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2014年05月05日

【作品紹介】薬師山様の試作品から(東野鉄道DC20と8620)

 先の「キハ32(新幹線顔)/英国調蒸機(8700?)」に続き、試作品画像を頂いておりますので引き続き紹介いたします。


 東野鉄道DC20形ディーゼル機関車。wikipedia
 1952年という黎明期のディーゼル機関車であり、冬季における機関の整備などを考えて箱型車体にしたというゲテモノとして有名?です。この種の機関車は通常L形か凸形ですから。
 以後、同種の機関車は登場していません(近いのはありますけど)。自重20トンなのでかなり小さな、貨車並みのサイズの機関車。
 津軽鉄道(盛業中)向けに製造されたものの、同社がより大型機を導入したため東野鉄道(1968年廃止)に譲渡。廃止後1両が西武鉄道に引き取られ、機械扱の入換機として使われたという話もありますが、通常のL形に改造されています。

 写真はこちら参照(画像検索)。

 モデルは……凄い再現度です。
 試作といっておられますが、殆ど完成品ですね。全長は20ポッチ。その車内に受光ユニット・電池box・Mモータ(縦置)を収める。「中身」の寸法合計は16ポッチですのでほぼギリギリです。
 なお、ロッドはTaizoon氏流儀で「半分に削られた」とのこと。

 上回りはもう完璧。安直な言葉ですが「ひと目であの機関車と分かる!」です。
 前面窓廻りはあまり似ておられない、という製作者コメントもあずかって居りますけど、自分はこれで「完全」だと思う由です。やや窓が小さいのかもしれませんが、窓を1プレート下方に持ってきたら如何でしょうか? かなり印象が変わってくると思います(理想は2x2新型窓に新灰リリースですが。早く出せ!)。
 あと、前面下部へのディーテール追加も印象を変えるかと。
 尾灯かけとか、解放テコとか。レゴトレインはディテールで印象を「ごまかせる」ことが少なくないです。


 屋上は巨大エアタンクがいい味を出しています。これも屋根をタイルにして、0.5ポッチ浮いているのを「密着」にしたら印象が更に良くなりそうですね。

 ともあれ、こんなヘンテコな機関車が自走して、貨車牽いてころころ走りゃ人気者間違いありません。



 先ず、先の記事の修正です。あれは「英国風蒸機」として造られたものであり、8620は別の作品とのことでした。勘違いしていて申し訳ございません。
 日本国鉄8620はこちらですね。ちなみに8620は日本製ながら限りなく英国風のスタイルでした(お陰で濃緑でクリーム/茶のツートン客車牽いてても様になってたものです。今の肥薩線姿もいいですが)。

 これも、もう一両の#79111がベースだそうですが、見事に大化けしています。
 何とも申せませんが、8620にしか見えないです。
 8620は両数も多ければ活躍期間も長い。何処の仕様かな……と思ったら、ドーム間に「鐘」。神戸の臨港線での姿でしょうか? クラシックな港町のビル群を縫って走る貨物列車の写真を思い出したりします。

 日本形蒸機として説得力があるのは、煙突・ドーム・汽笛・キャブ屋根……の高さが綺麗に揃っていることでしょうね。これらは車両限界ギリギリの高さに並ぶもの。どれかが飛び出してると悪い意味で玩具になりますから。ただ、個人的好みとしてキャブはもう1プレート低いと全体がスマートに見えますかも。
 キャブというと、この種の蒸機のキャブ窓は「飛行機窓」のイメージあるのですが、パネルなのは意図的なものでしょうか? また、キャブの下半分は上下逆組にして、ボイラに使ってる%6091(カーブのついたブロック)を逆向けに使ったら更に8620っぽくなりそうです。

 全長は先の英国風テンホイラーよりは1ポッチ縮小されているとのこと。そのため、全電気系を内蔵したテンダの長は気になるかもしれません。場合によっては受光ユニットのみキャブ搭載でテンダ長を詰められたほうがエンジン・テンダのバランスは優れるかもしれません。
 
 シリンダはスライドバーを追加できそうな作りですが、やはりメインロッド+サイドロッド可動でしょうか? 空間的に厳しいかもしれませんが、実現が楽しみです。

 8620は「作りやすく・扱いやすい・使いやすい」機関車。
 難易度を無駄に上げる要素は少なくで素直に形になり、それゆえ取り扱いはトラブル少なく(あぁ、実物と同じく!)。また、かつ活動箇所は「全国(+外地)」でその期間は「大正から平成(現在)」まで。
 客車も貨車も牽ける。
 ローカル線でも、都会の小入換でも様になる。デフレクタつけりゃまた印象も変わる……。
 もっともっと、造られても良い題材かもしれません。

◆◇◆◇◆◇◆
 
 英国風になれば日本風にも化けられる。#79111は再度見直されても良いのかもしれません。最安値ではありませんけど、8900円(41%off)ならまだまだ「あり」。
 ……次にいつ、レゴ社が蒸機モデルをだしてくれるかわからないのも悲しいかな現実ですし。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ以外のブロック玩具】ダイヤブロックカタログ 1977?(1:概要)

 こどもの日記念?、ということで遂にお蔵出しです。
 別に隠してたわけではなく、この「ロゼッタストーン」は広げた時のサイズが大きすぎて(B3)コンビニのスキャナに載らないので先送りにしてただけですが。

