事前情報が全くなかったため、当日「えっ!」という感じでした。このクオリティの作品が知られてませんでしたとは。
まずプロトタイプから。
1993年から東京〜千葉方面の特急に投入された電車。初代NEX253系電車の房総特急向け車という性格で、特徴的な車体断面などは共通するもの。
当時は「Boso View Express」と称され、この車輌を使った列車には「ビューわかしお」「ビューさざなみ」と付けられていました。製造は僅かに5本のみ。
その頃の印象が強かったのですが、今は「しおさい」に主に使用。ピカピカの新車という感じでしたが、もう20年も前の車輌なのですね。
wikipedia:JR東日本E255系

実車の特徴を捉えたフォルム。ビビッドなカラーリングはレゴとの相性抜群!
側面の造作が鮮烈です。横組みといってもタイルを表面に出した横組! このおかげで実車の特徴ある断面形状が再現できた由。ポチスロ駆使の屋根端も綺麗です。
前面は微妙な傾斜がポイント。「隙間」も効果的に生かしています。スカート丈も短めにして、ウマヅラを避けた配慮もバランス良し。

上から。1幅タイルを張ってあるのは恰も実車のコルゲート入りの屋根板のようです。
屋上機器は少ない車両ですが、それぞれがポチスロで丁寧に作られています。
ここまで凄いと、パンタグラフがないのが本当に惜しまれます。低屋根部分など「魅せる」場面でもありますから。

中間車。台車に注目、シンプルながらも車体直結エアサスの表現があります。これでもそれっぽく見えるのですね。
ホロに注目。転落防止柵の表現があります。

動力車の内部構造。電池boxを窓から見せないために、最前部運転台廻りを使うという配慮は初見のアイディアです。側面は前述通りタイル貼りですが、更に窓だけは通常の横組みと複雑な構成。

総武本線を快走。すれ違うのは新金線からきたEF81牽引の貨物列車……という情景。
そんなわけで、お次は りゅうせん様のEF81+ホキ10000形です。お楽しみに。