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2013年10月19日

【実物鉄道】20〜25年前の撮影旅行と、今の比較。

 思えば、高校生の頃の北陸旅行って大規模でした。
 基本は北陸ワイド周遊券。往復は夜行急行座席(「きたぐに」「能登」「アルプス」。165系だった頃の「MLえちご」等)。宿もまた夜行急行座席(「きたぐに」が基本)。

 これで、5-6日掛けて北陸の私鉄数社を周る。地鉄・北鉄・京福福井・福鉄etc。足伸ばして新潟交通等も。
 基本は古風な電車の残ってる私鉄優先。逆に言えば三セク鉄道などの軽快気動車は完全無視。JRのローカル線も当時既にキハ40系以降ばかりだったのやはり無視。JR幹線系も撮ってる人多いわ、既に面白く無い時代(旧型客車・旧型国電・旧型電機に間に合わなかった世代の悔しさよ!)なのでやはり無視。今思えば国鉄型電車しか無かった時代ではあるのですが。
 ちなみに当時は私鉄撮ってるファンは少なめでした。

 いい時代……だったんですかね。
 ワイド・ミニ周遊券は学割3割引だったので、学生の頃は青春18系は殆ど使った記憶がありません。

 よくなかったのは撮影環境。
 銀塩しかなかったというか、デジカメは考えられない時代。フイルムと現像代は悩みの種。
 また、フィルムはカラーネガで実用感度がギリギリISO400。で、カラーリバーサルに手を出してからは常用感度はISO64! 夕方の撮影は50mm F1.4を開放で使うしかなく、夜間は三脚立てて「勘」でバルブ撮影するしかなかったのです。それも複数カット撮るなんてフィルム代が許すわけもなく。悔しい失敗コマの数々。
 当然、荷物には三脚が必ず含まれてました。重くて邪魔な三脚が。

 また、運用・撮影地などの情報も少なく、手探りでした。
 初訪問の私鉄だと、まず最低運賃の切符買って(今ほど1日乗車券類もなかった)、先ずロケハン乗車をする必要がありました。無論、ハズレも多かった。
 運用は「平日・朝夕」優先すりゃなんとかなるっていうのは分かってましたが。

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 ものすごく久々に、「撮り鉄」要素のある国内旅行してこんなこと思い出してしまいました。

 今はデジカメでトライアンドエラー繰り返し、800-1600なんて感度でも実用になる便利さ。手持ちで無茶できるので荷物に三脚は不要。バルブでもフルオートで撮れる。機材は安く手軽になりました。

 宿は夜行急行がない代わりにネットカフェがある。横になれるし、飲み物サービスで当然ネット使えて漫画も読める(笑)。多くは駅前にない不便は目をつぶりましょう……地方は車社会ですから。

 往復には18きっぷ系の普通列車乗り放題切符使って大回り楽しんだりしてる分、昔の夜行往復とは違った楽しみに気がついた感じ。普通列車そのものは凄く良くなったところ(快速! 転換クロス!)と、オールロングシート化で著しく劣化したところの差が激しいですけど、全体的には良くなったところの方が多いような。

 最後に「発表できる方法」「趣味仲間とのコミュニケートの機会」が途轍もなく便利になったことは忘れちゃいけませんよね?

 そんなわけで、今は今もで、いい時代なのでしょう。楽しんだほうが勝ちです。
 

 足としては実に快適な521系。
 正直なところ、475系等よりも、昔乗った419系よりも「お気に入り」になってしまいました。
 貫通幌付きのスタイルも「電車」って感じがして好感度高し。


 夜の流し撮り。こんな写真がさらりと撮れるようになってしまいました。
 銀塩時代には撮れないか、物凄く高度な技術を要したことでしょう。
 
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 帰って来ましたので、明日から通常更新に戻ります。
posted by 関山 at 23:54| Comment(3) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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