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2013年10月11日

【価格情報】アドベントカレンダー各種が33-34%off在庫あり


 アドベントカレンダー各種は、一番人気の「City」が割引率下がってた状態でしたが、久々に34%offに回復しています。FriendsやSWも33-34%off。
 アドベントカレンダーは一時期の馬鹿げた高騰価格(レゴジャ価格が高いんじゃなくて、世界的に高かった)が見直され、今は手が出しやすくなっています(City・Friendsで各2081円)。これならクリスマスプレゼントの前でも納得できましょうか?
 SWも、ミニモデル・ミニフィグの分量的にボリューム十分。
 なお、内容はamazon.co.jpのリンク先から確認できます。

 また、10月25日再入荷の#10229ウインターコテージは未だ33%offで予約受付中です。
 ウインターシリーズも最近は2シーズンで絶版になっていますから、ラストチャンスかもしれません。そういえば、ハーフティンバーも現行製品ではこのセットだけになってしまってるんですよね。
(まぁ、今後もいつか出てくるとは思いますが……)
posted by 関山 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 価格情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月10日

【組換作品紹介】31012×2で新作モジュール10243を再現する(Azur様)

 Azur様の#31012組換シリーズですが、今度は果敢にも新作モジュール「#10243 パリジャンレストラン」の再現に挑戦されています。



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=534913

 驚きましたのは、建物の寸法・ボリュームという意味で#10243に追いついてしまっていること。無論、コンセプトの異なる製品ベースであることや使用パーツ数はぜんぜん異なります。
(#31012は756ピース。それが2セットで1512ピース。#10243は2469ピース)
 そのため、床・地面のタイル処理であったり建物の装飾は大幅に割愛されてしまっているのは致し方ないことでしょう。でも、サムネイル一発で「あ、アレの再現だ!」と分かる造形になっています。

 正面では、1階の小分けな窓とかカラフルなテーブル。藤棚に照明。
 入り口の小屋根も見逃せません。床面のタイル装飾やら、レンガブロックも効果をあげていましょう。セットのパーツを使いこなしきっています。
 2階は尖頭アーチで差をつけて。3階の破風もシンプルながら再現。

 裏面もまた良い雰囲気です。大窓をアトリエに使ったのは好ましいアレンジ。


 開閉式であり、ここは差別化されています。
 開いた状態で別の表情を見られることも。これはこれで楽しい。裏面の階段がデコラティブなゆえに、建物の表情をより豊かにしていましょう。


 断面図的に建物の中を見られる楽しさも開閉式のメリット。
 元ネタ同様、1階はレストランと厨房。
 2階は独立した居室。
 3階は、アトリエ。窓やドア・バルコニーの位置も極力合わされています。

  

 ゴミ箱、2階には収容ベッド、アトリエの抽象画……こんな細部まで再現。
 
 モジュールビルとクリエイターハウスのコンセプト差は感じますが、それでも制限の多い「組換」でここまで迫れるのは凄いことです。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品】過渡な期待は禁物? 2014年新製品 #31015 Emerald Express

 shipwreck様からの情報提供です。有難うございます。

 2014年のクリエイター新製品リストは、既に幾つかのサイトに上がっているようです。brickseti Brick City
 後者から引用します。
• Lego 31013 – Red Thunder
• Lego 31014 – Power Digger
• Lego 31015 – Emerald Express
• Lego 31017 – Sunset Speeder
• Lego 31018 – Highway Cruiser
• Lego 31019 – Forest Animals
• Lego 31020 – Twinblade Adventures
• Lego 31021 – Furry Creatures
• Lego 31022 – Turbo Quad
• Lego 31025 – Mountain Hut
 この中の「Lego 31015 – Emerald Express」が気にならないわけはありません!
 型番が通常品ですから、あの#10194 EmeraldNightの復刻ではないのでしょうが(可能性はゼロではないでしょうが)、何らかの関連を意識せざるを得ません。
 これまで待ち望んだ、トレインのクリエイター。
 陸海空の乗り物多々リリースしつつも(海は少なめですけど、ままいいや)、なぜか「軌」は無かったことにしてたクリエイター分野のトレイン。色は濃緑ベース?
 期待せざるをえないのですね。

 でも。
 別のものである可能性もまた高いです。物凄く。
 ひとつは往年の#4837(2008年)のような、ミニトレイン。型番が若めゆえ、真っ先にかんがえてしまいました。
 でも、これはこれで5年間も欠乏してた製品ですのでありといえばありでしょうか。意外と使える・楽しいセットではありましたし。

 もう一つは全然別のものである可能性。
 Express、「急行列車」以外には、運送・速達って意味はあります。まさか「表現する」って意味はないと思いますけども(笑)。クリエイターカテゴリで貨物飛行機辺りかもしれません。

 どうも悲観的に考えちゃうクセありますね(苦笑)。
 なんであれ、気軽に買える・組み替えて遊び尽くせるクリエイターカテゴリにも「軌」な乗り物は欲しい。さっさと出しやがってください。小型商品中心な冬(年初)リリースよりは、大型商品中心の夏リリースに期待したほうが良いのかもしれませんけど。

 そういえば。
 「#31025 Mountain Hut」は素直に山小屋と思って良いのでしょうね。
 建物系は毎シーズンにひとつはリリースされていますし、#5766ログハウスが商品寿命的にそろそろ代替時期にきていましょうから。


