実車はJR東海が1989-92年頃に投入した「バブルカー」。20年以上も前の車両ですが、あの時代ならではの「物量投下」ゆえ、全く古びて見えないのが素晴らしいですね。側面窓がすべて曲面ガラス。通路から1段上がった座席。普通車も床は絨毯……。
良い物はいつまでも良い、の典型でしょうか。

クロ481-2000とキハ85系、実車は全く異なる印象。ですが、設計の流用による違和感は皆無です。
「云われなきゃ流用とわからない」って感じでしょうか。
キハ85のほうが天窓がある分、屋根とのつなぎは上手くいっています。控えめなサイズの列車名表示器もキハ85らしさを出していましょう。なお、実物では全面下1/4ほどは逆テーパあり。このモデルでは逆テーパこそ省略されていますが、左右を絞り込むことでその代わりとしています。ここも自然に見えて好感度高し。
6幅→5.5幅→5幅の流れもCADで見る限りは極めて自然です。
側面は未だ検討中のようですが、「色々検討してみる」余地は多々ありそうです。グリルにしてステンレス車らしさを出すか、平板ですっきりを狙うか……。ここは1990年代のステンレス車表現での難しいところですね。
幕板は実車ではかなりの丸みありますので(前よりの写真では顕著です)、屋根をポチスロじゃなくて45度スロープくらいにしても良いかもしれません。理想は%6090系の丸ブロックですが……コスト高そう。

3×6×3のキャノピーを横組みではなく順組にした場合の検討案でしたが、やはり横組(右端)が一番のようですね。左端のはボンネット状になってちょっと別の車両のように見えてしまいます。真ん中のもスマートさに欠ける印象つよし。やはり最初の右端案がベターなのでしょう?
なお、キハ85には貫通型という難題?もありますし、改めて実車写真を眺めますと屋根上機器や床下機器がかなり複雑かつ密度が濃いこともわかります。スマートでありながら、大馬力を収めこんたパワフルなマシーンでもあると。
豪華なインテリアも含め、かなり「作りがい」のある題材になりそうですね。