流石にミニフィグスケールではなく、また車両搭載も出来ませんが、この割切りでもってあの大物を形にされただけで絶賛ものです。

先方の記事
雰囲気の捉え方が正確。懐かしき、あの船にしか見えません。
(1960年代の建造ですから、今見るとずいぶん古い線型です。1988年の退役からもう25年経つのですね。そういえば、その後の津軽海峡のフェリー就航史も高速船が二度コケたりとか、えらくカオスですけれど)
船首部分は積分的手法ですが、ここも違和感皆無です。よく見ると全体が奇数幅で組まれているのですね。随分手間がかかったと思います。
マスト部分も精細。現代の船舶をモデルにするときに、ここが大事であることを意識させられます。
フェンネルの「JR」も頑張られた部分ですね。
(さすがにシンボルマークの再現は難しいでしょうか?)

後部より。この面も正確です。車両甲板の扉やレールなど。よくある自動車航送船とは一味違う形状が魅力。
後部の絞込は逆スロープ部品を部分的に使っているのが効果的です。喫水線間際の絞り込みもキュート。大型船モデル(但し、ウォーターライン)のベンチマークになるべきモデルでしょう。
さて。
素晴らしいモデルであるのですが、問題があるとすればJAMのレイアウト上の配置場所でしょうか?
流石に他のモデルとはスケールが違いますので、上手く配置しないと不自然に見える可能性はあります。
但し特撮のセットなどでは意図的にスケールの違うミニチュアを混ぜて遠近感を強調するような手法もありますから、「上手く行けば」と思うのです。
どなたか、知恵貸してくださりませんか?