 2011年製品ですから、3年目で代替わり? 茶色の壁にダークレッド屋根と趣味は良いセットでした。
 
 

posted by 関山 at 20:10| Comment(10) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月09日

【ニュース】4幅車プチビルコンのお知らせ(Tamotsu様主催)お題は「フォルクスワーゲン」



 詳細はTamotsu様の記事を御覧ください。

 お題は「フォルクスワーゲン」
 VWならなんでも良いそうです。空冷・水冷。ノーマル・カスタム。乗用・商用・軍用。ドイツ製・ドイツ製以外。血筋の近いところでポルシェ(356・911等)も可。意外と巾が広いのですね。

 ただ、肝心のビートルを前提としても割と難易度が高い題材ではあります。角ばってるゴルフ以降も「らしさ」の表現は意外と難しい?
 そこを如何に乗り越えてこられるかも、コンテストの楽しみの一面でしょう。

 あと、告知画像に拙作使ってくださって有難うございます。

 こうなりゃ何らかの新作造ってエントリしたいものです。幾つかアイディアも降って来ましたし。最悪既存作のバリエーションでごまかす手も(笑)。
 
 
posted by 関山 at 22:38| Comment(5) | TrackBack(0) | LEGOニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】せたか様のシトロエンDSの新表現/これまでの纏め

 多くの方が挑戦されてきた「4幅ミニフィグサイズ」のシトロエンDSの新作。ベテランせたか様の作品。



  

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=534860
 プロトタイプは初期型。完璧なプロファイル! というおなじみの評をしたくなる誘惑。
 ロングノーズと2シータの両立が図られ、側面のツライチも特徴。後述する「近作」の特徴をすべて取り入れ、かつ車体そのものを後方に向かって下げるという独自のアイディアと解釈。実車は後方に向かって絞られた形状ですから、この表現もまた納得です。

 フロントは「垂れポッチ」でヘッドライトを取り付け。ウェッジプレートのバンパーも無理がなく、すっきりしています。
 キャビンは4ドア・2シーター。この車のあるべきスペックを無理せず表現。かと言ってオーバーサイズではありません。
 また、車体底面は4×4プレート2枚という素直さ。トリッキーな手法を避けての低車高化に成功されていましょう。
 後輪の位置は適切。オーバーハングの短さもDSの特徴ですがそこも抑えられています。
 リアスカート部分をフラッシュサーフェス化するためのナロートレッドの後輪ですが、テクニックの長3シャフトと1×1ビーム(穴あきブロック)、ハーフブッシュというスタンダードな表現です。

 完璧でありつつ、細部は素直な表現の積み重ねという印象を受けました。フロントの垂れポッチ(%42446)以外は入手やカラバリの面での問題も少なそうです。

◆◇◆◇◆◇◆         ◆◇◆◇◆◇◆


 ところで「4幅ミニフィグサイズ」のシトロエンDSって一体何バージョン造られてきたのでしょうか?

 
 はくしゃく氏作

 
 Cran氏(イギリス?)作
 
 Mugen氏作

 
 鈴木氏作。後期型作例は珍しい。


 
 最後に拙作。
<註:思い出せる限り記したので、漏れあったら教えて下さい>

 長くなりそうなので個別論評は控えますが、それぞれに一長があります。でも、すべてDSに見えるのですね。表現や解釈の違いは、それこそ、トレインの「ショートスケール/フルスケール」とか「6幅・7幅・8幅」みたいなものでしょうか。いや、作家性というべきか?

 あと、一見省略や無理のある造形でも、特殊パーツを避けて量産性(カラバリなど)上げる意志があったりもするわけですね……古くなってきた拙作への言い訳でもありますが(苦笑)。実は皆様の作品見て、拙作も直したい誘惑に難度も駆られてきたのですが、諸々の理由で未だに踏み切れないのです。

 最後に蛇足。
 作品の殆どが「日本製」なのも興味深いです。4幅フィグ乗りに拘るのって日本のローカル文化なのかしら……?
 
posted by 関山 at 20:06| Comment(6) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月08日

【鉄道作品(日本形)】クハ153低運転台のテスト


 先のG@ひたひた氏の713系作品(CAD)は、国鉄形お馴染みの電車顔に変革を加えるものでした。これまで平面に割り切るか、半ポッチずらしという手法が行われていたところに「窓のみ斜め」という可能性を提示しましたので。

 その現物テストと低運転台バージョンの研究も兼ねて、手持ちの153系新快速(低運転台)を改造してみました。

 左が改造前、右が改造後。
 G@ひたひた氏にあったヒンジは使わず(使えず。新快速色の場合は……)、ブロックの片ハメで斜めにしています。

 改造前。隙間がないことと、何処か流動的な感じがあるのがメリット。すっきりした感も。
 ただ、実車と「違う」感は否めません。飽くまで割り切った処理です。

 改造後。前面窓の大きさは強調されています。より実車の印象には近いでしょうか?
 隙間をごまかす方法が無いのが問題点。また、おでこのところの「影」が写真だと目立ってしまいます。実物ではそれほど気になりませんが。

