が、205系までは数えるほどしかステンレス車は無かったのです。
汽車会社のサロ95900(サロ153-900→サロ110-900)が僅かに2両。
これが全て。しかも205系登場の1985年地点では廃車済(1979年)。数年のブランクさえあったのです。
他にステンレスの旅客車として気動車では東急車輛のキハ35 900が10両。
但しアルミ車は終戦直後の「ジュラ電」に始まり、301系や381系、200系新幹線という量産形式がありましたが。
サロ95900は153系一族の並ロ(3等まであった時代の2等車。車内は回転クロス)。リクライニングシート装備の特ロではなかったため、かなり早い時期に近郊型111系のサロに編入。サロ110-900に。
また、時期は不詳ながら、通常の湘南色の塗装までされてしまいました。塗装されたステンレス車というのも国鉄独自のもので、先のキハ35 900も塗装されてしまいましたし、EF81-303/304なんて例もあります。まぁ波板に塗装された姿はそれはそれで味のあるものでしたが。
サロ110-900は関西は高槻に配置されており、幼少の頃、極たまに見かけたものでした。
銀色じゃないのに波板入った姿に「変な電車!」という記憶がしっかり残っています。
制作は勿論、登場時の銀色姿で。ステンレス色のグリルブロックはサンタフェ#10022の客車から。
側窓は1970年代青レール時代の客車に使われてた「元祖トレイン窓」を大人気なく(笑)使ってみました。「2」のプリントブロックもおそらく1960年代の部品。
つまり、実車が活躍してた当時の部品が使われてる由(笑)。新灰色とのミスマッチは無論、愉快犯的確信犯。
さて。
この車両は牽引する電動車が面倒といえば面倒です。湘南色の153系や111系編成? そりゃ塗らない限り物理的に不可能ですよね?
しかし、幸いにもこの車両がよくペアを組んだらしいのは153系よりも寧ろ、同じような形状な(略。
もちろん、事業用車(牽引車や試験車)ではありませんよ?
「略」な形式、色が色ですので(レゴ的原色ツートンカラー!)、こちらは多少予算をかければ何とかなります。元来の用途以外にも東海道筋の夜行準急とかに使われてたとかで、その辺のイメージでなんとか。うーん、派手!?
完成はしているので、JAM2013でお披露目予定です。