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2014年05月10日

【鉄道作品[日本形]】阪急9300系の試作(続:反省篇)

 <参考:before>

 まず教訓。
 試作品というのは、最低一晩は空けないと正当な評価しちゃいけません。
 できたばかりの時は微妙にハイになってるので、「意外といいじゃないか」とか思いがちです危険です。

 そんなわけで、試作の翌朝になって記事にまでしてしまった9300系試作構体見て、おもいっきり後悔。

 側窓、デカすぎ。
 前面は平べったすぎ。実車は「縦長」というか「ウマズラ」なデザインです。
 屋根部分(白塗り部分の)のボリューム感、無さすぎ
 トータルとして「丸み・流動感」が足りない。
 あと、言葉にしづらい違和感……。




 嘆いてても仕方ないので、試行錯誤のすえ此処まで改修してみました。
 先ず、車体高を「1プレート」上げる。前面も側面も。これで屋根部分のボリューム感を改善。
 そして、前面の平べったい感じも収める。省略してた窓下の手すりも再現。
 更に折妻の後退角を変更。2800と同じく半ポッチ分の後退だったのを、0.75ポッチ分に。つまり角度を強めに。実車の丸みというか流動感が少しは強まったかと。
(外見は僅かな差に過ぎないのに、内部構造が全く変わってくるので、かなりの大仕事)

 仕上げに屋根肩部分。正面方向幕真上の1x1タイルをポチスロにして、貫通扉に繋がるラインをボリューミーに。「言葉にしづらい違和感」はこれで解決……?

 飽くまでテスト構体ですが、白い装飾ついた屋根は全長に伸ばし、またダミーの床下機器もつけた由。ここまでやらないとイメージが掴みにくい題材なのです。

 で、肝心の側窓は悩みました(この写真では前後で仕様変えています)
 流石に側ドアは窓小さくする方向で統一ですが。

 「2x2パネル+クリアプレート+高さ稼ぎの窓枠上辺灰色」版(mazta-k様のご意見)。
 窓小さめにしたほうが全体の精密感が上がり、また全長を少しでも長く見せられるメリットもあり。

 ただ、窓まわりが煩雑な感じがすることがデメリット。21世紀現在のシンプルな車体だと、意外と窓枠上辺の表現も悪目立ちする感じがします。タイルで窓の大きさかせいでる部分もちと気にならなくもない。
 また、阪急というより近鉄の通勤車的な側面になるのもちょっと。
 そのうえ9300系造ったつもりなのに「9000系ですね」と云われるリスクも。

 「3x4パネル」版。
 すっきり感+実車の「妙な大胆さ」の再現って意味で捨てがたし。
 似てるかというと似てはないですが。でも他の何かには見えないのはメリットかもしれません。少なくとも9000系には見えない(笑)。
 車高を1プレート上げたことで、多少は大窓感がゆるいだのもあります。

 何よりドア窓を小さくしたので、側窓が大きくても全体での纏まりが良くなったのは大きかった(g@ひたひた様のご意見)。

  「3x4パネル」版を真横から。
 今のところ「3x4パネル」版に傾いてます(……コスト面も有利ですし)。

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 ともあれ、試作からは二晩空けて随分落ち着いて来ました。

 読者諸兄に見苦しいもの見せて申し訳ないというよりは、「制作過程・改良過程」を晒してるので何かの参考になったかも知れないと言い訳をば(苦笑)。

 それ以前にご意見をいただけたのは大変に助かりました。特に「ドア窓を小さくしたら」という提案がここまで有効でしたとは。
 
 2800との並び。改めて。
 新旧どっちも大好きです(2800よりもっと古いのも……)。
 
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 おまけ。9300系改の、折妻の固定方法。
 「水平クリップ−レール付きプレート−水平クリップ」で微妙な位置・角度を決めてる由。レール付きプレート(タイルなどでも可)は、飽くまでクリップ同士の「中間体」であり、他とは一切固定されていません。
 クリップで直にプレートを留めると0.25プレート分位の微妙な高さ方向の差が出てしまうので、これを吸収するために中間体が必要になる由。

 貫通扉は上から吊り下げてます。
 全体で「ヒンジ」は一個も使ってないのもポイント(色の制限ありますから。新茶は激レア……)。

 以上、参考になれば。
 


posted by 関山 at 19:21| Comment(6) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イベント】再告知;群馬オフ会は来週土曜日 5月17日!



 Tamotsu様主催の、群馬レゴオフ会はいよいよ来週土曜日、5月17日に迫って参りました。
 直前情報ではありますが、関山も参加です(……あとトレイン系で古めの人が2名参加予定です)。
 ED12(西武E51)と、475系電車 5連は多分確実に持ってきます。他、可能なら未公開新作も。

 東京からはガチで「日帰り小旅行」な距離ではありますが、開き直って旅行気分で参加するのも有りかも知れません。

 詳細及び、参加表明は以下にお願いします。
 

posted by 関山 at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月09日

【価格情報】テクニック大物、久々の34%off/テクニック祭り?/クリエイター家系も。

 最近はテクニックの大型セットが安くなりにくい傾向続いてましたが、現行の大物二つがどちらも34〜35%OFFです。特に#9398は二年前の夏製品ゆえ(型番4桁というのが既に古さを感じさせます……)、先が長くないことも考えられます。早めの確保が安全かもしれません。

 
 #42009 モバイルクレーンmkIIは34%off 18507円。増税も円安もお構いなしの価格。

 
 #9398 4WDクローラーは35%off 17470円。現状でリモコン・サーボモータ入りはこのセットのみ。後継作はボルボの「建機」で外見も機能も全然違いますから、このセット狙うなら早いほうがよいですかも(え、あっちのほうがいい?)。

 #42024 コンテナトラックは43%off 5675円。マケプレの安め価格にamazon.co.jpも引っ張られてる感じです(有難い)。
 #42008 サービストラックは36%off 9620円。現行製品で空気系入っているのはこのセットのみ。空気系入門に。併せて電気系も入ってますのでコストパフォーマンスの高いセット。
 3個入ってもとからお得な? #42023 マルチコンストラクショントリオも46%off 4760円。1モデル1600円相当です。
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 #31012ファミリーハウスは26%off 5840円。全盛期価格では無いものの、この価格なら納得という水準でしょうか。価格分の価値はある品で6000円切ってれば損はないです。

 他、「お家系」。
 人気の#31010 ツリーハウスは31%off 2619円。
 不人気だけど、個人的には「傑作認定!」のミニマルさが魅力。#31009 コテージは39%off 2291円。小さいからこそ気軽に遊べます。
 そろそろ絶版オーラ? Friends創始期の旗艦だった#3315 ラブリーハウスは38%off 6708円。初期Friendsも絶版増えてきました。パパママはこのセットだけのはず。気になる方はお早めに。
 Cityのショッピングスクエア #60026も久々に33%offの9054円。
 
 マケプレの最低価格に引っ張られてる感じですので、この価格はあまり長続きしないかも知れません。
 新製品ラッシュ前だからこその、現行品のお得な流れなのでしょう。
 
posted by 関山 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 価格情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【鉄道作品[日本形]】阪急9300系の試作

 阪急電車シリーズ?は旧型車ばかりではなく、現行の京都線特急・快速急行用の9300系も製作予定にあり。とりあえず、前面と片側面の試作です。台車は仮。
 8両はちと無理なので、4両で製作予定。


 側面は、窓の大きさと腰板の低さに近代性を感じましたので、ディフォルメ的に大きめに表現。
(……これ以外に選択肢はなかったのです)
 厳密には幕板の狭い(窓の上下寸法が大きい)初期車のイメージで。
 窓は実物はブルーガラスのようなんですが、茶色(新茶)にトランスライトブルーは些か冒険的な組み合わせに過ぎるのと、パーツ入手の都合でトランスブラックに。