 逆サイド改造前。
 
 逆サイド改造後。「隙間」は乗務員ドア窓を開け放してる状態と想定しています。

 正面よりだと、改造後の方が印象が良いような気がします。改造前だと窓割りが細かくなりすぎて印象が違いすぎるのですね。段差も気になる?
 なお、パネル2×2も試してみましたが余りにすっきりし過ぎるのと、側面の隙間が更に大きくなるので、クリアブロック程度が良いみたいです。実物もデフロスタとか付いてて多少は窓内ごちゃごちゃしてましたし。

 今のところ改造後のほうがいいかな……と思いつつ、旧仕様にも未練がある状態です。
 よろしければご意見くださいませ。
 

 参考に実物写真。wikipedia「京阪神快速」より。
 
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月07日

【組換作品】Azur様の#31012×2の組換作品。跨線橋のある駅と、図書館。あたたかき、モダン。

 タイミング逸して紹介が遅れてしまいました。申し訳ございません。
 引き続き、「#31012ファミリーホーム」を二組使った組換作品例です。



  
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=534598

 レゴの駅セットで「跨線橋」というのも、実はお約束の一つです。過去の製品では#148(1975年)#7822(1980年)がありました。

 現行の#7937(2010−)も同じ流れです。

 実物の駅でもそうなのですが、跨線橋は案外大きな建築です。地方の小駅だと、駅本屋よりも目立つことも珍しくありません。でも列車本数の多い幹線(○○本線、とつくような路線)とか、大手私鉄沿線の駅では必須な要素でもあります。

 そんな跨線橋を組み込んだ駅モデルです。まず、全体のレイアウトが#148を意識されてるっぽいのが嬉しいですね(笑)。駅本屋、プラットフォーム、ベンチなどの配置にレスペクトを感じます。

 でも、直線的にモダンな(今の目で見れば1960年代なモダニズムですね)#148に対して、こちらはもっと暖かい、より古い時代の感じがします。1930年代か、それを意識して作られた最近の建築といった感じでしょうか。
 セットの素性故に、アーチの多用や窓桟の組み方に「良き時代」を感じさせられます。この跨線橋はランドマークとして機能するようなものになっているのでしょうね。

 なお、#148と記しましたが、駅本屋から小さな駅前広場への90度の角度のついた「動線」はAzur様のオリジナルです。このおかけで、日本の郊外の駅っぽいリアルティが強調されていましょう。
 作例では#7938が写ってますが、ショートスケールのE233系やら201系とか101系、或いは黄色い西武電車辺りが似合いそう。何処か「武蔵野」って空気を感じたのでした。


 見所! 駅本屋内。券売機と待合室部分。券売機や改札口がかなり古いタイプですが、これが味。
 床面装飾はAzur様の得意とされるところですが、鮮やかなれど、派手ではありません。落ち着いた基本色+アルファの世界です。

 なお、駅務室がないなぁ……と思ってしまいますが、しっかり跨線橋の下が駅務室になっています。


◆◇◆◇◆◇◆       ◆◇◆◇◆◇◆


http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=534862
 こちらは「図書館」
 まず、この正面側ですが細かい桟の窓が美しい。どこか和風というか、和洋折衷的な雰囲気をだしています。この面は敢えて直線で構成した辺りのストイックさもコダワリでしょうか。真ん中に2本通した柱も建築としての説得力を与えていましょう。
 入口前のタイル装飾も忘れていません。1×1の枚数は限られているのに、この処理だと全面1×1に見えるのが効果的です。

 屋根は#7938のパーツ構成(角スロープ入ってない!)で、寄棟にチャレンジされています。しかし、違和感はありません。角でエッジが立っているのは「そういうデザイン」と割り切れる説得力があります。

 

 サイドと裏面は無機的な感じ。でも、これが正面の印象を際立たせるメリハリ的効果はあります(そこは#31012元来のメインモデルと共通していましょう)。
 そして、建物を広げた状態では地味だった側面がフロントに来ることで、印象がガラリと変わります。「変身」と言わんばかりに!

 和洋折衷的だった印象が、純欧風に変わってくる。柱と窓の建築が、壁とアーチの建築に大変身。この視覚的インパクトは大きすぎます。開閉式レゴ建築モデルの威力、発揮していましょう。


 内装もまた圧巻です。
 セット内のタイルパーツを動員した書架はインパクト充分。この製品からこのインテリアが作り出せるとは。1階のカウンター廻りであったり、アーチ重ねた仕切りなどのモダニズムも、こうした公共建築のお約束と云えましょう。
 なお、三階がダミーではなくて倉庫(閉架書庫?)なのも印象的です。図書館には広大なバックヤードが必要ですものね。

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 さて。今回の2作の記事を記してて思ったのですが、良い意味で「国立駅旧駅舎」や「レトロレゴ」の印象を感じました。そこが既に、Azur様の作風という感じ。作家性といえば良いのでしょうね。
 そこには、何処かあたたかくも懐かしい時代を感じさせられます。

 「組換」という制限のあるビルドと作家性の両立というのも興味深いこと。逆に制限があるからこそ、作家性が際立つのかもしれませんが。やはり組換ビルドは奥が深いのです。

 未だ「検閲中」ですが、次回作もbrickshelfに上がってるようです。期待して待ちましょう。
 
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 #31012×2も良いのですが、#31012+#7937という作品も見てみたい気がします。#7938の寂しさ?を#31012が大いにサポートして、相互作用が得られそうな気がするのですね。
 
posted by 関山 at 21:33| Comment(5) | TrackBack(0) | セット内組換作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月06日

