デビウ前の1993年にパース図を見た時「まさかこのまま作るわけあるまい。飽くまでコンセプトイラストでしょこんなの。もっと常識的な形状になるに違いない」とか思って舐めてたら、実車登場時にパース図通りで度肝抜かれた記憶があります。
(それが20年も前というのは、時間の流れ早いものですけども)
NYCの流線型蒸機か、はたまた鉄人28号を思わせるフロント。
側面は全て丸窓。丸窓電車といえば、大正から昭和初期の私鉄電車の一部の戸袋窓程度にしか見られなかったのに、この車はすべて丸窓!
無論、インテリアもレトロヒューチャーに合わせたもの。
残念なのはアテンダントのユニフォームまではコンセプトに合ってなかったことか。
(このへん徹底してる水戸岡系はやはり只者じゃないですよね)
さて、そんなラピート28号ですが(をい)、6月までの期間限定でなんとも大胆なリニューアルだそうです。
編集長敬白より(画像も)
映画『機動戦士ガンダムUC episode 7「虹の彼方に」』のタイアップとのことですが、鉄人……がここまで見事に「ジオン軍モビルスーツ」に化けるとは。
ラピート=鉄人って焼き付いてましたから、あの前部窓がスリットに見えるという発想は有りそうで無かったものでしょう。
あぁダミーでも良いのでモノアイおいてくれないかしら? いやなくても十分アレとかアレに見えてしまいますが。考えた奴、天才すぎ……。
詳細は先方の記事読んでください。内装写真もあり。また、各種マーキングの拘り方も伺えます。
或いは南海電鉄の公式か(pdf注意)。
さて。
どうせなら車内アナウンスも「ジオン公国国営鉄道にご乗車ありがとうございます。南海電鉄ご利用の方もお聞きください……」くらいにぶっ飛んで欲しいとは思いますが(ニュージーランド航空がLOTRとタイアップした「中つ国航空」はそんなノリでしたw)。まぁそこまでは無理か(笑)。アテンダントもジオン軍服風だとベストですが……そこも無理なんだろうなぁ(笑)。客がコスプレするしか無いですね(をい)。
とはいえ。
鉄道車両というメカが、ここまでモビルスーツ風に化けてしまうというのはいろいろな意味で衝撃的です。考えてみれば、あの種のロボットって対人間比でのサイスとか重量って割と鉄道車両的なんですよね。
あぁ、お台場に居る連邦の白い奴と戦える……?
今後もこの種のタイアップ、増えてくのかもしれませんね※。
(まぁ南海50000系ほど、「適切」な車両もそうそう無いですが)
※:余談ついでですが、1980年代後半に国鉄電機で「○○専用」のような色ガマが流行りましたよね。あれって絶対にジオン軍のパーソナルカラーリングの模倣だと疑ってるんですが。踏切戦士シャダーンを生み出した日本国有鉄道ですし(笑)。
ところで、南海電鉄さん。
他の50000系を濃緑に塗らないんですか(笑)。無論「量産型」って意味じゃなくって(爆)、かつてのコーポレートカラーの緑に回帰して欲しいって意味ですよ(をい。
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冗談はともかく。
このシャア専用ラピート。レゴで作ることは可能かもしれません。レギュラーのダークブルーは電車数両分をまとめて入手は未だ難しい印象ありますし、丸窓表現も頭が痛い。
しかし、赤だとちょっとは難度も下がる……か。アーチ1x4を大量に縦に並べて……? 窓間開きすぎでタイルが入るので気になるか? あぁやっぱりラピートは難易度ドS級のままなのでした。