 入手は2012年6月。「タウンシリーズ1 機関車」のデッドストックを入手した時に封入されていたもの。

 ダイヤブロックの過去製品はモボ様とMugen様の情報提供やカタログ類のアップもあり、1970年代前半及び1980年代半ば以降はかなり明らかになってきています。
 このカタログ「日に一度はママと遊びましょう」は、空白の1970年代後半を埋めるもの。

 なお、1977年と推定したのは以下の根拠です。
 ・掲載の3LDKセットが既に2代目(1978-79年ころの品)
 ・封入されていた「タウンシリーズ 機関車」が1978-79年ころ店頭で見た品であったこと
 ・1978年以降展開した、マスコットシリーズ(小さな車や小さな家など)の掲載がない

 1975-77年と幅がある可能性はあります。



 表紙及び裏表紙。「東京都推奨玩具」はいつまで謳われていたのでしょうか?
 昔のカタログ類へのツッコミのお約束ですが、モデルさんのファッションがいい味出していますね。セーターとっくり。

 「評論家 秋山ちえ子」氏の推奨文は1968年の広告でも使われていました。10年使い回し?
 本社は移転していませんが、「長野工場」はその後どうなってしまったのでしょう。
 「ソウル工場」。当時のダイヤにMade in KOREA が存在したのかしら……。


2-3ページ。見開き<クリック拡大>
 なお、このカタログはB3の大きな紙を8つ折りにしたものです。
 
 掲載のものは、当時の「製品」とカタログ用の非売品?が混ざっているので要注意です。
 但し、製品も非売品もすべてパーツリストが掲載されています。

 「販売中の製品」とされているもののリスト上げます。
1 ミニ消防車 /2 ミニシャトウ /3 ミニバルコニー /5 ミニ救急車 /6 ミニマンション /7 パンダ /8 ライオン /10 さる /11 ぞう /12 きかんしゃ /13 タワー /14 アメリカ /15 走れ機関車 /16 カナダ /18 消防車 /20 デンマーク /21 パトカー /22 ミニオープンカー /23 ミニマイホーム /25 ミニロッジ /27 五重の塔 /28 ドーザシャベル /29 ブルドーザ /30 ミニトラック /31 3LDK /32 ディズニーガーデン /33 ミニパトカー /34 ミニパネルバン /36 わたしのおうち /37 ミニクレーン /38 クレーン
(番号は型番ではなく、このカタログ内でのパーツリストのもの)
 他のモデルは非売品と思われます。

 ラインナップは建物系がものすごく充実しているのに驚かされます。
 定番「3LDK」以外にも、世界のハウスシリーズとでも言える「アメリカ」「カナダ」「デンマーク」が存在。併せてミニハウス……小さめの家が5種類も。

 自動車モデルは「ミニ」を名乗っていても6幅です。もう少しあとの時代のマスコット系や、はるか後の「みんなのまち」では4幅になりましたね。この流れはレゴに共通していますが。

 「走れ 機関車」は初代品の掲載ですが、このカタログが封入されていた「タウンシリーズ 機関車」は掲載されていません。商品開発とカタログ編集のタイムラグでしょう。



<クリック拡大>
 「ほほえみと創造のある世界」 B3の1枚紙の裏面をすべて使っています。
 各商品に関しては「個別」編で取り上げます。

 大規模なディスプレイは、当時の子供の憧れであったことでしょう。
 今のブロック玩具ファンの大人にとっては、この程度は「容易いなぁ」と思えてしまうところが時代の流れ……。
 スケールの違う製品・作品を並べていますが、意外と違和感がないのはこの時代の大らかさでしょうか。

 フィグはドイツ製と云われるものに統一されています。

 多々見られるリアルな樹木は「ポプラ」という部品で、このカタログ掲載品では「ディズニーガーデン」に入っていた模様。


<クリック拡大>

 製品及び、パーツリスト<クリック拡大>
 カタログにパーツリスト掲載は今観ると新鮮ですが、今我々がレゴ買う時ってpeeronやbricklink見てからきめること少なくないですよね(苦笑)。

 なお、当時の河田はパーツ単位の販売もしてくれていたようです。
(レゴジャパンも1990年代までは、個別対応してくれたという話もあります。今はパーツ屋さんが内外に多々あるので必然は無いですが)
 
 カラーチャート拡大。
 赤・白・黒・青・緑・黄・橙・桃 の8色基本。
 透明赤・透明黄・透明青・透明。

 灰色系は当時はまだありません。
 オレンジや緑はレゴよりずいぶん早いレギュラー化でした。余談ですが「ベージュ」は1980年には採用されており、レゴのタンよりは凄く早かったのです。
 
 部品の種類 拡大 基本ブロックと丸ブロック。

 丸ブロックと三角及び、スロープブロック。当時既にJ21/J22/K1は絶版になっていた可能性があります。

 1/2ハイトのブロック(プレート)。あと基礎板。70年代前半位は存在しなかった1/2ハイト系ですが、これによってダイヤブロックの造形は大幅にリアル・精細になっていきます。

 特殊パーツ。溝付はタイヤの車軸(金属製)を通すためのもの。S-4のドアはかなり大きく使いにくいパーツであった記憶有り。豊富なファミリーを誇ったサッシのS-7・S-8・S-6は当時既に絶版状態だった模様。S-44のドアは3LDKに使われていました。


 なお、「その他A-2、A-3、A-4、A-5、A-6、車輪、イス、ドアー、バンパー等の部品もございます」とあります。また、セット固有の特殊部品類(カーシャーシ・キャタピラなど)も多々ありました。

<続>

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