【作品紹介】ひだか様のAGT(新交通システム)大改良版。誘導ローラでより実物に近く。

 以前記事にしたハンガリーのKVP氏のAGT(新交通システム。ゆりかもめetc)の全面改良版です。今のところ足回りだけのテスト版ですが……。


 全線、スムーズに走っています。


 2両編成でモーター車と、電池BOX+受光ユニット車に機能を分散。モーター車は2軸駆動であり、それなりの牽引力期待できそうです(3−4両編成も可能か?)。
 2軸駆動のため、モーター下にシャフト通してる辺りは良い意味でトリッキー。
 足回りは1軸台車として旋回。これで急カーブもスムーズにクリア。

 全体にテクニック寄りの作りゆえ、強度もありそうです(電池車の方はシステム寄りの作りで作り分けされています)。
 ただ、車高下げるなど改良の余地がある……とのこと。

 ひだか氏ならではの改良と云えますのは実物同様の誘導用ローラを加えていること。
 ミニ四駆でお馴染みの縦向けの車輪ですが、KVP氏作品での不安要素だった「擦る」部分が解消されています。AGTのアイデンティティたる部分でもありますから、車体実装後も外見上の魅せ場になりそうですよね。

 テストコースの全景。ポイントあり、S字あり。
 通常トレインより急カーブ曲がれるのもAGTの特徴。「実用化」の暁には、省スペースで楽しめる? ビルの谷間を縫って走る姿は楽しそうです。

 流石ひだか氏! と思うのはポイントを電動化されていること。モノレールと違って絶対の保安性能は必要ないのですが(あちらは異線侵入/逆侵入は即脱線!)、高度な自動化要素として見逃すことはできません。動力伝達にベルト使っているのはクラッチの代わりでもあるのでしょうね。

 車体の実装が出来れば、もうすぐに「実用化」が叶いそうです。
 ここからが大変なのかもしれませんが、モノレールについで楽しみな作品です。
 
posted by 関山 at 21:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【価格情報】#10229ウインタービレッジ復活/マインドストームV3を「少し」安く手に入れる/駅馬車

 
 「去シーズンの」ウインターアイテム#10229は1月の発売後、3月くらいには在庫なくなって自然消滅……してしまいました。実際のところ夏に売ってるのは違和感あるアイテムゆえ、仕方ないかなと思っておりましたが、シーズン合わせでなんと復活(メーカ再生産?)です。
 33%offで8452円。円高時代の設定価格ゆえ、お買い得度は高いです(例によって世界最安値)。パーツ単価は5円67銭。壁のミディアムブルーやら、柱の茶色。白のプレート群は案外、余りません。

 なお、並べたら楽しそうな#10235ウインタービレッジマーケットは未だ一般販売予定が決まってない模様です。去年同様のクリブリ先行という形になるのでしょうか?


 なんでこんなに高くて、かつ割引率も渋いの……と思っていた「#31313 マインドストームEV3」は並行輸入品は5万円を切る価格です(amazon.co.jp倉庫発送・送料込)。
 正規品はわずか6%OFFで56878円という困った価格ゆえ、ありがたい存在?
 
 新・駅馬車セットこと「#79108 馬車での逃走」はシリーズ中でも割高感のある設定でちょっと残念でしたが、それを補うかのような40%offへ。4078円。映画が成功したとは云えず、来シーズンへの期待もできないので、短期の生産に終わる可能性もあります。気になる方はシリーズ他アイテムも含め、お早めに。

◆◇◆◇◆◇◆           ◆◇◆◇◆◇◆
 
 「パレスシネマ」「幽霊屋敷」はまだ高いまま。
 「デロリアンタイムマシーン」は定価でなら入手できるようになっています。そろそろ安定期に入るかも……。
 
posted by 関山 at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 価格情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月05日

【レゴ製品】続:#10243パリジャンレストラン。デザイナー動画とペスパ


 お馴染みのデザイナー動画です。
 ただ、こうした製品だと情景の「スチール」の方が表現力ありましょうね。

 さて。「赤いベスパ」も注目されましょう。ベスパといえばbrickforgeのカスタムパーツが有名です。

 サンプルとして「青」(brickforgeより。ちなみに6ドル。カンブリ扱可)

 「BBBホイール→エメラルドナイト車輪」以来の、人気カスタムパーツの「公式化」といえましょう。カスタムでは一体だったハンドルは別部品になったり、スタンドが付くなどの差別点も注目です。
 
 レゴのバイクにしては「小ぶり」なのも嬉しいところ。これまでもCITY系でリアルなバイクはリリースされてましたが、人間に対していささか大きすぎるのは納得できませんでしたから。
 でも、今回は正しくミニフィグスケール!

 #10000代オンリィでの新規金型は確か無いはずなので、ベスパは他の2014年製品でも積極的に使われる可能性もありましょう。レゴの欧風化の流れが起こってくるか?

