あぁ、いつかやりたいと思ってたネタを先にやられてしまいました(笑)。フットワークの軽さには敵いません。
先方の記事
「ダイヤブロックの「3LDK」をレゴで再現してみた…」
この3LDKセットは二代目と思われるもの。簡単に歴史説明すれば、
初代:1968-1975頃?
二代目:1976頃?−1979頃
という感じ。自分も「二代目」を1978年頃買ってもらいました。
(ただ、レゴほど愛着がわかなかったのも事実です。一度組んでばらして、そのままって感じでした。
同じ頃買ってもらったレゴは何度もばらして組み換えて、元通りに直して……を繰り返してましたのに)
その二代目3LDKセットはこちらに写真がありましたので引用させて頂きます。
「ダイヤブロック3LDK」
(NECO_no_KoolON◆猫の空論別館より)
現存個体は極めて貴重なはず……。
さて、当然ながらダイヤとレゴでは基本パーツの寸法比からして違いますので(ダイヤの方が背が高い)、そこは補正アレンジされているとのこと。
それでも、違和感皆無です。再現度100%!
配色とか雰囲気とか、やっぱり
ダイヤブロックにしか見えません(笑)。
当時のダイヤを象徴する
引き違い窓は、当然代用表現。
屋根がスロープではなく
ブロックだから? いやいや、この時代はレゴも基本セットでならブロック屋根はありました。
配色は地面のピンクと僅かなグリーン以外、当時のレゴにもあった
「赤・黄・青・白」。
家そのものも
バタ臭いデザインであり、日本風(当時の建売住宅風)というわけではありません。レゴとの相違点はむしろ少ないはずなのに……。
やっぱり、配色の妙な華やかさというか、派手さがダイヤなセンスだからなのでしょうか?
なお、窓まわりの
白い円筒処理は当時のレゴを超える表現です。
陸屋根部分がプレートではなくブロックなのも重厚なコンクリらしさが感じられましょう。壁の白い部分やら、玄関のクリアブロックも今の目で見ると
当時なりのゴージャスさがありましょうか。
陸屋根部分はやっぱり「応接間」なのでしょうか。リビングじゃなくて
「応接間」! この再現、当時のダイヤとレゴの違いについて、色々考えさせられますね。
結論としては、河田なりに
「オリジナルを追求していた」志が再評価出来る、と。
最後に蛇足。
河田vsレゴの勝負は21世紀になっても
「ナノ vs Architecture」みたいな感じで継続中。オペラハウスみたいにナノの圧勝!ってケースもありますし、そもそも
フットワークで河田は強く、上手く市場でも住み分けてる感があります。
ともあれ、「国会議事堂」や「3LDK」の遺伝子、健在なのは嬉しい限り。良きライバルにエールを!