http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=542759
Azur様の意欲作。先ず、各モジュールについて触れていきましょう。
文字通り、華やかな噴水。水盤にシンデレラ馬車の車輪が早くも活躍。良い使われ方です。
よく見るとパーツ数はそれほど多くないのですが、何故か見栄えはして、公園の中心たる。パフォーマンスの高いモジュールでしょう。
大きな樹? と思わせて藤棚です。使いにくい斜めプレートや1/4丸ブロックをこうした形で消化……もとい昇華していましょう。ダークタンという色彩も渋く、鮮やかな他モジュールに対して良い対比です。
二つの丸も良いアクセント。
こちらこそ大きめの樹。桜……じゃないですよね。木を囲むベンチはお花見時の競争率高そうですし、それ以外の時も心地よい空間を……。樹はよく見るとシンプルな作りです。でも、存在感は十分に。
もう一つ大きな樹。樹だけで持たせるがゆえの迫力があります。沢山の果実というのは豊かさの象徴! 幹の太さも印象的。樹は「難しく考えるな、とりあえず作れ!」の代表かも知れません。経験値重ねれば造形も良くなってくる? AZUR様のはパーツ数控え目なのにパワーというかオーラ感じられます。
使いにくい色?ダークフレッシュベースのあずまや。通常アーチと尖頭アーチがうまく使い分け。小さいのに重厚感ひしひしと。
水面が華やか。クリア系は「水中(水面)にあるもの」の表現にぴったり。
大きな葉っぱも楽園的ムード。
別のあずまや。先の真四角な重厚にたいしてこちらは丸みを持った優雅なもの。9分割系の花壇がメタ的で楽しい。色彩は派手目なようで、実は抑え目なのもこのモジュールの良さ。「タン・鮮緑・ライム・黄色」の4色だけなのでとても落ち着いて見えるのです。
異色モジュール。丸みのついた屋根が綺麗。よく見るとシンデレラ馬車の模様入りパーツです。公園内の施設でもいいですし、街角に置いたらフラワーショップにも見立てられるでしょう。
小さい空間なのに、3連の噴水。使いにくそうな薄水色のブロックがベストマッチ。斜め配置もレイアウトの自由度を高めましょうか。背後の「壁」も良いアクセント。レンガブロックが良い仕事しすぎです。
駅前広場などに単独設置もこなせそうです。オシャレめな車(欧州系小型車?)の背景にもぴったり。
トリは東洋的な造園。背後の「岩」が凄く自然を感じさせます。他モジュールが西洋的・近代的であるがゆえに凄く、引き立つ。
立体的にぐるりと取り囲むような竹パーツの配置がとても巧い。この小空間で回遊してる回廊もまた楽しそうでもあります。2x2丸プレートの階段は凄く優しげ。
と、いうわけでこの9連の作品は個々に見ても、かなりのチカラを秘めています。それが並ぶと……。
<続>