 参考。昔のレゴバイク。X81C01及びx82c02
 1983−1996年に使われていたもの(カブ系モペット!)。この復活・進化と捉えることもできましょう。無論、並べればリアルな原付シーンが再現できましょうね。カブもいればベスパもいるような。
 
posted by 関山 at 19:56| Comment(5) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品】#10243 パリジャンレストラン。「パリの生活感」「物語」を濃縮!



 画像及び情報はEurobricksより(詳細写真あり)

 モジュールビルの来年新作の話は8月半ばには出ていましたが、ついに画像も登場です。

 製品スペックは以下
 2469ピース
 159.99ドル/149.99ユーロ/132.99ポンド
 フィグ5体 シェフ・ウェイター・女の子とロマンティックなカップル
 1月14日発売
 モジュールビルは例外なく日本発売されてきましたので、この新作も大丈夫でしょう。
 価格はドル円の実レートくらいでお願いしたいものです……ね。

 #10233 HorizonExpress以来の、「一刻でも早く入手したい!」「発売日を指折り数えたい」製品じゃないでしょうか。タウンホールとパレスシネマは賛否・好き嫌いが別れる仕様でしたが、今回は純正欧州派の精細な建築。建物の幅を絞ることで、往年のグリーングロッサーやファイアブリゲードのようなスケール面での矛盾を無くしたことも注目されましょう。
 オリーブ色の壁面も大胆です。中間色使いもここに極まれり。

 裏面。建物は表からは二階建てに見えますが、裏面からは三階建てであることが分かります。
 また、建物自体の形状は結構複雑です。これまでは「真四角+出窓」みたいなパターンが多かったので、これも画期的。(あたかもPeachTree氏の「作品」のようですね……)
 外階段やら蔦で、裏面も「魅せる」デザインでありましょう。

 3階の屋根面、ひょっとして新パーツ。カーブスロープ2×2? タイル2×2の可能性もありますが。

 表面を真正面より。藤棚のオープンテラス。ショートの鎖にフラワーポット。
 屋根縁の装飾は羽飾りの転用。
 破風の飾りはシェルとクロワッサンでアールヌーボー。横組を組み合わせ、フェンダーアーチ×2で楕円窓にしているのは素晴らしい。

 右手の外階段も途中で折れ曲がりのある凝った作りです。

 窓2×3で「新茶」も初出。

 1階のエクステリア+インテリア。
 テラスに3席。藤棚も曲線形状なのが分かります。
 壁面の凝った装飾も分かりましょう。

 内部にはワイン棚も見えます。

 1階のインテリア。テーブルが3席。ランプシェードに凝ったカーテン。カーブスロープ使いまくり。
 個人的な印象ですが、レストランといっても高級な感じではなく、寧ろ「ブラッセリー」という感じ? これなら旅先で「入ってみよう」って気分にもなりましょう。近所あれば、たまの贅沢にという感じですね。


 このクオリティが<<続きを読む>>
posted by 関山 at 17:31| Comment(13) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月04日

【作品紹介】G@ひたひた様の713系電車(CAD)画期的前面表現!

 思えば、タン色……普通の言い方をすれば「クリーム色」がふんだんに使えるようになって、レゴで作れる題材は確実に幅が広がって来ましたよね。15年前は存在せず、10年前は未だレア感が強かったのですが。
 今は「基本色並みにありふれた色」の一つになってしまいました(無論、問答無用でありがたい限りです!)。
 だからというわけではないと思うのですが、九州の希少形式713系電車です。
 
 先方の記事こちら 「713系…CADですが。」

 実物はこちら。
 1983年に2両編成が4本のみ製造され、九州西部に配置されたもの。その後交流電化区間の普通列車用には特急型や急行型の余剰車転用の方向となったため、希少車になってしまいました。
 なお、2つ扉両開きセミクロスシートの新性能電車というのは417系に始まってどれも少数派です(転クロの117系や115系3000代は別として)。居住性・製造コスト面から3扉車よりもメリット多いはずなのですが……。
 デビウ当時はクリーム色に緑帯という軽やかな姿が印象的でした。寝台電車改造の715系も同じ塗色で、国鉄末期の九州鉄道近代化のシンボル的雰囲気はありました。
 今は宮崎空港連絡用に内外装を改めて、全車が健在です。


 作品の雰囲気は見事に「クモヤ791」+「117系」です。いや、国鉄電車は同じ設計の反復が多いのでこれで正解(笑)。整合性ばっちり。
 寧ろレゴでの制作だと、同じ型を使いまわせるメリットよりも、色違いでパーツ事情が違ったりするので整合性保つために却って苦労させられたりするんですよね。

 もちろん、交流電車ゆえの複雑なパンタ廻りも魅力いっぱい。
 個性的な、何処か悠然とした側面も雰囲気が伝わってきます。なお、後ろの車両では床下の「手歯止め」に注目。ここを再現した作品ありませんでしたね。確かにカラーリングで良いアクセントになっています。


 そして、圧巻は前頭部
 これまで「国電顔(近郊型・急行型)」はBUCHI氏の113系(もう10年以上前の、而して偉大な作品)以来、半ポッチずらしが定着していましたが、そこに変革を加えるこの顔!
 全体は半ポッチずらしでありながら、パノラミックウインド部のみをヒンジで角度付けるというアイディアは画期的。
 現物を見るまで正当な評価は難しいですが、CADで見る限りは「あの丸み」「流動感」がきっちり現れておりますね。車体幅が広がって見えてしまう問題はありますが、この顔の場合は却って好都合でもありましょう(レゴトレインは普通に作るとウマヅラになりますから)。
 また、手すりやステップの細かさも好感持てるところ。

 実制作されるかどうか不明ですが、こんなお題もあるというヒントになったのは云うまでもありません。
 似たような車体では417系や717系というバリエーションもありますし。

 また、前面表現はいろいろ影響を及ぼしそうです。
 

 
posted by 関山 at 23:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【アイディア】隼様の車体傾斜装置の解説。シンプルながら、効果的!

