キックスターターについて説明するところから記事書かねばならないので正直及び腰だったのですが、
先に「レゴ系」さんで記事にされているからには、細かく解説することにします。
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なお、キックスターターそのものについてはこちらを参照ください。
コタク:今さら聞けない? クラウドファンディング「Kickstarter」の投資方法まとめ
gigazine:「Kickstarter」へ出資してゲットする方法&出資しまくった経験からわかった注意点まとめ
先ず、
商品の購入ではないということに注意が必要です。飽くまで
先行出資で、その見返りとして商品が送られてくると考える必要があります。
支払いは
amazonペイメント(amazon.com)を利用します。amazon.co.jpではダメで、あとpaypalも対応していません。とはいえ海外通販・個人輸入の経験あれば大丈夫でしょう。但し要クレジットカードです(VISAデビットは対応不明。多分大丈夫だと思いますが)。
「出資額に満たない場合はどうなるか?」が気になる方居らっしゃると思いますが、この場合は引き落としがされません。
すなわち全額返金です。(達成されて、初めて引き落としがされます)
この場合は心配はありません。
寧ろ、
リスクがあるのは達成後でしょう。
この場合、最悪商品が送られてこないこともあります。詐欺的意図がないにしても
、大幅な遅延はよくあることらしいです。
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Me-modelsの
プロジェクトページはこちら。
これを話題にしている、
Eurobricksのフォーラムはこちら。
現在、
79000ドルの資金募集に対して、
18282ドルが111人から集められています。
期間はあと14日間。
最初は勢い良かったのですが、期間半ばになってちょっと落ち着いてしまってる感はあります。
但し、締め切り間際の出資は集まるかもしれません。
さて、Me-modelsが信用できるかどうか。これは難しい問題です。
過去に製品(金属製直線レール)を購入した経験から云えば、
クオリティ・サービスは問題ありません(弊ブログの
レビュウ記事)
問題は、2011−2013年と何度も大曲線レールの製品計画を延期・中止してきたこと。
自己資金での開発に限界があるがゆえの、キックスターターの利用のようなので、様々な問題の突破点にされようとするのは分かるのですが……。まとまった資金あれば金型・工作機械を自分で揃えることもできましょうし、外部業者に発注もしやすくなります。
とはいえ、Me-models自体はEurobricksなどの
コミュニティに積極的に参加されてるという姿勢。 また、過去に何も生産や販売を行ってない「素人」ではなく、
経験ゆえの「失敗者」であるということを
プラス要因として見てもよいかもしれません。
失敗のない未経験者と、失敗もある経験者。出資すべきは後者でしょうから。
もう一つだけ不安要素があるとしたら、計画してるプロダクツの種類が多すぎること?
既に試作品は完成している金属製のR56(56ポッチ半径:ちなみに通常曲線レールは40ポッチ半径)と、金属製直線レールの再生産だけならともかく、R56/R72/R88/R104のABS製レールも製造予定と。
ここは絞った方が安全に見えるのですが……。
(流石にR72以上はプラ製のみにして、金属化はユーザ対応にされたのは賢明だと思います。プラ製のレールでも
アルミテープ貼れば9Vとして実用性はありますから。少なくともフレキシをABSボンドで固めた奴よりは優れていましょう)
内側からR40(レゴ公式)、R56、R72、R88。
実現するなら、魅力的なラインナップですが……。
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あと、Me-modelsによる、今回の出資締め切り後の製品の継続生産予定は不明です。
(キックスターターの規約上は出来ないとなっていますが、Me-models直販は可能でしょう?)
但し、今回の出資では
「海外発送一律、プラス10ドル」というのが「美味しい」かもしれません。
アメリカからの場合、レールなどの重量品は結構
送料が高いのです。15ドルから数十ドルは覚悟しなければなりません。これが10ドルで済むなら大変にありがたい話なのです。
<続>