 ドアは難しいこと考えず、靴づりとドア窓のみの簡易表現。客窓との窓高さの一致は心がけました。ドア窓のガラスはトランスブラックに統一予定。

 阪急だとキモになる? 社章と車番は別表現に変更予定です。
(社章は旧社章のイメージで丸タイル フラットシルバー。車番もフラットシルバーに)


 前面は2800と同じく、三面折妻。
 2800(というか、2000以降の「阪急顔」全般)と違い、装飾性の多い顔なので楽勝……と思いきや、意外と微調整を繰り返しこの表現に落ち着いた由。前面窓は計画より1プレート下ろし、下部標識灯は2連を1連にして。修正中は「ほんとに出来るのかな?」と不安に思ったほどでしたが、なんとか納得の行く顔になりました。
 スカートも当初4幅で作ってスマートさを強調する手法を考えましたが、違和感がひどかったのでまじめに?6幅に。今様の電車ってスカート周りごつい感じありますから。


 特徴的とも言える屋根は造ってて楽しい部分でした。L形パネルによる表現に統一予定。
 車内の緑のクロスシートは仮置き。窓大きいので見栄えはしそう。
 

 先々代にあたる、2800との並び(実車ではありえない並びですが)。
 車体高さ及び全長(29ポッチ)は統一しており、同じ事業者の電車として説得力は持たせています。走りゃわからないそんなの……というのは言いっこなしで。


 さて。9300系は応用として、9000系も作れる筈。
 寧ろ、側窓サイズ的にはまとまりが良くなりそうな気もします(笑)。2x2のパネル並べるだけで済みますし、窓サイズ自体も常識的でおとなしく収まりますかも。
 でも、9300作るつもりでブレはありません(笑)。

 阪急といえば、先に試作品晒した900/920/950(3連)に1010(3両予定)も資材が揃いつつ。
 このまま順調にことが進めば、夏までに阪急電車ばかり4編成という凄く偏った増備が実現しそうです。

 まぁ2800の次に新しいのが9300って地点で、数世代ぶっ飛ばしてますが気にしない。
 6300とか7000系列とか、8000系列とかは何方かがやってくれるでしょう(笑)。
 
posted by 関山 at 04:46| Comment(4) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月08日

【レゴ以外のブロック玩具】ダイヤブロックカタログ 1977?(3:個別/その他)

 引き続き、個別の掲載商品を見ていきます。

 1 ミニ消防車

 5 ミニ救急車

 22 ミニオープンカー

 33 ミニパトカー/34 ミニパネルバン

 この他、「ミニトラック」「ミニクレーン」あり。

 6幅サイズの自動車モデル。シャーシは一体成型で、2軸タイプと3軸タイプがあった模様。
 タイヤはメタルホイール。バンパーは専用部品で精細感有り。ここは当時のレゴに差をつけていた部分です。
 ドアは運転席も荷台も開閉。運転席用のドアはガラス付きとガラス無し両方がありました。
 サイズこそ違いますが、もう少し後のマスコット系の4幅車。また後世の「みんなのまち」に通じる、リアル造形への前哨を感じさせられるシリーズ。
 ただ、1978年頃にはマスコット系と入れ替わる形で市場から姿を消していたと記憶しています。

 18 消防車

 21 パトカー

 「パトカーと消防車」セットであったもの。凄く大味というか前時代的な造形なのですが、開発時期が全くことなる製品がリストに残ってしまっただけか。或いは対象年齢を低めにとった品か。
 流石に、このカタログの中では浮いている存在です。

 どうぶつえんセット、であった動物たち。但し、キリンは製品に含まれてないそうです。
 さるはちょっと無理あり。ぞうの黄色は不思議な感じ(当時のレゴでは「青」でした)ですが、積分造形そのものは秀逸。ライオンも雰囲気良い。でも、パンダの出来が飛びぬけてますね。ポーズが可愛い……今でも通用する造形かもしれません。正しくブロック玩具。

 28 ドーザシャベル/29 ブルドーザ/38 ミニトラック
 
 37 ミニクレーン/38 クレーン
 
 リアル建機シリーズ。特殊パーツ・専用パーツ使いまくりでリアルさを追求する方向でした。
 スケールは微妙ですが、フィギュアとか小物の雰囲気は合っていますね。当時のレゴは「ホームメーカーフィグ」か「手足なしの初期ミニフィグ」の時代ゆえ、こうしてポーズつけてるところは魅力的に思えてきます。実際には品質がイマイチで、すぐばらばらになって復元も困難という困ったものでしたが。
(あと、ネコ車が小物でありますが、これはレゴだと2010年ころのパーツ化ですね(笑))

 個人的には、当時のレゴの手足顔なしの初期ミニフィグが一番お気に入りでした。
 リアルじゃないなら、象徴化されてて使いやすいのが一番と考えてたんでしょう。

 なお、リアル建機は1979年ころまでシリーズ展開され、「フォークリフト」もありました(もってましたが、一体部品だらけで遊びにくかった記憶あり)。

 12 きかんしゃ

 15 走れ 機関車
 ダイヤは同じ時代の自動車に比べ、鉄道車両はやや玩具的造形・配色になる傾向があります。
(例えば1990年代の「みんなのまち」全盛期でも、何代目かの「走れ 機関車」は随分見劣りしたもの)
 無論、リニアカーやスーパー新幹線、トーマスのような一体成型になると話は別でリアルな造形になるのですが、それはそれで「なにか違う」感は否めません。

 さて。
 動力なしの「きかんしゃ」は客車は3両付き。4両連結が楽しい! 客車も自動車モデル同様のドア入。しかし、カラフルすぎる配色で損してる感があります。

 「走れ 機関車」は有名な初代。車輪はポッチの間を走るというもの。動力系は機関車に完全にワンピースで収まってるようです。造形はまだ1/2ブロックが導入される前のもののようで、やはり前時代的な感じが否めません。色も派手め。
 この辺は、当時最新の「タウンシリーズ 機関車」もそれほど改善されていません。
 同時代の建物や自動車モデルなみの精細さがあれば、かなり魅力的であったはずなのですが。

 余談ですが。
 2000年代入ってからのダイヤ・ナノの鉄道系ディスプレイモデルはそれなりにリアルな配色・造形だったのは記憶に新しい。そして、今のナノゲージは通常のナノブロックよりも精細さ(タイルパーツ)を持っています。時代は良い方に変わったのでしょう。
 
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 以上、1977年と思われるカタログを見て参りました。
 資料の少ないダイヤブロック史ですが、1970年代半ばという時代を切り出すことはできたと思います。

 しかし。まだ「暗闇」は残ります。
 1978年からのマスコットシリーズ。4幅のマスコットカーと、小さなマスコットハウスがあったのです。
 前者はシャーシ部品などは「みんなのまち」とも共通しますので、その前史とも言えるもので存在意義は大きい。しかし、情報は極めて乏しく。定番のパトカーや消防車の他、国鉄コンテナ積んだトラック。スケール違いですが貨物船などもありましたが。
 後者も手のひらにの乗るようなミニハウス作るもので意欲的なもの。窓は1x2のクリアブロックに白とクリアのシールを貼るもので、窓枠の表現が意外と精細でした。

 1980年以降の「ダイヤコスモ」「ダイヤマリン」も傑作が多々ありますし、当時相当にヒットした玩具なのですが、これも今のところ全容を捉えた資料が出て来ません。特に後者……。

 また、1970年代前半も未だ完全とは云えません。ヤフオクなどのチェックや、過去の思い出話などをたどるとまだまだ未知のセットは出てきそう。
 逆に云えば、まだまだダイヤブロックには考古学的な楽しみが残されているとも云えます。
 
