叡電・嵐電・トロッコは嵯峨野風……と京都にちなんだ題材が揃ってるのが印象的ですね。
叡電……叡山電鉄デオ900形「きらら」。管理人も最好きな電車で訪京の度に乗りに行ってます(半分ウソ)。普通運賃のみで乗車できるのが信じられないほどデラックスな観光電車(瑞西の私鉄なら絶対に一等車ですよ、これ)。何時か作りたいと思ってたところ、見事に先をこされてしまいました(笑)。
組換作品ではないですが、#7938から部材の多くを流用と伺っています。しかし、言われないとわからないレベルではありましょう! フロントは下部の逆傾斜が美しい。キャノピーはこの電車のためにあるような部品か? 肝心の天窓はクリアのスロープブロックですが、よく見ると下にクリアプレートも入って大きさ調整しています。
車内は窓向きの座席を表現。ミニフィグがよく見える、楽しそうな雰囲気の電車でもあります。
モボ611形は嵐電……京福電鉄の主力車両。現行の京紫カラーで仕上げてこられましたが、ハリポタ紫で違和感がないのですね。前面下部の警戒色(白帯)も好ましい。
ダミー車輪による、擬似ボギー車表現がこの作品のキモ。路面電車ならではの床の低さ、台車の小ささが表現できておりましょう。全体にシンプルな造形ですが、あの電車!とわかる雰囲気は詰まっている作品です。
改修前。トレインプレートそのまま使ってましたから、ボギー車ながら床が高め。ちょっと路面電車っぽく見えなかったのです。
路面電車は流行の低床電車じゃなくても、床は低めに見えるよう造るのが「らしく」見せるコツでしょうね。
トロッコ列車。屋根なしの完全オープンというのは日本では無理ですが(雨!)、この種の車両の理想的なスタイルではありましょう。
シンプルな造形ながら、ミニフィグを魅せる、楽しげな車両になっています。
ディーゼル機関車は以前紹介した海外作品のデュープですが、よく雰囲気がでています。
未動力のナロー車両たち。
上の赤いディーゼル機関車はまるで「KATO」※の如し! Cityの鉱山セットの機関車のアレンジですが、屋根つけてボンネットフードの雰囲気を少し弄るとここまで化けますとは。
中段左は有名な?根室拓殖鉄道の「銀龍」ことキハ3がモデルですね。あの極論的なスタイルはひと目で分かるものです。ボンネットのパーツ……カーフェンダーはベストな選択! バー状の排障器も芸が細かい。
最下段は、Cityの鉱山のトロッコ拡張。ここからナロー各種を考えたくなる、好ましいモデルです。
※:重機メーカー加藤製作所は大昔、小型内燃機関車を多々造っていました。スタイルの良さから鉄道ファン人気があったものです。
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当日は叡電・嵐電は和風エリアを大いに盛り上げてくれることでしょう! これほどのベストマッチはありません。
トロッコは鉄道公園的エリアを彩ってくれましょう。小さな車両って、意外と人気者です。