 車体傾斜装置(振り子式)で実際に作動するものを作ろうとすると、どうしても大げさに考えてしまいがちです。でも、これなら……?


 #7938改のJR北海道風の特急車に組み込まれた車体傾斜装置。
 大胆に傾斜し、なかなか効果的じゃありませんか!


 仕掛けは既に「定番」とも言える、台車の旋回を利用して車体を傾けるもの。一種の「強制振り子式」と云えましょうか。既に先例はいくつかある、しかして確実に動作するシステムです。
 

 台車のアップ。車体を傾ける傾斜面(ポチスロ)が分かります。なおエアサス風のゴムタイヤは傾きすぎたときの「振れ止め」とのことです。
 車内への「装置」の張り出しはもっと小さく作ることも可能でしょうね。


 直線通過時の台車と、カーブでの台車の状態。


 PowerFunction動力車への実装状態。もちろん電池BOXはこんなところには置かず(外見上はともかく、これじゃ重心高すぎ!)、隣の車に置くのです。


 先方の記事はこちら「車体傾斜装置の仕組み」(割と文章量があります)

 さて。
 部品は特殊なものを避けておられますし、市販車両に組み込まれてるところも「敷居の低さ」で評価されるところでしょう。

 これは試してみたいものですね。
 先方でも記されていますが、振り子式(或いは何らかの車体傾斜装置)の題材は内外に結構あるものです。
 運転の楽しさは確実に増しそうですし、ひょっとするとカーブ通過速度の向上……? のような実益もあるかもしれません。
 
posted by 関山 at 09:28| Comment(6) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【価格情報】ようやくデロリアン定価へ……買いどきか否か?/他


 ようやく、#21103 デロリアンタイムマシンが「定価」に落ちてきました。5999円送料込。
 店頭でも定価のところ少なくはなかった(レゴランドDCやトイザらスなど)ので、確実に手に入れたい向きはここでポチるのもありかもしれません。amazon.co.jp扱いの再入荷があるかどうかはちょっと確証できません。通常の10000代製品なら需要がある限りは或る程度製造続けてくれるのがレゴ社ですが、こればかりは尋常な商品ではありませんから……。
(「煽る」と言うよりは、再入荷されない場合のリスクを考えたい感じです)


 参考にバナーは貼っておきますが、パレスシネマや幽霊屋敷は割引率渋いままです。あれじゃ誰も買わないよ……。品薄ってわけでもないのに。
 新製品といえばArchitecture 「21018 国連本部」も5%offの渋さ。これも様子見が賢明でしょうね。あっちじゃ50ドル税別ですからなんかもう円安価格って感じ……。まぁいつもの割引率になれば問題ないのですが。

 で、こんなときだからこそ定番を? 「#10224タウンホール」は安定の34%off 20703円。Mugen氏の駅舎インストもこのセットの魅力です。


 定番といえば、トレイン系各種は安心価格。この機会にTGV1本揃えてみるのは如何でしょう? いくらなんでも36%off以上にはならないでしょうから……。
 #79111も遊べるセットですが、映画が流行らなかったのようなので意外と早く消える可能性もあります。気になる方は他ローン・レンジャー系も含めてお早めに。これも36%off。
 超定番の「#7938 超特急列車」ですが、毎年クリスマス前後は品薄になっています。2014年後半は新トレインセット出てくる可能性高いのですが(4年周期。オリンピックかよ……)、品質や価格がちょっと心配です。
 
 何でも作れる、更に2箱使えば怖いものなしと証明されつつある? マルチプルストラクチャーキット、「#31012ファミリーハウス」は34%off 5090円。これも年末は品薄になりそうな感じがします。
 
posted by 関山 at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 価格情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月03日

【雑談】メディアと鉄道「読む鉄道、観る鉄道」はちょっと濃い。

 ちょっとアニメと鉄道の話題が盛り上がったところで、映画と鉄道の話題を扱った「濃い」web連載の紹介です。

 「読む鉄道、観る鉄道」記事一覧

 杉山淳一氏によるマイナビニュース内のコンテンツで、既に40回を重ねるもの。
 古今国内外の鉄道扱った文芸や映画を紹介しています。古今は本当に古今で、『喜劇 急行列車』辺りから『アンストッパブル』までが対象。アニメでも『銀河鉄道999』『思い出ぽろぽろ』がしっかり抑えられています。

 さて。
 この種の記事って映画側はともかく、鉄道側はヌルい記載になりがち。ツッコミ入れてるはずなのに、それに対して鉄道ファン側から「おいおい」と突っ込まざるをえなかったりするものですが、この連載は一味違う。鉄道に関しても十分濃い目、しかして誰にでも分かる書かれ方ですのでご安心を。