<完>

2014年05月07日

【イベント】隼様の作品展示(摩周丸と三笠。731系電車)。作品も展示もセンス良し。

 5月18日まで、函館は金森倉庫の「カネモリブリックラボ」にて展示中の隼様の作品展示(摩周丸と三笠。731系電車)の様子を、ユウユウ様が画像提供してくださりました。

 カネモリブリックラボ公式

 展示全景。ケース内にセンスよくディスプレイされています。
 奥の展示物には、アクリルケースで十分な高さをつけてくれるという配慮が嬉しい。
 展示に見合う作品とも云えますし、作品の良さを更に引き出す展示にも見えましょう。

 戦艦 「三笠」
 題材の渋さからしてセンスが良すぎです。蒸機でもそうですが、明治期の古典メカには独特の良さが有り。それがきちんと伝わってくる作品。
 また、ウォーターラインではなく船底まで造ったモデルであるのも注目。古典的な船型が美しい。
 
船という複雑な丸みをもった造形を、四角いブロックに違和感なく収めるのって凄くセンスが要ると思うのですが、隼様はそこをクリアされているのですね。納得。
 
 簡単では無いですけれども、このスケールの艦船モデルも流行ればいいなぁとも思うのです。
(昨今流行りの第二次大戦の帝国海軍もありですし、間違ってもプラモデルの題材にはならない古今東西の商船もレゴで作る意義は大きいでしょう)

 731系電車
 やはり、鉄道模型的精細感が感じられるモデル。「摩周丸」「三笠」もそうですが、云われなければ「高校生」の作品には見えないでしょう。
 この展示では、先頭車にカーブつけて置いているのも巧い。

 ちょっと見に行くのは難しい場所ですが、行ける範囲の方でしたら一見の価値はありましょうか。
 (行く方は、休業日など注意してください)
 
posted by 関山 at 19:45| Comment(7) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【価格情報】派手な動きが無いですが……

 ちょっと安めのものから。ローン・レンジャーは送料込みで54%offという凄いものがありますので、部品とりなど狙ってる方はお早めに。借金レンジャーも騎兵隊や汽車など、人気あるものはだんだん安売りは減りつつある感じです。
 #79109 コルビーシティでの対決 52%off 4148円(送料込)。割高感のあったセットですが、この価格なら許容範囲でしょうか。
 #79110 銀の鉱山での決戦 54% off 半額以下で5990円(送料込)。もはや昔の「箱つぶれ品」的価格。
 #79008 海賊船アンブッシュ 40%off 8436円。正統な海賊船でないぶん、来年出ると噂の新パイレーツと組み合わせると楽しめる……かも知れません。
 #70812 クリエイティブ アンブッシュ。34%off 4104円。パーツやミニフィグが割と良い感じのセット。ミニフィグが一般人男女×4なのと、バー系小物が美味しいかも? 大砲も2つはいってます。

 残念ながら、6−7月予約品の方は目立った動きがありません(まぁ、ハイスピードトレインやトレインステーションが34%offのままなのは有難い限りですが)。
 カーゴトレイン辺り、早く「動いて」ほしいものです。
 
posted by 関山 at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 価格情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月06日

【レゴ以外のブロック玩具】ダイヤブロックカタログ 1977?(2:個別/建築系)

 掲載されている、個別の掲載商品を見て行きましょう。まずは小さな建物系から。

 2 ミニシャトウ

 3 ミニバルコニー

 6 ミニマンション

 23 ミニマイホーム/25 ミニロッジ

 当時の基礎板10x20の上に収まる、小さな建物セット。
 このスケールで5種類も展開されていたのは驚かされます。レゴで云えば、1972年頃までのドアパーツが3ブロック分だった時代の家セット各種に通じるものはありましょうか。
 ミニシャトウ、今の目で観ると……ラブホテルみたいですよね(笑)。回廊のデザインはよいのですが、これがかえって宿泊施設っぽい感じを強くしてます。
 ミニバルコニー。ごく普通の家という感じ。好ましいデザイン。
 ミニマンション。マンション=豪邸、の意味ですね。まだ集合住宅って意味じゃない(笑)。シンメトリーなデザインと、玄関前のポールがお洒落。アメリカンな雰囲気漂います。
 ミニマイホーム。ちょっとデザイン性の強いモダンハウス。良い意味で70年代的です。
 ミニロッジ。この種のデザインは21世紀に入っても廃れません! サッシ窓x4に、洋手すり二段使いのインパクトもあります。このシリーズでは一押し。

 
 続いて、世界のハウスとでもいいたくなるシリーズを。
 14 アメリカ

 16 カナダ

 20 デンマーク

 ぐっと精細な印象です。各国のイメージの捉え方はまぁ1970年代のものですからとやかくいうのなし。
 「アメリカ」は二階の窓まわりの装飾が印象的。ここをダイヤお得意のサッシ窓にしたら日本の建売住宅になってしまいますから、このデザインは賢明でしょう。
 先の「ミニマンション」の大型バージョンでもあります。

 「カナダ」何処がカナダなのか分かりませんけど、瀟洒なとんがり屋根。このカラーリングがやっぱり綺麗。色違いの一階部分の屋根もおもしろいですし、1ポッチはみ出してて平板になっていないのもポイント高し。
 レゴで再現……と言いたいところですが、ダイヤのブロック積み上げによる屋根の傾斜はレゴだと66度スロープか? ちょっと大変そう。そんなわけで、この処理に依る屋根は独特の味をもちます。ダイヤブロックの象徴と言っていいのかもしれません。

 「デンマーク」。何処がデンマークなのか(略。
 しかし、2014年の今の目で見ても精細な印象! 赤いハーフティンバーと青い窓枠の対比が素晴らしい。壁面をすべてΦ1丸ブロックで積上られているのも驚きに値する表現。当時のレゴにこんな精細な製品あったでしょうか……? レゴでハーフティンバーの表現は2000年頃になってやっと実現したもの。
 なまじデンマークを名乗るがゆえに、河田の本気というかヤル気(殺る気?)を感じさせられます。
 あと、よく見ると屋根は平凡な切妻ではなく、L形になってますよね。この製品を左から観たら、そっちの面にもハーフティンバーと青い窓枠が見えるのかしら? 右には煙突。気合入ったモデルというかブロック玩具史におけるオーパーツ的存在なのかもしれません。


 32 ディズニーガーデン
 当時、唯一の版権物? 大きなポプラの樹が凄く印象的。
 これもセンスの良いとんがり屋根です。
 
 31 3LDK(二代目)
 あまりに有名すぎる製品。今更語ることはすくないですが……。

 36 わたしのおうち
 レゴで云うところのホームメーカー的方向性を目指した、ドールハウス。
 インテリアを重んじたもので、「ドイツ製」フィギュアのスケールで造られています。

 13 タワー
 許諾取れなかったのか「東京タワー」ではありません。でも、どうみてもあのタワー。基部にビルがあるところや、エレベータの配置もリアルではあります。
 造形は当時なりに頑張ったといえるものでしょう。いや、当時の玩具としては寧ろ「模型」的な印象ではなかったでしょうか。
 
 27 五重の塔
 この写真では残念ながら、頂部が切れています。まぁ雰囲気は掴めますが。
 1978年ころ売り場で見た記憶ありますが、子供心に瓦屋根をクリアブルーで表現する大胆さに感心したこと覚えています。賛否は分かれましょうが、軽快でかつ華やかな印象になるのは事実でしょう。黒じゃ重すぎでしょうし。

 それよりも、木造建築ならではの詳細な軒廻りの表現が目を惹きます。
 ここは、2014年の大人の目から見てもリアルと認めざるを得ない。ナノブロックであったり、或いはレゴのArchitectureクラスの表現といっても過言ではないでしょう。

