



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=541303
開閉式の、閉状態。
良い意味で、こじんまりとしたまとまり。塔屋が凄く、可愛い!
また、シンプルさは1980年代……良き時代の街シリーズ的な雰囲気でもあります。Creatorハウスのなかでも尖ってるというかモダニズム炸裂の#31012なのに、レトロでオーソドックスな方向もここまで叶えられる。製品デザイナーとAZUR様の腕に驚かされるばかり。
また、閉状態ではどのアングルからでも破綻がありません。窓の少ない面でさえ。
売りの?格子窓も上下比率が好ましい。上3下2で正解でしょう。
小さな水盤もまたAzur作品の世界観要素。豊かな水と翠のある世界。住んでみたい街であり、世界であり。




このイメージの変わりようこそ、開閉式の魅力。これまでの作品でも開閉式の魅力は追求されてきましたが、この作品では特に顕著といいますか。1セットしか使ってないはずなのに、2セット使用系のような広がりが感じられるのですね。閉状態のちんまり感とは実に対照的と。
よく見ると屋根のパターンが意外と複雑なのですね。塔屋と母屋の間に回廊があるような作りといいますか。それが相対的に建物を大きく魅せていましょう。
屋根のL字組みも、普通は避けられるものですが(専用部品がない)、Azur様にとっては難もなく。接合部分に違和感が皆無なのです。






インテリア完備もお約束。モダンなテーブルに、扇形の飾りのあるカウンター。後者はシンプルな建物の中でのアクセントになっています。装飾要素を控えめに、というのは意外と難しいのですが。
さて。
塔屋部分はただの吹き抜けか、アクセス不可の空間……と思いきや、ここだけは「重箱」方式でインテリアにアクセス可能なのが嬉しい! この良心? こそがAzur作品の真髄。日差しの差し込む。そして窓の開く季節ならば風のよく通るであろう、気持ちのよさげな空間になっているのですね。