 例えば、三軸ボギー台車のスハネフ14で有名な(笑)、『皇帝のいない8月』だと
機関車はEF65形1000番台。このことから、撮影時期は公開直前の1978年頃とみられる。これ以前は前面に扉のないEF65形500番台が使われていた。おそらく、中盤からの列車ジャックで自衛隊員が運転席に乗り込むために、貫通扉付きの機関車のほうが都合が良かったのだろう。
藤崎の態度を硬化させる厚狭駅のシーン、背景の電車は伊豆急行のようだ。ロケ地は伊豆高原駅だろうか? ロケに提供するなら、せめてあの電車は移動してあげればよかったと思うのだが。
 と、機関車の形状やらロケ地やらにしっかり考察が入ってます。

 映画側も上手く見所を紹介、わかりやすく解説されています。スチル使えないので、文章での解説が丁寧。こっちは自分は素人ゆえ勉強になることも多々。
 お勧めです。
 

posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品】次回のArchitectureは「#21021 Marina Bay Sands」

 建物の名前は聞いたことなくても、写真は見たことあるって方は多いんじゃないでしょうか? シンガポールにあるホテルで、3つのビルが繋がった屋上にある大プールで有名なものです。


 画像wikipediaより。

 レゴの製品はこんな感じ。

 画像及び情報、bricksetより。

 残念ながら解像度、未だ荒いです。

 ビル部分は普通のビル?ですから、表現にそれほど無理は感じません。上の庭園(プール)部分は曲線表現が印象的です。屋上の施設群の表現も細かい。
 なお、大量に1×2タイルのトランスライトブルー使っているのが目に止まります。まぁ既にレアではありませんけれど……(カンブリ扱1枚6円位です。而も大量可……)。
 
 
◆◇◆◇◆◇◆     ◆◇◆◇◆◇◆


 Architectureといえば、最新作の「#21018国連本部」に関しては詳細なレビュウが出てきています(Eurobricks/ Clone O'Patra 氏)。


 このアングルで見ると、なかなかの精密感。

 大量の1×2プレートのトランスライトブルーが手に入るセットです。
 それにしても、意外と国連本部ビルって高層棟以外の周辺建築が多く、それらの集合で成り立ってるんですね。

◆◇◆◇◆◇◆     ◆◇◆◇◆◇◆



 さて。
 amazon.co.jpは相変わらず人気品・新製品の割引率渋い状態続いてますが、なぜかArchitectureは「御買いどき」です。
 人気の「ファンズワース邸 21009」でも33%offで5048円。他も概ね24-26%offで、Architectureにしては値引き率高いほうじゃないでしょうか?


 飾ってよし、部品とりにして良し……。
 
posted by 関山 at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月02日

【実物鉄道】0系以外が0系を装うとき 四国のキハ32と、韓国のディーゼル機関車

 JR四国は、予土線の全線開通40周年並びに宇和島から近永間開通100周年を記念して、既存気動車を改造した観光列車「鉄道ホビートレイン」を運行すると発表した。

 予土線を走るキハ32形1両を利用し、車両外観を0系新幹線をイメージしたデザインにする。車内にはショーケースを設置し、鉄道模型を展示する予定。予土線の利用促進が目的で、来年3月頃から窪川駅から宇和島駅間を毎日運行する。

 情報源・画像はここ他。今のところプレスリリース以上の情報はない模様。

 ……やっちまった感が凄いです。ネタとしては面白いと思うのですが。
 それにしても、0系新幹線が鉄道趣味の対象足り得なかった(※)1980年代までを知っていると、0系が鉄道ホビーの象徴になったというのは時代を感じるのですね。

 ※:画一的。あまりに実用的。本気で人気なかったんですよ!

 あと、国鉄末期に導入した簡易気動車のキハ32が未だに使い倒されてるのも驚きました。
 キハ54 0代もそうなんですが、閑散線区で中長距離仕業もあるのにオールロングシートという仕様は何を考えてたのやら。で、困ったことに嫌われ者は世に憚るんですよねぇ。


 で、この記事をタイトル読んだだけで思い出したのがこちら。

<出所不明!>
 2007年ころに忽然とネット上に上がりだした「割と有名」な写真ですので、ご覧になった方も多いでしょう。
 多くは嫌韓の政治的文脈で上がってくるもので、出所が不明。鉄道趣味的文脈でなら、時代とか考証もなされるのでしょうが。
 機関車は韓国鉄道庁の7000形ディーゼル機関車。1969年にアメリカEMDで製造されたもので自重99噸。鈍重な貨物用機関車の姿に見えてその実は最高速度150km/hの高速機。後のセマウル号の前身である「観光号」の牽引をしていたもの。1986年に新7000形の登場で、6300形に改番。1997年までに廃車されています。

 <追記>別資料(写真含)見つけました。これによると7000(6300)形ではなく7500形(1975年〜)のようです。

 無論、7000形は元来は普通のアメリカン・ディーゼルなスタイル。いわゆるフードユニットの形状。デビウ当時の雑誌写真などを見ても、また廃車前の写真をみてもそこは変わりません。
(以上、「韓国の鉄道」1997・JTB参照)