 このカタログでは既に伝説の「国会議事堂」は落ちていますし、また1980−90年代はこの種の建築模型的大型製品は消えてしまいました。
 ですが、ナノブロックにおいて河田はこの路線を取り戻しているのはご承知の通り。


 ダイヤの遺伝子は今も生きているのでしょう。
<続>

2014年05月05日

【作品紹介】薬師山様の試作品から(東野鉄道DC20と8620)

 先の「キハ32(新幹線顔)/英国調蒸機(8700?)」に続き、試作品画像を頂いておりますので引き続き紹介いたします。


 東野鉄道DC20形ディーゼル機関車。wikipedia
 1952年という黎明期のディーゼル機関車であり、冬季における機関の整備などを考えて箱型車体にしたというゲテモノとして有名?です。この種の機関車は通常L形か凸形ですから。
 以後、同種の機関車は登場していません(近いのはありますけど)。自重20トンなのでかなり小さな、貨車並みのサイズの機関車。
 津軽鉄道(盛業中)向けに製造されたものの、同社がより大型機を導入したため東野鉄道(1968年廃止)に譲渡。廃止後1両が西武鉄道に引き取られ、機械扱の入換機として使われたという話もありますが、通常のL形に改造されています。

 写真はこちら参照(画像検索)。

 モデルは……凄い再現度です。
 試作といっておられますが、殆ど完成品ですね。全長は20ポッチ。その車内に受光ユニット・電池box・Mモータ(縦置)を収める。「中身」の寸法合計は16ポッチですのでほぼギリギリです。
 なお、ロッドはTaizoon氏流儀で「半分に削られた」とのこと。

 上回りはもう完璧。安直な言葉ですが「ひと目であの機関車と分かる!」です。
 前面窓廻りはあまり似ておられない、という製作者コメントもあずかって居りますけど、自分はこれで「完全」だと思う由です。やや窓が小さいのかもしれませんが、窓を1プレート下方に持ってきたら如何でしょうか? かなり印象が変わってくると思います(理想は2x2新型窓に新灰リリースですが。早く出せ!)。
 あと、前面下部へのディーテール追加も印象を変えるかと。
 尾灯かけとか、解放テコとか。レゴトレインはディテールで印象を「ごまかせる」ことが少なくないです。


 屋上は巨大エアタンクがいい味を出しています。これも屋根をタイルにして、0.5ポッチ浮いているのを「密着」にしたら印象が更に良くなりそうですね。

 ともあれ、こんなヘンテコな機関車が自走して、貨車牽いてころころ走りゃ人気者間違いありません。



 先ず、先の記事の修正です。あれは「英国風蒸機」として造られたものであり、8620は別の作品とのことでした。勘違いしていて申し訳ございません。
 日本国鉄8620はこちらですね。ちなみに8620は日本製ながら限りなく英国風のスタイルでした(お陰で濃緑でクリーム/茶のツートン客車牽いてても様になってたものです。今の肥薩線姿もいいですが)。

 これも、もう一両の#79111がベースだそうですが、見事に大化けしています。
 何とも申せませんが、8620にしか見えないです。
 8620は両数も多ければ活躍期間も長い。何処の仕様かな……と思ったら、ドーム間に「鐘」。神戸の臨港線での姿でしょうか? クラシックな港町のビル群を縫って走る貨物列車の写真を思い出したりします。

 日本形蒸機として説得力があるのは、煙突・ドーム・汽笛・キャブ屋根……の高さが綺麗に揃っていることでしょうね。これらは車両限界ギリギリの高さに並ぶもの。どれかが飛び出してると悪い意味で玩具になりますから。ただ、個人的好みとしてキャブはもう1プレート低いと全体がスマートに見えますかも。
 キャブというと、この種の蒸機のキャブ窓は「飛行機窓」のイメージあるのですが、パネルなのは意図的なものでしょうか? また、キャブの下半分は上下逆組にして、ボイラに使ってる%6091(カーブのついたブロック)を逆向けに使ったら更に8620っぽくなりそうです。

 全長は先の英国風テンホイラーよりは1ポッチ縮小されているとのこと。そのため、全電気系を内蔵したテンダの長は気になるかもしれません。場合によっては受光ユニットのみキャブ搭載でテンダ長を詰められたほうがエンジン・テンダのバランスは優れるかもしれません。
 
 シリンダはスライドバーを追加できそうな作りですが、やはりメインロッド+サイドロッド可動でしょうか? 空間的に厳しいかもしれませんが、実現が楽しみです。

 8620は「作りやすく・扱いやすい・使いやすい」機関車。
 難易度を無駄に上げる要素は少なくで素直に形になり、それゆえ取り扱いはトラブル少なく(あぁ、実物と同じく!)。また、かつ活動箇所は「全国(+外地)」でその期間は「大正から平成(現在)」まで。
 客車も貨車も牽ける。
 ローカル線でも、都会の小入換でも様になる。デフレクタつけりゃまた印象も変わる……。
 もっともっと、造られても良い題材かもしれません。

◆◇◆◇◆◇◆
 
 英国風になれば日本風にも化けられる。#79111は再度見直されても良いのかもしれません。最安値ではありませんけど、8900円(41%off)ならまだまだ「あり」。
 ……次にいつ、レゴ社が蒸機モデルをだしてくれるかわからないのも悲しいかな現実ですし。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ以外のブロック玩具】ダイヤブロックカタログ 1977?(1:概要)

 こどもの日記念?、ということで遂にお蔵出しです。
 別に隠してたわけではなく、この「ロゼッタストーン」は広げた時のサイズが大きすぎて(B3)コンビニのスキャナに載らないので先送りにしてただけですが。

 入手は2012年6月。「タウンシリーズ1 機関車」のデッドストックを入手した時に封入されていたもの。

 ダイヤブロックの過去製品はモボ様とMugen様の情報提供やカタログ類のアップもあり、1970年代前半及び1980年代半ば以降はかなり明らかになってきています。
 このカタログ「日に一度はママと遊びましょう」は、空白の1970年代後半を埋めるもの。

 なお、1977年と推定したのは以下の根拠です。
 ・掲載の3LDKセットが既に2代目(1978-79年ころの品)
 ・封入されていた「タウンシリーズ 機関車」が1978-79年ころ店頭で見た品であったこと
 ・1978年以降展開した、マスコットシリーズ(小さな車や小さな家など)の掲載がない

 1975-77年と幅がある可能性はあります。



 表紙及び裏表紙。「東京都推奨玩具」はいつまで謳われていたのでしょうか?
 昔のカタログ類へのツッコミのお約束ですが、モデルさんのファッションがいい味出していますね。セーターとっくり。

 「評論家 秋山ちえ子」氏の推奨文は1968年の広告でも使われていました。10年使い回し?
 本社は移転していませんが、「長野工場」はその後どうなってしまったのでしょう。
 「ソウル工場」。当時のダイヤにMade in KOREA が存在したのかしら……。


2-3ページ。見開き<クリック拡大>
 なお、このカタログはB3の大きな紙を8つ折りにしたものです。
 
 掲載のものは、当時の「製品」とカタログ用の非売品?が混ざっているので要注意です。
 但し、製品も非売品もすべてパーツリストが掲載されています。

 「販売中の製品」とされているもののリスト上げます。
1 ミニ消防車 /2 ミニシャトウ /3 ミニバルコニー /5 ミニ救急車 /6 ミニマンション /7 パンダ /8 ライオン /10 さる /11 ぞう /12 きかんしゃ /13 タワー /14 アメリカ /15 走れ機関車 /16 カナダ /18 消防車 /20 デンマーク /21 パトカー /22 ミニオープンカー /23 ミニマイホーム /25 ミニロッジ /27 五重の塔 /28 ドーザシャベル /29 ブルドーザ /30 ミニトラック /31 3LDK /32 ディズニーガーデン /33 ミニパトカー /34 ミニパネルバン /36 わたしのおうち /37 ミニクレーン /38 クレーン
(番号は型番ではなく、このカタログ内でのパーツリストのもの)
 他のモデルは非売品と思われます。

