
Taizoon様といえば、すでにサロ・サシも込の485系8両編成!
先頭車は片方200番代貫通クハ、もう片方は300番代非貫通クハと王道を抑えられています。
ここに半ば冗談のつもりで、次作るとしたらボンネット形のクハか、パノラマグリーン車をやってほしいなぁなんて話をしたのが今月頭に京都で合ったときでした。
パノラマグリーン車こと、クロ481 2000番代は元来「スーパー雷鳥」向けに改造されたものが紆余曲折の末、2000年代から「雷鳥」に組み込まれたもの。
元来は如何にもJRな新規塗色で生まれた車が、最後はトラッドな特急色に戻って、485系の末期を彩ったのも感慨深いものがありましょう。
実物画像はこちら。
さて。
CADならではのフットワーク? tazoon様より早くも送られてきたのが以下の検討です。

異なるタイプのキャノピーによる検討。左端のはなんとも大胆!
真ん中のはかの「ダメ列車 青」こと#4860に使われてたキャノピ。これは中庸な感じか。
で、右端はCity車に使われている比較的近年の6×3×3の45度キャノピーを横倒しに使用。窓の大きさは控えめなれど、上品さというかリアルティはある顔です。
(なお、左と真ん中は2000番代、右端はサハ改造の2100番代ですね)
ここで「真ん中のは保留」「右端のを更に改良できないか。窓が大きく見えるように」とコメントしたところ返答で来たのが検討図2です。

左端のは退けておいて、真ん中のはキャノピー位置を上げて少し品を良くしたもの。
右端は、横組になってるキャノピーの下にクリアのタイル入れて、擬似的に窓を大きくしたもの。
ここで右端の、45度スロープのほうが良いなと結論が出ました。
そこで頂いたのが以下のバリエーションです。

微妙な違いがわかりますでしょうか? 鼻先の形状とフロントウインドウと屋根部分のつなぎが微妙に異なります。
右から二番目(レールに緑タイル)のが一番鼻先の形状が素直に感じられましたので、これを元にキャノピー位置を1プレート嵩上げすれば、屋根ラインが素直につながるんじゃないかと提言。

いよいよ、決定稿?
これも一番右端が個人的にはベストと思っていますが、ここに公表することで違う意見もあるかもしれませんね。
此処から先は実制作される方が決められるべきでしょう。というか、かなり口出ししてしまってこれで良かったのかどうか……。
あと、改めて<検討図4>を眺めますと、実車先端部の絞り込みが6幅→5.5幅→5幅と綺麗につながっていること。横倒しにしたキャノピー故に、その前側に大きな隙間ができてしまい、そこを埋めて辻褄合わせされるのに苦心されているなということ。スカートの形状。いろいろ気が付かされます。
実制作がどんな形になるか分かりませんが、華やかか車ゆえに期待も膨らみます。