい! 客車も自動車モデル同様のドア入。しかし、カラフルすぎる配色で損してる感があります。

 「走れ 機関車」は有名な初代。車輪はポッチの間を走るというもの。動力系は機関車に完全にワンピースで収まってるようです。造形はまだ1/2ブロックが導入される前のもののようで、やはり前時代的な感じが否めません。色も派手め。
 この辺は、当時最新の「タウンシリーズ 機関車」もそれほど改善されていません。
 同時代の建物や自動車モデルなみの精細さがあれば、かなり魅力的であったはずなのですが。

 余談ですが。
 2000年代入ってからのダイヤ・ナノの鉄道系ディスプレイモデルはそれなりにリアルな配色・造形だったのは記憶に新しい。そして、今のナノゲージは通常のナノブロックよりも精細さ(タイルパーツ)を持っています。時代は良い方に変わったのでしょう。
 
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 以上、1977年と思われるカタログを見て参りました。
 資料の少ないダイヤブロック史ですが、1970年代半ばという時代を切り出すことはできたと思います。

 しかし。まだ「暗闇」は残ります。
 1978年からのマスコットシリーズ。4幅のマスコットカーと、小さなマスコットハウスがあったのです。
 前者はシャーシ部品などは「みんなのまち」とも共通しますので、その前史とも言えるもので存在意義は大きい。しかし、情報は極めて乏しく。定番のパトカーや消防車の他、国鉄コンテナ積んだトラック。スケール違いですが貨物船などもありましたが。
 後者も手のひらにの乗るようなミニハウス作るもので意欲的なもの。窓は1x2のクリアブロックに白とクリアのシールを貼るもので、窓枠の表現が意外と精細でした。

 1980年以降の「ダイヤコスモ」「ダイヤマリン」も傑作が多々ありますし、当時相当にヒットした玩具なのですが、これも今のところ全容を捉えた資料が出て来ません。特に後者……。

 また、1970年代前半も未だ完全とは云えません。ヤフオクなどのチェックや、過去の思い出話などをたどるとまだまだ未知のセットは出てきそう。
 逆に云えば、まだまだダイヤブロックには考古学的な楽しみが残されているとも云えます。
 
<完>

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