うーん。見事なまでに「あの、キハ32」の作品です。
新幹線作ってて挫折したからと伺いましたが、あの……本当ですか?
実車ではメッシュで再現してる0系顔があまりにそれっぽすぎる。0系の顔じゃなくて「あの」顔なんですよね。出来の悪いブリキ玩具風な「実車」の微妙な部分が再現されてる! (無論、再現度という意味で評価しております)
前面上部はアンテナ使う手が有りましたか。その下にキハ32元来の顔が見えるところがなんとも。
側面も……キハ32ですね。個人的な好みから云えば青い窓まわりがもう1プレート上方に拡がり、窓はクリアブロック間に1プレート黒が入った方がそれっぽいかなと思わなくも無いですが、現状でも十分「らしさ」は感じられます。下までガラスの入った側ドアも簡易気動車っぽい雰囲気満点。
こちらのサイドはまじめに? キハ32です。意外と愛嬌のあるスタイルなんですよね。1x2のカーブスロープゆえの屋根肩は、実車の可愛らしさを顕してしましょう。
この作品。完成したらネタ車両として大人気になりそうです。
で、既に運用についている実車もそうなんですけど、このキハ32って「これはこれで、ありかな?」と思わなくもないんですよね。ネタにされてる、というのも企画者の手の内って感じはします?
ところで。こちらも何方かやりませんか?
韓国鉄道庁の7500形ディーゼル機関車(1975年ころらしい。確か1両のみに仮設)。
韓国題材はいつか真面目にやりたいと思ってるんですが。アメロコ+日本製客車とか、フランスのゲンコツ電機が日本製客車牽いてるという情景は割と好きなのです。485系風の特急電車とかも。
でも、こいつを真っ先にやる気にはちょっと……。
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もう一つ、お口直しに?
#79111の動力化+大幅なリアル化改造作だとか。
テンホイーラというと、8620に雰囲気の似ていた英国製の8700形の雰囲気もありますかも。色は濃緑ですが、8620でも現行の動態保存機は豊肥本線時代は濃緑だったことを思い出します。意外と似合っていたものでした。
<追記>
8620は別作品であり(別記事に)、この作品は純粋に英国風蒸機として造られたものとのこと。
誤記、大変に失礼いたしました。とはいえ、8620もまた英国風なので方向性は間違ってないはずです。
造形としては英国機っぽく見えるポイントを抑えまくっていましょう。ランボード上のスプラッシャーであったり、キャブ周りであったり。完全なアメロコであった#79111がここまで純英国機に化けますとは!
製作中なのか、ボイラサイドのパイプとメインロッドが外されたままのようです。しかし、この2点が加わるとかなり精細な印象のモデルになることでしょう。
メインロッド可動を可能にしているシリンダとスライドバー廻りの造形も綺麗で、またレゴとして無理の無さそうな作りなのが印象的です(「製品」で可能なクオリティに見えます)。普通のブロックの中にテクニックアームが「はみ出して」いると、そこがシリンダの質感に通じるのですね。
肝心の動力は電池・受光ユニット・モーターすべてテンダに内蔵。テンダの全長は16ポッチありますけどエンジンとのバランスは悪くありません。
褒め倒しも何ゆえ、ちょっとだけ気になるのは煙室扉の位置。
半プレート分下げてみたら、ボイラ中心高が下がり印象が更に落ち着くと思うのですが如何でしょうか?
そういえば。
世界で二番目くらいに有名な蒸気機関車? ホグワーツ急行の「ホール級」も同じくテンホイーラですよね。
ハリーポッターの映画規格復活(外伝の映画化)と聞きますが、レゴのハリポタも復活ならば次期「ホグワーツ急行」はせめてこの造形でお願いしたいもの。無論、動力化対応で。客車もマークIに似せて……。