7月18日地点で、Eurobricksに上がっていた
Rufus氏のレビュウを紹介させて頂きました。
原型制作者をして
「私がもう書く必要がないぐらいの完璧です。」と言わしめた内容の濃いものでしたが、その原型製作されたさくれつ様もお手元に届かれたらしいサンプルをレビュウされています。
無論、必読です。さくれつとゆかいな仲間たち
「LEGO Back to the Future Time Machine Review」
より。
【マーティ】と【ドク】。左が製品版で、右が原型。
それぞれに良い所がありますが、一般ウケしそうというかよりレゴらしいのは「製品版」でしょう。
ドクのトルソのパターンがかなり細かくなっていて、今時の版権物フィグのクオリティ。
「中の柄シャツもよくここまで再現できたなと、比較するのが嫌になります。」とのこと(笑)。
でも、マーティは原型のほうが俳優さんっぽい雰囲気かしら。
デロリアンは前後側面がきっちり比較されています。
一番印象に残るのは
側面比較。左の製品版が一回りコンパクトになっているのが一目瞭然。ダインサイジングで引き締まった印象です。
内装の比較もあり。専用プリントパーツ多様の製品版の方に一理あり?
もう結論なのですが、
私の感想は、レゴ社のデロリアンが勝利でしょう。
いくら忠実に再現しても大きすぎるし、
人形とのバランスがやはり重要だったなと。
今後の課題でもあります。(中略)
レゴ版のデロリアンは400パーツぐらいで構成されていて、
私のデロリアンは500オーバーなんです。
100パーツもカットされてあのクオリティを叩きだせるわけですから、
レゴ社のベテラン30年のビルダー恐るべし。
パーツ数を削ってクオリティを維持する……。凄いことをやっているわけですね。
なお、話題になってしまった
ボンネットのデザインと、
タイヤ可変ギミックについても詳細に触れられています。敢えて引用は控えますので、ぜひ元記事のご一読を。少なくとも原型制作者の意図を無視したアレンジでないことは分かりますから。
作品と製品の間にある垣根。それを乗り越えようとした原型。
しかし、上から引っ張りあげて垣根超えを手助けした製品版と製品デザイナー。
合わせて良い仕事をされた、幸せな一例なのだなぁということが伝わってきます。
とはいえ、製品版はそのままでは
「二人乗り出来ないこと」にはツッコミがあります。確かに製品のテーマ上、致命的欠点かもしれません。
ですが、なんと
製品内パーツで出来る(!)改善策が細かい手順入りで示されています。これも、このセットを入手された方にとっては必読になるでしょう。
幻の
6幅バージョン(左)の情報もありました。
幻ではありますが、製品版にこの雰囲気の良い所がフィードバックされた感じはあります。
というわけで、今回のユーザーと公式のコラボは
「第一印象」を吹き飛ばし、気持ちのよい製品を見せてくれた感はあります。ますます#21103が欲しくなるのでした。
あとは、国内販売のアナウンス待つだけです。