 ラインナップは建物系がものすごく充実しているのに驚かされます。
 定番「3LDK」以外にも、世界のハウスシリーズとでも言える「アメリカ」「カナダ」「デンマーク」が存在。併せてミニハウス……小さめの家が5種類も。

 自動車モデルは「ミニ」を名乗っていても6幅です。もう少しあとの時代のマスコット系や、はるか後の「みんなのまち」では4幅になりましたね。この流れはレゴに共通していますが。

 「走れ 機関車」は初代品の掲載ですが、このカタログが封入されていた「タウンシリーズ 機関車」は掲載されていません。商品開発とカタログ編集のタイムラグでしょう。



<クリック拡大>
 「ほほえみと創造のある世界」 B3の1枚紙の裏面をすべて使っています。
 各商品に関しては「個別」編で取り上げます。

 大規模なディスプレイは、当時の子供の憧れであったことでしょう。
 今のブロック玩具ファンの大人にとっては、この程度は「容易いなぁ」と思えてしまうところが時代の流れ……。
 スケールの違う製品・作品を並べていますが、意外と違和感がないのはこの時代の大らかさでしょうか。

 フィグはドイツ製と云われるものに統一されています。

 多々見られるリアルな樹木は「ポプラ」という部品で、このカタログ掲載品では「ディズニーガーデン」に入っていた模様。


<クリック拡大>

 製品及び、パーツリスト<クリック拡大>
 カタログにパーツリスト掲載は今観ると新鮮ですが、今我々がレゴ買う時ってpeeronやbricklink見てからきめること少なくないですよね(苦笑)。

 なお、当時の河田はパーツ単位の販売もしてくれていたようです。
(レゴジャパンも1990年代までは、個別対応してくれたという話もあります。今はパーツ屋さんが内外に多々あるので必然は無いですが)
 
 カラーチャート拡大。
 赤・白・黒・青・緑・黄・橙・桃 の8色基本。
 透明赤・透明黄・透明青・透明。

 灰色系は当時はまだありません。
 オレンジや緑はレゴよりずいぶん早いレギュラー化でした。余談ですが「ベージュ」は1980年には採用されており、レゴのタンよりは凄く早かったのです。
 
 部品の種類 拡大 基本ブロックと丸ブロック。

 丸ブロックと三角及び、スロープブロック。当時既にJ21/J22/K1は絶版になっていた可能性があります。

 1/2ハイトのブロック(プレート)。あと基礎板。70年代前半位は存在しなかった1/2ハイト系ですが、これによってダイヤブロックの造形は大幅にリアル・精細になっていきます。

 特殊パーツ。溝付はタイヤの車軸(金属製)を通すためのもの。S-4のドアはかなり大きく使いにくいパーツであった記憶有り。豊富なファミリーを誇ったサッシのS-7・S-8・S-6は当時既に絶版状態だった模様。S-44のドアは3LDKに使われていました。


 なお、「その他A-2、A-3、A-4、A-5、A-6、車輪、イス、ドアー、バンパー等の部品もございます」とあります。また、セット固有の特殊部品類(カーシャーシ・キャタピラなど)も多々ありました。

<続>

2014年05月04日

【作品紹介】薬師山様の試作品から 新幹線?/8620風蒸機(#79111改)

 薬師山様から頂いた、試作品の画像です。試作といっても完成に限りなく近いのですが。


 うーん。見事なまでに「あの、キハ32」の作品です。
 新幹線作ってて挫折したからと伺いましたが、あの……本当ですか?
 
 実車ではメッシュで再現してる0系顔があまりにそれっぽすぎる。0系の顔じゃなくて「あの」顔なんですよね。出来の悪いブリキ玩具風な「実車」の微妙な部分が再現されてる! (無論、再現度という意味で評価しております)
 前面上部はアンテナ使う手が有りましたか。その下にキハ32元来の顔が見えるところがなんとも。

 側面も……キハ32ですね。個人的な好みから云えば青い窓まわりがもう1プレート上方に拡がり、窓はクリアブロック間に1プレート黒が入った方がそれっぽいかなと思わなくも無いですが、現状でも十分「らしさ」は感じられます。下までガラスの入った側ドアも簡易気動車っぽい雰囲気満点。


 こちらのサイドはまじめに? キハ32です。意外と愛嬌のあるスタイルなんですよね。1x2のカーブスロープゆえの屋根肩は、実車の可愛らしさを顕してしましょう。


 この作品。完成したらネタ車両として大人気になりそうです。

 で、既に運用についている実車もそうなんですけど、このキハ32って「これはこれで、ありかな?」と思わなくもないんですよね。ネタにされてる、というのも企画者の手の内って感じはします?

 ところで。こちらも何方かやりませんか?
 韓国鉄道庁の7500形ディーゼル機関車(1975年ころらしい。確か1両のみに仮設)。
 韓国題材はいつか真面目にやりたいと思ってるんですが。アメロコ+日本製客車とか、フランスのゲンコツ電機が日本製客車牽いてるという情景は割と好きなのです。485系風の特急電車とかも。
 でも、こいつを真っ先にやる気にはちょっと……。
 

◆◇◆◇◆◇◆



 もう一つ、お口直しに?
 #79111の動力化+大幅なリアル化改造作だとか。

 8620風とのことですが、車軸配置が1Cモーガルではなく、2Cのテンホイーラ。
 テンホイーラというと、8620に雰囲気の似ていた英国製の8700形の雰囲気もありますかも。色は濃緑ですが、8620でも現行の動態保存機は豊肥本線時代は濃緑だったことを思い出します。意外と似合っていたものでした。
<追記>
 8620は別作品であり(別記事に)、この作品は純粋に英国風蒸機として造られたものとのこと。
 誤記、大変に失礼いたしました。とはいえ、8620もまた英国風なので方向性は間違ってないはずです。

 造形としては英国機っぽく見えるポイントを抑えまくっていましょう。ランボード上のスプラッシャーであったり、キャブ周りであったり。完全なアメロコであった#79111がここまで純英国機に化けますとは!

 製作中なのか、ボイラサイドのパイプとメインロッドが外されたままのようです。しかし、この2点が加わるとかなり精細な印象のモデルになることでしょう。
 メインロッド可動を可能にしているシリンダとスライドバー廻りの造形も綺麗で、またレゴとして無理の無さそうな作りなのが印象的です(「製品」で可能なクオリティに見えます)。普通のブロックの中にテクニックアームが「はみ出して」いると、そこがシリンダの質感に通じるのですね。

 肝心の動力は電池・受光ユニット・モーターすべてテンダに内蔵。テンダの全長は16ポッチありますけどエンジンとのバランスは悪くありません。

 褒め倒しも何ゆえ、ちょっとだけ気になるのは煙室扉の位置。
 半プレート分下げてみたら、ボイラ中心高が下がり印象が更に落ち着くと思うのですが如何でしょうか?

