まさに、そんな感じの建物。日本の「お城」的な瓦屋根が堪りません。




その他画像(brickshelf)
この雰囲気だとセンターの尖頭アーチ部分さえ、回教的なものではなく仏教寺院的に見えてくるのですね。
全体にエスニックな雰囲気が漂うのですが、日本もまたアジアの一部、という感を強く意識させられましょう。
裏面も味があるのです。無愛想な壁面を逓信省マークが飾る(ペイントじゃなくてタイルか何かでしょうね)1階もそれなりに雰囲気あるもの。
また、裏面2階はアールデコが炸裂! こちらを前に持ってきたパターンも十分に主役が張れる貫禄あり
また、2階部分と屋根部分は180度反転できるので
1A+2A+3A、1A+2B+3A、1A+2B+3B
1B+2A+3A、1B+2B+3A、1B+2B+3B
1A+3A、1A+3B、1B+3B、1B+3A
と10通りにも楽しめるのも特徴。なかには強引に感じさせられるパターンもありますが、十分に主役が張れそうな組み合わせもあります。造ったあとでも、飽きない。



もちろん、インテリアも作りこまれています。

2階にはラウンジ。屋上はなんと宴会場だそうですが、この建物が地域の集会場としても使われ、愛されているなら素敵な話です。それほど突飛な設定でもないでしょうし。
あと、和風のモジュールはモジュールビル群に並べると、他のモジュールまで日本的に見えてきそう。ガチで欧風なものを置いても、全体として日本の何処かの風景に魅せてしまう。
この前に路面電車の軌道を敷けば、走らせたいのは昔の市電とか都電? いや、欧州系モダンな低床電車であってもしっかり日本型に見えてしまうでしょうね。
それほど、周辺へのインパクトまで与えてしまいそうな作品なのです。
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関連セット。マッシュアップは「組換」を更に加速させるターボのようなもの?
で、建築の文脈は若干異なりますが、フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル旧館も思い起こされるところです(何故か1万円切っていますし)。