
「日本の鉄道」「ポケット図鑑 電車」は幼い頃に自分も持っていた本です。前者はボロボロ、後者は前半がバラけて消失。
「新しい日本の鉄道」は購入を随分迷った本で(1972年初版で、1979年頃の地点で「新しく」無かったのが見送りの理由)、「鉄道模型」は図書館で何度か借りて読んだ本でした。
皆様も御存知の通り、カラーブックスは日本の私鉄シリーズ(1979〜)他、鉄道系は結構強いラインナップ。
でも、この4点(ポケット図鑑を仲間に入れて良いかは迷うところですが)はそれ以前のもので、良い意味で媚びてなかった時代の骨太さ?があったんですよ!
で、これを契機に、ちょっと保育社カラーブックスのこと調べてみたら濃いブログとか一覧がヒット。壮絶に時間を浪費してしまいました(苦笑)。
「カラーブックスの達人ブログ」
http://hoikusha.txt-nifty.com/colorbooks/
内容紹介したブログ。
「古本寅の子文庫」
http://www.toranokobunko.com/colorbooks1.html
揃いの良い古書店のサイト。ほぼ全巻の書誌情報(再版・重版など)及び表紙が見られるだけで貴重な資料。
どちらもお勧め。ラインナップ……当然ながら鉄道系以外の豊富さとか、意外なテーマ扱ってることに驚かされりします。時間浪費注意。
1960年代初版の本が1990年代になっても重版されてたりするのもこのシリーズの特徴。それゆえ、一部希少なもの以外は入手もそれほど難しくないのもポイント(鉄道系は部数が多いようで、入手が楽な部類に入ります)。
さて。(強引かもしれませんが)カラーブックスとレゴって共通性があるように思います。
妙な堅苦しさと上品さ。カラーブックスの抑える半位はギリギリ「趣味・教養」という感じのもので、「娯楽」とはような線引がありましたねぇ。このへんはレゴがギリギリ知育にとどまってるのに近いような?
(21世紀の今日、趣味・教養と娯楽の垣根なんて随分下がった感はありますが)
1980年代なかばまでの共通デザインの表紙も、1970年代のレゴと同じモダンデザインの傑作。
そして、たまにハメ外したもの出した時の妙なセンス。カラーブックスがハメ外すとすごい本を出したりするんですよ(上のブログ参考)。
兵器・軍事に関するタブー。いやカラーブックスの方は明示されちゃいませんが、あれだけ乗り物(鉄道)系ラインナップ充実してるのに「世界の戦車」とか無いのが不思議ですよね寧ろ。
まぁ飽くまで個人的な話として、レゴと一緒で幼い時期に結構買ってもらった……という共通性に過ぎないのかしれません。カラーブックスはもちろん大人というか一般対象の書籍ですが、意外と絵本がわりに買ってもらったって話は聞くようです。これも妙な硬さのなせる技? 手頃な価格も大きかったと思いますが。
で。
皆様も御存知の通り、保育社は1999年に倒産。再建は果たしたもののカラーブックスの新刊は途絶えてしまっています。21世紀も続いていたらどんなラインナップが出ていたんでしょうか?
「世界の鉄道シリーズ(各国版)」「世界の高速列車」「オリエント急行」「ブロック玩具」なんか出てたら欲しいなぁ(笑)。というか「ブロック玩具」は自分が企画持込に行きたいくらい(笑)。まぁダイヤとN&B(任天堂)の濃い目のコレクターさんを引っ張りこむ必要ありますけれど。
「ロシア構成主義」「スターリンゴシック」みたいな共産趣味系も欲しいかも。「街巡り秋葉原」みたいなのは普通に出てそうですよね?