 そういえば。
 世界で二番目くらいに有名な蒸気機関車? ホグワーツ急行の「ホール級」も同じくテンホイーラですよね。
 ハリーポッターの映画規格復活(外伝の映画化)と聞きますが、レゴのハリポタも復活ならば次期「ホグワーツ急行」はせめてこの造形でお願いしたいもの。無論、動力化対応で。客車もマークIに似せて……。
 
posted by 関山 at 18:05| Comment(6) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イベント】夏季のクリブリ・ビルコン 17店舗で

 情報源は「レゴ系」様からです。

 先方の記事:レゴ クリブリ「2014夏季オリジナルモデルコンテスト」17店舗!開催


 こちらはクリックブリック公式より



 開催店舗は「千歳、仙台泉、阿見、佐野、南船橋、横浜QE、土岐、長島、名古屋みなと、神戸三田、垂水、りんくう、八尾、心斎橋、大阪鶴見、倉敷、福岡」の17店舗。
 但し、関東圏では南船橋と横浜QEのみ。関西はほぼ全店参加のようです。

 スケジュールは
 6/16(月)〜6/30(月):エントリー用紙配布
 7/18(金)〜7/31(木):作品応募(持ち込み)
 8/1(金)〜8/31(日):作品展示・投票
 9/1(土):入賞作発表

 エントリー用紙配布が平日というのはちょっと頂けません。
 そんなわけで、関東では南船橋と横浜が激戦区になりそうな予感。もう1店くらい参加してくれると良かったですが。

 一方で地方の充実には眼を見張るものがありましょう。
 この趣味は意外と地方在住の方も多いですから、全国規模の盛り上がりになれば良いなぁと思う次第です。

 ちなみに、応募規定はいつもどおりの20ポッチx20ポッチx高さ30cmという「縦長」です。
 たまには「横長」も認めてくれとも思いますが……。
 
posted by 関山 at 14:18| Comment(2) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月03日

【価格情報】#60050トレインステーション 34%OFFへ。4936円

 
 突如、34%offになっています。5000円を切ってきました。同じく34%offの#60051ハイスピード……とは揃えやすくなってきました。こうなると残る問題は#60052カーゴトレインですが、こちらは未だ定価のまま。まぁあと二ヶ月も先の品なのですが。


 予約受付中の品で割引率が上がっているものを貼っておきます。
 41059 サンクチュアリジャングルツリー 2882円(34%off)
 41038 ミステリアスジャングルパラダイス 4936円(34%off)
 41036 ドキドキジャングルリバー 3013円(34%off)

 Friendsジャングルレスキュー系ですが、この辺のセットの部材で、センスの良い「造園」が出来る可能性はあります。Friends固有色も年をおうごとに「使いやすく」なってる印象も。

 チーマもこのへんが割引率31-34%offです。
 アーキテック(既に全品34%OFF!)と同時発売なので、遊びの幅は広がるかしら?(レゴムービー的に)。外が暑そうなので涼しそうなテーマは良いことです。

 
 復活ニンジャゴーも34%OFFです。#70728の和風建物。ニンジャゴーにしちゃセンスいいんですよね(笑)。駅舎(小田急江ノ島駅? 他にも類例有り)とか、旅館等に改造するベースとしては悩みますが(苦笑)。

 建物目当てというと、Hobbitの#79013 レイクタウンチェイスが39%off 5350円です。この価格ならあり?
 
posted by 関山 at 23:56| Comment(9) | TrackBack(0) | 価格情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品:トレイン系】Me-modelsの大曲線レール、キックスターターで出資を募る(2)

 各「商品」、もとい「出資プラン」を見ていきましょう。
 Me-modelsのプロジェクトページはこちら。
 これを話題にしている、Eurobricksのフォーラムはこちら。

 内側からR40(レゴ公式)、R56、R72、R88。

◆◇◆◇◆◇◆

 以下に共通:
 「セクション」は枕木+レール一対の単位(純正の9V/PFレールと同じ)。
 また、全ての商品に必要数の枕木は付属。色は「新茶・こげ茶・黒・新濃灰」から選択可。
 US外への発送は一律「+10ドル」(通常の郵便料金よりずっと割安!)。

 10ドル ポストカード
 ……飽くまで気持ちの寄付でしょう。

 12ドル ABSサンプルパック
 ABSの1/2レール 2セクション
 ABSの通常レール 2セクション
 ABSのx2長レール 2セクション

 17ドル メタルサンプルパック
 メタルの1/2レール 2セクション
 メタルの通常レール 2セクション
 メタルのx2長レール 2セクション


 18ドル
 ABSのR56曲線 半円分(8セクション)

 22ドル
 ABSのR72曲線 半円分(8セクション)

 26ドル
 ABSのR88曲線 半円分(8セクション)
 
 32ドル
 ABSのR104曲線 半円分(16セクション)

 34ドル
 ABSのR56曲線 一周分(16セクション)
 
 35ドル ABS直線レールセット
 ABS 通常長レール 10セクション
 ABS 1/2レール 8セクション
 ABS x2長レール 4セクション

 42ドル
 ABSのR72曲線 円周分(16セクション)
 
 45ドル ABS直線レールセット
 ABS 通常長レール 10セクション
 ABS 1/2レール 8セクション
 ABS x2長レール 8セクション

 49ドル メタル直線レールセット
 メタル 通常長レール 10セクション
 メタル 1/2レール 8セクション
 メタル x2長レール 4セクション


 50ドル
 ABSのR88曲線 円周分(16セクション)

 62ドル
 ABSのR104曲線 円周分(32セクション)

 65ドル
 ABSのR56曲線 円周分が2組(32セクション)
 
 75ドル
 メタルのR56曲線 円周分(16セクション)

 85ドル
 ABSのR72曲線 円周分が2組(32セクション)
 
 100ドル
 ABSのR88曲線 円周分が2組(32セクション)

 120ドル
 ABSのR104曲線 円周分が2組(64セクション)
 
 145ドル
 メタルのR56曲線 円周分が2組(32セクション)

 180ドル ABS曲線4種セット
 ABSのR56曲線 円周分(16セクション)
 ABSのR72曲線 円周分(16セクション)
 ABSのR88曲線 円周分(16セクション)
 ABSのR104曲線 円周分(32セクション)

 190ドル ABS曲線2種+直線セット
 ABSのR88曲線 円周分(16セクション)
 ABSのR104曲線 円周分(32セクション)
 ABS 通常長レール 32セクション
 ABS 1/2レール 8セクション
 ABS x2長レール 8セクション
 
 230ドル ABS曲線3種+直線セット
 ABSのR72曲線 円周分(16セクション)
 ABSのR88曲線 円周分(16セクション)
 ABSのR104曲線 円周分(32セクション)
 ABS 通常長レール 32セクション
 ABS 1/2レール 8セクション
 ABS x2長レール 8セクション
 
 260ドル ABS曲線4種+直線セット
 ABSのR56曲線 円周分(16セクション)
 ABSのR72曲線 円周分(16セクション)
 ABSのR88曲線 円周分(16セクション)
 ABSのR104曲線 円周分(32セクション)
 ABS 通常長レール 32セクション
 ABS 1/2レール 8セクション
 ABS x2長レール 8セクション

 360ドル ABS曲線4種セット(各2円分)
 ABSのR56曲線 円周分が2組(32セクション)
 ABSのR72曲線 円周分が2組(32セクション)
 ABSのR88曲線 円周分が2組(32セクション)
 ABSのR104曲線 円周分が2組(64セクション)

 520ドル ABS曲線4種セット(各2円分)+直線
 ABSのR56曲線 円周分が2組(32セクション)
 ABSのR72曲線 円周分が2組(32セクション)
 ABSのR88曲線 円周分が2組(32セクション)
 ABSのR104曲線 円周分が2組(64セクション)
 ABS 通常長レール 64セクション
 ABS 1/2レール 16セクション
 ABS x2長レール 16セクション
 
 640ドル ABS曲線4種セット(各2円分)+R72円周+R104円周+直線
 ABSのR56曲線 円周分が2組(32セクション)
 ABSのR72曲線 円周分が2組(32セクション)
 ABSのR88曲線 円周分が3組(48セクション)
 ABSのR104曲線 円周分が3組(96セクション)
 ABS 通常長レール 64セクション
 ABS 1/2レール 16セクション
 ABS x2長レール 16セクション

