叡電・嵐電・トロッコは嵯峨野風……と京都にちなんだ題材が揃ってるのが印象的ですね。

組換作品ではないですが、#7938から部材の多くを流用と伺っています。しかし、言われないとわからないレベルではありましょう! フロントは下部の逆傾斜が美しい。キャノピーはこの電車のためにあるような部品か? 肝心の天窓はクリアのスロープブロックですが、よく見ると下にクリアプレートも入って大きさ調整しています。
車内は窓向きの座席を表現。ミニフィグがよく見える、楽しそうな雰囲気の電車でもあります。

ダミー車輪による、擬似ボギー車表現がこの作品のキモ。路面電車ならではの床の低さ、台車の小ささが表現できておりましょう。全体にシンプルな造形ですが、あの電車!とわかる雰囲気は詰まっている作品です。

路面電車は流行の低床電車じゃなくても、床は低めに見えるよう造るのが「らしく」見せるコツでしょうね。

シンプルな造形ながら、ミニフィグを魅せる、楽しげな車両になっています。
ディーゼル機関車は以前紹介した海外作品のデュープですが、よく雰囲気がでています。

上の赤いディーゼル機関車はまるで「KATO」※の如し! Cityの鉱山セットの機関車のアレンジですが、屋根つけてボンネットフードの雰囲気を少し弄るとここまで化けますとは。
中段左は有名な?根室拓殖鉄道の「銀龍」ことキハ3がモデルですね。あの極論的なスタイルはひと目で分かるものです。ボンネットのパーツ……カーフェンダーはベストな選択! バー状の排障器も芸が細かい。
最下段は、Cityの鉱山のトロッコ拡張。ここからナロー各種を考えたくなる、好ましいモデルです。
※:重機メーカー加藤製作所は大昔、小型内燃機関車を多々造っていました。スタイルの良さから鉄道ファン人気があったものです。
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当日は叡電・嵐電は和風エリアを大いに盛り上げてくれることでしょう! これほどのベストマッチはありません。
トロッコは鉄道公園的エリアを彩ってくれましょう。小さな車両って、意外と人気者です。