実車についてはこちら(wikipedia)。1960年製造ですから、車齢53年という相当な電車です。
前から作りたいと思ってた題材でありましたが、いろいろな計画図を引いては流れ……の繰り返し。
その内にご地元のMugen氏の傑作まで出てきました。
今回特に理由もなく(格安切符使いたいがため)秋の福井行き(当然大回り)。
それに合わせてかなり急ぎ(作業時間 合計11時間くらい?)で仕上げたのがコレです。
また、Mugen氏作品とは別解釈したかったのもあります。外してるかもしれませんが。

……側面はちょっと雰囲気違いますかね。苦肉の策の横組窓ですが、上下寸法が小さすぎ。別の電車みたい。
時間的な余裕あれば1プレート上方に大きくするのは試してみたいです。
トレイン窓こそベストですが、ここに使ってしまうと今度は同じ北陸な471系が作れなくなるジレンマ。

制作を急いだのでドア開閉や内装などは全て割愛。
ドアステップもMugen様作品は実物どおり複雑な二段ステップなのですが、こっちのは手抜きの1段のみ。
床下機器も割と適当。ツッコミ禁止。
連接車としての機構はMugen様作品と全く同じです。まぁ元は拙作 京阪「びわこ」用の機構でしたから。

そのくせ、前面は変に凝ってわけのわからないことになってしまいました。
素直に「湘南顔」で作ればいいのに(最初はそのつもりでしたよ)、前面窓ガラス以外は湘南顔の中折れあり、前面窓のみキャノピーという手間のかかるハイブリットに。
この表現の理由は、実車の前面ガラスが微妙に凹んで付いていて、上縁が軽くひさしになってるデザインだから(EH10なんかと同じ。101系や103系も)。その表現のため、敢えて「安定の湘南顔表現」を捨ててみた由。
造った本人は納得してるんですけどね。丸いヘッドマーク周りはお気に入りですし。
設定年代は製作中途までは非冷房時代(1980年代前半)で考えてたんですが、車体広告枠の配慮忘れるわ(一部ばらしてタイル貼れるようにするのは面倒にすぎる)、非冷房時代の換気装置がやたら丸っこく面倒な形状なので断念。冷房改造後で、2007年以降に旧塗装復元された現状の203編成の再現にしてしまいました。
そんなわけで、このでっち上げ作引っさげて本物に19年ぶりの再会。いい度胸?
<順調に進めば、この記事にアップされる頃には実車に逢えてる……?
……発動篇をお楽しみに>