 1000ドル(限定数20)オリジナルセット
 「オリジナルセット ドイツ連邦鉄道 E44」
 に加えて、640ドル分のレール。
 (E44のセットは360ドルという解釈もできます)



 幾つか付記しておきます。
 以前フレキシブルレールの固定(R80位)+アルミテープ貼りを行った経験から申せば、いかにも大曲線という安心感を得るためには「R88」か「R104」を選んだ方が良いでしょうか。R56では物足りないと思います。
 とはいえ、R56は通常曲線レール(R40)のすぐ外側に隣接できるメリットありますので、家庭内運転の拡張用には十分かもしれません。
 逆に云えばR104は「運転会・イベント用」レールですね。お家ではちょっと使いにくい。

 あと、R104などのABSレールにアルミテープ貼っての9V化は実用性ありと判断します。

 Me-modelsメタルレールのクオリティは凄く高い。アルミ無垢の質感! ディスプレイ用・撮影用などにお薦めできます。
 
 メタルのR56は、高質感の曲線用という感じでしょうか。大曲線感は少ないですが、レールの質感は魅力でしょう。

 1000ドル出資E44セットは360ドル相当です。カスタムキットを本気で考えるとやはりこれくらいの価格になってしまうのということですね。いろいろ考えさせられます。


◆◇◆◇◆◇◆


 出資プランがいろいろあるからこそ、悩んで・迷ってしまう。
 個人的には、R104入ったセットは運転会などイベント用に惹かれる存在。あの直線連ねた大カーブほどの迫力はないかもしれませんが、それでもカーブを「見せ場」にすることできそう。無論、アルミテープで簡易9V化して。

 一方で、(標準の)R40-R56-R78-R86-R104と5線が綺麗に並ぶ情景も惹かれます。180ドル(+10ドル)の4種入り円周セットか……。
 R56メタルも、あのアルミ無垢レールの質感を知ってると家庭内用常備品的に考えたくなる。

 Me-modelsを信じるのを前提として、やはり、迷いますね。
 同じく迷ってる人が、世界中にいることも信じて……200人くらいは。
 

posted by 関山 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品:トレイン関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月02日

【レゴ製品】#21108 ECT0-1のパッケージ画像など公開

 #21108「ゴーストバスターズ Ecto-1」の製品サンプルが提案者のところに届いたようで、画像レビュウをされています。
 cuusooへの提案版と製品版が「並ぶ」のも初めてのことではないでしょうか?

 情報源及び画像は「THE BRICK FAN」より。

 <追記>更にその元はfacebookの「LegoGhostbusters」より。


 箱。これまでのcuusooと同じく、開閉とか保管を考慮したパッケージです。
 デザインもオトナ対象の渋さ。文字情報の少なさはレゴの良さ。

 ミニフィグに右の製品版の方が、解像度がぐっと高くなっています。どっちが似てるかは感性の問題もあり、難しいところですが……。

 箱裏。車内には4人が収まるようです。ゴーストバスターズ30周年記念ロゴ入り。
 なお、cuusooではなく「LEGO IDEA」のURL表記……。cuusooよ永遠なれ?

 左の提案版。右の製品版。
 製品版の方が一回り小さい。それでいてフォルム・ディテールなどは維持している。このアレンジは正しい意味でプロの仕事でしょう。

 日本では6月下旬に発売。手元に届くの、楽しみになって来ました。
(で、その直後にはトレインやアーキテックもありますから忙しい6−7月……)
 

posted by 関山 at 22:30| Comment(3) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品:トレイン系】Me-modelsの大曲線レール、キックスターターで出資を募る(1)

 キックスターターについて説明するところから記事書かねばならないので正直及び腰だったのですが、先に「レゴ系」さんで記事にされているからには、細かく解説することにします。

◆◇◆◇◆◇◆


 なお、キックスターターそのものについてはこちらを参照ください。
 コタク:今さら聞けない? クラウドファンディング「Kickstarter」の投資方法まとめ

 gigazine:「Kickstarter」へ出資してゲットする方法&出資しまくった経験からわかった注意点まとめ

 先ず、商品の購入ではないということに注意が必要です。飽くまで先行出資で、その見返りとして商品が送られてくると考える必要があります。

 支払いはamazonペイメント(amazon.com)を利用します。amazon.co.jpではダメで、あとpaypalも対応していません。とはいえ海外通販・個人輸入の経験あれば大丈夫でしょう。但し要クレジットカードです(VISAデビットは対応不明。多分大丈夫だと思いますが)。

 「出資額に満たない場合はどうなるか?」が気になる方居らっしゃると思いますが、この場合は引き落としがされません。すなわち全額返金です。(達成されて、初めて引き落としがされます)
 この場合は心配はありません。
 
 寧ろ、リスクがあるのは達成後でしょう。
 この場合、最悪商品が送られてこないこともあります。詐欺的意図がないにしても、大幅な遅延はよくあることらしいです。

◆◇◆◇◆◇◆


 Me-modelsのプロジェクトページはこちら。

 これを話題にしている、Eurobricksのフォーラムはこちら。





 現在、79000ドルの資金募集に対して、18282ドルが111人から集められています。
 期間はあと14日間。
 最初は勢い良かったのですが、期間半ばになってちょっと落ち着いてしまってる感はあります。
 但し、締め切り間際の出資は集まるかもしれません。


 さて、Me-modelsが信用できるかどうか。これは難しい問題です。
 過去に製品(金属製直線レール)を購入した経験から云えば、クオリティ・サービスは問題ありません(弊ブログのレビュウ記事

 問題は、2011−2013年と何度も大曲線レールの製品計画を延期・中止してきたこと。
 自己資金での開発に限界があるがゆえの、キックスターターの利用のようなので、様々な問題の突破点にされようとするのは分かるのですが……。まとまった資金あれば金型・工作機械を自分で揃えることもできましょうし、外部業者に発注もしやすくなります。

 とはいえ、Me-models自体はEurobricksなどのコミュニティに積極的に参加されてるという姿勢。
 また、過去に何も生産や販売を行ってない「素人」ではなく、経験ゆえの「失敗者」であるということをプラス要因として見てもよいかもしれません。
 失敗のない未経験者と、失敗もある経験者。出資すべきは後者でしょうから。


 もう一つだけ不安要素があるとしたら、計画してるプロダクツの種類が多すぎること?
 既に試作品は完成している金属製のR56(56ポッチ半径:ちなみに通常曲線レールは40ポッチ半径)と、金属製直線レールの再生産だけならともかく、R56/R72/R88/R104のABS製レールも製造予定と。
 ここは絞った方が安全に見えるのですが……。
(流石にR72以上はプラ製のみにして、金属化はユーザ対応にされたのは賢明だと思います。プラ製のレールでもアルミテープ貼れば9Vとして実用性はありますから。少なくともフレキシをABSボンドで固めた奴よりは優れていましょう)


 内側からR40(レゴ公式)、R56、R72、R88。
 実現するなら、魅力的なラインナップですが……。

◆◇◆◇◆◇◆


 あと、Me-modelsによる、今回の出資締め切り後の製品の継続生産予定は不明です。
(キックスターターの規約上は出来ないとなっていますが、Me-models直販は可能でしょう?)

