先の731系電車よりも、こちらこそが本命?
先方の記事はこちら。
「LDDで作ったスーパー宗谷」 JR北海道261系気動車は2000年に宗谷本線に投入された、日本最北地へ向かう特急気動車。
宗谷本線に、稚内に特急! というのは当初大変な驚きでしたが、もう14年も経ってしまってるんですね。
(管理人の世代では14系客車急行のイマージ強いのです、宗谷本線は。未だに。)
他のJR北海道の特急車と揃ったイメージですが、厳ついというか角ばった車体断面の印象はちょっと違った感じがします。これでも振り子式(空気バネ式)で、高速走行に対応したもの。宗谷本線向けは
全14両ですから少数派形式ではあります。良い意味で個性派のグループなのでしょう。
但し、2006年以降石勝線系統向けに1000代が増備中です。今後の主力となっていくのでしょうか。
製作予定という、
4両基本編成。車体断面が角ばってるという意味で261系はちょっぴりレゴ向けでもあります。車体傾斜機能も取り入れるようですので、この4両編成は迫力十分でしょう。
前頭部キャノピーはCADでは再現できないとのことで、本番が楽しみなところです。
また、側窓もCADだとトランスブラックの表現が苦手らしく、これも本番でよりよい印象になることでしょう。黒い窓枠(プロテクタ?)との調和見せてくれるはずです。
キロハ261 200代
宗谷本線のグリーン車はすごく久々だったそうです。14系寝台車の1区画を仕切ってグリーン扱してたのは1985−86年のころでしたが、あちら4席のみでこちらは9席。こじんまりとした優越感は悪くないものです。
また、2ドアでありつつ、車体中央部に車掌室と乗務員扉という姿はなかなか個性的。キハ400とかの宗谷本線専用車の伝統が生きている?
隼様のモデルでは、どうやらこの車が動力車になる模様です。ただ、できりゃグルーン車の内装は再現して欲しいなぁと思うのですが(準備工事でもいいですから)。
あと、この地点で完成度は高いのですが、前頭部は最近種類の増えてきたカーブスロープ系で更にスマートに出来ないかなと考えてしまいました。66度や75度スロープ使う手も考えられそうです。下部ライトも実車はもっと小さい印象なので、中央部だけの左右1灯づつでクリアポチスロのほうが雰囲気は出そうですが如何でしょうか?
車体とスカートの間の
隙間は軽快に見せる効果が出ていますね。ここはデザイン上で下手するとえらく鈍重に見えてしまうリスクありますから、巧い処理だと思います。
キハ260 200番代 キハ260 100番代 どちらも中間車ですが簡易運転台付。
2両単位での運用というか機動性は先代の
キハ400+480を思わせるものもありましょう。或いは
キハ56+キハ27の系譜か……?
簡易運転台は先頭に立つことはありえませんが(ATS等もない)、編成を盛り上げる効果十分ですよね。
なお、キハ260 100代は走行用機関1基のため若干床下に余裕あり。そこも再現されています。
実車もそうですが、窓なし区画がそこそこあるのは「重厚感」を出しています。床上に客席以外の面積があるのは設計上あんまり褒められないことですが、床下にこれ以上は機器詰められないのでしょう。
キハ261 100代。 こちら側の先頭車は幌なしです。よりスマートに見えるか? 多少物足りなく見えるか……?
窓割りも客席のみでえらくすっきり。
前面も側面も
こってりしたキロハに対して対照的なのは、模型として造る分には面白いですよね。形状の差異もまた機能に基づくものですし。幌枠部のちょっと出っ張った感じが十分それっぽいです。
なお、この作品は
フルスケール予定だそうです。
先の731系(735系)はレゴスケール(32ポッチ程度)なので整合性がちょっとだけ気になりましたが、実際運転会などだとそれほど気にならないものなんですよね。
あと、Awazo氏のフルスケール北海道ネタ(但し国鉄時代の)との共存・共栄考えるとこれも261系のフルスケールもまた望ましいと云えましょうか。
(Awazo氏、キハ54とか14系ハザとか作られる気はありませぬかえ?)