 この「新幹線」フェイスの正体は未だに不明です。時期的には1970年代半ば〜後半じゃないかと推測はするのですが……(追記:1975年ころらしい)。他に一切写真が出てこないこと(※※)、当時の日本でも話題にならなかったことから、短期間に少数が改造されたに留まったんじゃないでしょうか。

※※:1970−1980年代の韓国や台湾の鉄道は非常に情報が希少です。軍事機密で撮影が制限されてたとのことですが、蒸機やナローは皆さんちゃっかり撮影されてるんですよね(笑)。流石に当時の身近な外国です。
 対して、標準軌の客車や気動車、ディーゼル機関車は情報がない。本当に、ない!
 これが大陸中国や台湾だと現地のファンの研究成果のおこぼれに授かれるのですが、韓国はハングルの壁が分厚く簡単に調べられない問題もあります。

 なお、牽いてるセマウル号の客車は日本車両製で、20系の韓国版・座席車版といえるタイプ。カラーリングは当時の特急標準色ですが、このカラーリング自体が新幹線を意識していた可能性はあります。

 ともあれ、四国のキハ32の縁から韓国の7000形改の研究とか進んで、正体解明されればいいなぁと思ったりもしますが……はて。

 なお、先に釘刺しときますが政治的レスご遠慮願います。
 自分にとっては1994/1998年と今ほど煩くなる前に行った国で、リピートするくらいには楽しい思い出多かったと記しておきますね。
 アメリカンディーゼルや、フランスのゲンコツ電機が日本的な客車を牽いてる世界はそれなりに素敵だったんですよ! 情報の少なさもまた適度なミステリアス感ありましたし。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(6) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月01日

【雑談】11月2-3日 京都行きます

 詳細は未だ出せない雰囲気ですが、11月2-3日(どちらも終日)に今年も秋の京都に行きます。

 去年はレゴジャパンの公式イベント(京都駅)がお目当てでしたが、今年はレゴやレゴトレインが出ている学祭を回りたいと思っています。

 東京からの同行希望やら(ちなみに往復とも高速バス[夜行]利用)ありましたらメールフォームよりお知らせください。
 なお、現地での予定は現在調整中なので、纏まりましたら告知させていただきます。
 
posted by 関山 at 20:58| Comment(5) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【雑談】何時かは出てくると思ってたこの発想 「アニ鉄! アニメと鉄道の素敵な関係」

 おもいっきり余談からですが、1984年に「レイルマガジン」誌が創刊された当時、そのポップカルチャー的な編集に小学生ながらたまげたものです。
 この世界では初の「軽く」「柔らかい」編集でした。

 それまで鉄道趣味誌といえば技術専門誌の流れで一般向け趣味誌だしてた「鉄道ピクトリアル」とか、社会派自称してた「鉄道ジャーナル」、妙に高尚というかスノッブ路線が鼻についてた「とれいん」みたいなのしかなかったわけです。「鉄道ファン」は中庸ながら、他の流れでやはり硬めな編集でした。

 管理人は他誌(主にピク)も読みつつ、「レイルマガジン」の独特の雰囲気に当てられて行きました。
 それにしても主観で「カッコ悪い(確か京王の7000系)」とか書かれた新車紹介なんて他の雑誌じゃ考えられないですし(あとで怒られたらしい)、当時は存在さえもタブーだった現金輸送車マニ30の模型化作例+形式図載せちゃったり(あとで物凄く怒られたらしい)、良い意味ではっちゃけてました。

 そんな雑誌ですから読者欄も良い意味でなんでもあり。
 イラストコーナーはもちろんですが、替え歌あり、アニメイラストあり。鉄道趣味界のアウトかファンロードというのは言い過ぎかもしれませんが、かつてなかった熱さがあったのです。
(ちなみに他誌はといえば、「ファン」「ピクトリアル」は真面目なニュース投稿主流。「ジャーナル」は(主に)国鉄に意見投稿して国鉄からコメントが付く……なんて世界でした)

 ですが、さすがにアニメネタは読者コーナーにとどまっていました。
 この辺が1990年ころまでの話です。

 で、幾星霜(新車がデビウして、それが廃車になってもおかしくないくらいの期間)を経て。

 2013年夏。ついに「出るべき一冊」が出てきました。いや、鉄道会社の萌キャラとか、「痛電」ことラッピング車両も当たり前になって久しい今となっては寧ろ遅いと云うべきか……。
 そういえば、萌え+軍事なんて雑誌は随分先行して複数社から出てますよね。

 

 版元がレイルマガジンと同じくネコ・パブリッシング。まぁ鉄道趣味関係ではここしか出せないでしょうね(笑)。あ、イカロスならおかしくないか(笑)。
 また、アニメ系のメディアから出てこなかったのは幸いかもしれません(どうしても情報の質が下がります)。

 この1冊が、アニメファンと鉄道ファンの相互乗り入れ直通に貢献するのでしょうか……?
 また、鉄道ファンを意識したアニメ企画なんて方向に繋がれば楽しいのですが
 思えば、ミリタリー(海陸空)は随分先行して、相互のファン増やすのに貢献していますものね。
 やって出来ないことはないと思うのです。
 

 
posted by 関山 at 20:44| Comment(7) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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