 但し、今回の出資では「海外発送一律、プラス10ドル」というのが「美味しい」かもしれません。
 アメリカからの場合、レールなどの重量品は結構送料が高いのです。15ドルから数十ドルは覚悟しなければなりません。これが10ドルで済むなら大変にありがたい話なのです。
 
<続>
 
posted by 関山 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品:トレイン関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月01日

【実物鉄道】シャア専用ラピート 

 日本で一番大胆なデザインの車両といえば、JR九州の水戸岡系など吹き飛ばして南海電鉄50000系「ラピート」でしょう。

 デビウ前の1993年にパース図を見た時「まさかこのまま作るわけあるまい。飽くまでコンセプトイラストでしょこんなの。もっと常識的な形状になるに違いない」とか思って舐めてたら、実車登場時にパース図通りで度肝抜かれた記憶があります。
(それが20年も前というのは、時間の流れ早いものですけども)

 NYCの流線型蒸機か、はたまた鉄人28号を思わせるフロント。
 側面は全て丸窓。丸窓電車といえば、大正から昭和初期の私鉄電車の一部の戸袋窓程度にしか見られなかったのに、この車はすべて丸窓!
 無論、インテリアもレトロヒューチャーに合わせたもの。
 残念なのはアテンダントのユニフォームまではコンセプトに合ってなかったことか。
(このへん徹底してる水戸岡系はやはり只者じゃないですよね)


 さて、そんなラピート28号ですが(をい)、6月までの期間限定でなんとも大胆なリニューアルだそうです。


 編集長敬白より(画像も)

 映画『機動戦士ガンダムUC episode 7「虹の彼方に」』のタイアップとのことですが、鉄人……がここまで見事に「ジオン軍モビルスーツ」に化けるとは。
 ラピート=鉄人って焼き付いてましたから、あの前部窓がスリットに見えるという発想は有りそうで無かったものでしょう。
 あぁダミーでも良いのでモノアイおいてくれないかしら? いやなくても十分アレとかアレに見えてしまいますが。考えた奴、天才すぎ……。
 

 詳細は先方の記事読んでください。内装写真もあり。また、各種マーキングの拘り方も伺えます。
 或いは南海電鉄の公式か(pdf注意)。

 さて。
 どうせなら車内アナウンスも「ジオン公国国営鉄道にご乗車ありがとうございます。南海電鉄ご利用の方もお聞きください……」くらいにぶっ飛んで欲しいとは思いますが(ニュージーランド航空がLOTRとタイアップした「中つ国航空」はそんなノリでしたw)。まぁそこまでは無理か(笑)。アテンダントもジオン軍服風だとベストですが……そこも無理なんだろうなぁ(笑)。客がコスプレするしか無いですね(をい)。

 とはいえ。
 鉄道車両というメカが、ここまでモビルスーツ風に化けてしまうというのはいろいろな意味で衝撃的です。考えてみれば、あの種のロボットって対人間比でのサイスとか重量って割と鉄道車両的なんですよね。
 あぁ、お台場に居る連邦の白い奴と戦える……?
 今後もこの種のタイアップ、増えてくのかもしれませんね※。
(まぁ南海50000系ほど、「適切」な車両もそうそう無いですが)

 ※:余談ついでですが、1980年代後半に国鉄電機で「○○専用」のような色ガマが流行りましたよね。あれって絶対にジオン軍のパーソナルカラーリングの模倣だと疑ってるんですが。踏切戦士シャダーンを生み出した日本国有鉄道ですし(笑)。

 ところで、南海電鉄さん。
 他の50000系を濃緑に塗らないんですか(笑)。無論「量産型」って意味じゃなくって(爆)、かつてのコーポレートカラーの緑に回帰して欲しいって意味ですよ(をい。

◆◇◆◇◆◇◆


 冗談はともかく。
 このシャア専用ラピート。レゴで作ることは可能かもしれません。レギュラーのダークブルーは電車数両分をまとめて入手は未だ難しい印象ありますし、丸窓表現も頭が痛い。
 しかし、赤だとちょっとは難度も下がる……か。アーチ1x4を大量に縦に並べて……? 窓間開きすぎでタイルが入るので気になるか? あぁやっぱりラピートは難易度ドS級のままなのでした。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(6) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】Azur様の「パークモジュール」。16x16が広げる楽園(2:総論)。

 前回記事こちら(各モジュールについて)


 Azur様より伺ったコンセプトは以下の3点。
輸送への配慮。タッパーケースなどに入れて壊さず持ち運べる(故に、高さ方向への制約有り)。
・同じく、輸送への配慮。小さめの16x16プレートをベースに。
・また、色彩はFriendsやディズニープリンセスのセットから流用したパーツが多いため、鮮やかな方向に。

 それらがすべてプラスな方向に結実しています。

 先ず、色彩面の話をしておけば。
 我々が建物と言って思い浮かべるのは「モジュールビル」か「クリエイターハウス系」のどちらか。何れにしろ色彩は比較的渋め・抑え目。また自分で建物作る際に建築資材ととして購入されるパーツは白・灰色系・タン……といったところでしょうか。屋根も最近はダーク系が多いですよね。

 ですから、この鮮やかな配色は建物群とは色彩がまったく被りません。
 寧ろ、互いに引き立てることが期待されてしまう。

 ついでに云えば、自動車作品や鉄道車両の引き立てという意味でもやはり有効です。
 自動車作品、ノーマル系でも改造車系でも、白・黒・灰系・赤といった色が好まれますよね? まぁここは現実の自動車の色に近いかもしれません(赤は実車少ないですけど、カタログモデルでは多い)。
 鉄道車両。古いものは黒に茶色や濃緑。新し目のものでも意外と無彩色系が多いのです……白とか銀とか。

 そういえば、銀塩時代は鉄道写真家は富士フイルムの「ベルビア」を多用してました。緑を演出と言えるレベルにまで鮮やかに推すフィルムであり、賛否は割れたもののファンは多かった。鮮やかな緑が乗り物を引き立てるという意味の例証になりましょうか。

 とはいえ、色とか形状とか製作者の「趣味の良さ」は発露されていますね(笑)。Friends系の色でここまで品が良いものできるとは予想外でもありました(苦笑)。
 商業的要請は致し方ないとして、レゴ社のデザイナーは以下略……。

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 閑話休題。本題は、輸送を考慮されたがゆえのモジュール性。レイアウトフリー。
 街やトレインレイアウトの設置は小規模なものはもちろん、例え大規模なものであっても、意外と「細かい隙間埋め」には難儀させられるもの。例えば、曲線レール敷いた外側の三角形とか。ここには大規模な建物や庭園は置けません。32x32は論外。32x16でも無理。
 しかし、16x16ならきっちり収まる。これはレール内周についても同様。

 モジュールビル中心のスクエアな町並みを想定しても、各建物がすべて密着してる状態ははっきり云えば「息苦しい」
 また、各建物のせっかくの良さを殺してしまう可能性も高い。
 でも、要所要所に小さな公園・庭園・緑地が配置されていたら、どれだけ街並みは豊かに、暮らしやすそうな街に見えることでしょうか。余裕があれば、建物を見やすくなります。

 その意味では「輸送への考慮による、高さ方向の制約」もマイナスとは思えません。
 建物を引きたて、相対的に高くに見せる効果は期待できます。


 すべてをまとめて3x3で大きな公園を作るにしても、位置の差し替えで全く違ったムードを演出することができるのは云うまでもなく。2x4でも。L形にならべたり。斜め。もういろいろ。

 無論、長さ方向に9個並べた情景も素敵でしょう。
 線路脇の緑地帯や、大規模道路の中央に並ぶ緑地帯。「帯」になることで生まれる景色もあるはず。

 これは無限の可能性をもった作品というか、コンセプト。
 今回は一気に9枚の発表ですが、個人のレベルならパーツの赦す限りで1枚づつ作っていって、最終的に大きな公園に発展させる可能性も見えてきます。


 「パークモジュール」はそれ自体も楽園的ですが、街を楽園に変える力を持っていましょう。
 このコンセプト、世界に広がればと思う由です。
 
posted by 関山 at 00:38| Comment(7) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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