京阪の特急車8000形。新塗装の現行仕様。
数年前の新塗装化……。電車の新塗装化やら更新って殆どの場合はオリジナルの良さをぶっ壊す酷いものですが、京阪の新塗装は目を瞠るべきものでした!
塗り分け上下の逆転は違和感がなく、前面のアーチ塗りも新鮮味。華やかなゴールドライン。
なにより、旧塗装ではいただけない部分であった前面の処理(前面だけ塗り分けラインが強引に下がってる辺り)が改善されているのは大きい。追って更新されたインテリアもソファ的なロングシートなど現実に即して、魅力を増してるように感じます。まぁ未だ乗っていませんけれど。次の「上京」時には是非試してみたいものです。
その車を、「繊細に」に仕上げて来られました。
前面やダブルデッカーの「アーチ」は綺麗に。特に前面は1×6アーチを上下逆転で使ってるのに驚かされます。
前面は前面窓ガラスに横組処理。おかげで貫通扉もそれらしく。側面回り込みもタイルで綺麗。1×2タイルのクリア系も最近は入手しやすいので、非現実的には見えません。
そして鳩マーク。翼広げてみえるのもポイント。隙間も気にならず。
(個人的な意見ですが、黒い部分をプレート1枚分上に広げ、ヘッドライトや方向幕も表現されたらどんな感じになりますでしょうか?)
色は通常の赤と黄色のようです。ここは先行するRyokuchakuma氏の地鉄10030と同じく違和感ありません。赤を濃赤にするとどうなるのかなぁという興味もわきますが。
屋上に目を向けると、クーラーと交差式パンタにも目が止まります。前者はポチスロの斜めが美しく。後者は新表現が印象的。下半分はクリップをペグで繋いでるんですね。交差式パンタは「不可能」からの進化が著しいです……。
肝心のダブルデッカー。アークラインが見事! 京阪の車両限界ゆえの特殊な断面形状も再現されています。窓ピラーは省略ですが、実製作時に窓をスモークにしたら気にならなそうです。
(その意味で3000形のDD……地鉄31号の方が難しい? あっちはピラー省略できないですから)
なお、全車車輪は小径車輪です。走行を意識されないディスプレイモデル? 寸法的には通常のトレイン車輪化に問題さそうですし、全体のバランスでも望ましいような。
どこかでは117系や225系といった淀川向こうのライバルも計画中……。そうした並びがいつか実現する日が楽しみですが、可能性が見えてきた感がありましょう。
え、茶色の? これも何方かチャレンジされませんか(笑)。
(あと、その前に地鉄10030との対面も?)
その他画像はこちらへ(Flickr) パンタなどのアップもあり。必見!