さて。そこから拾ってきた新製品情報二題。

あの難度弩S級の建物をあっさり製品化してきました。而も、1273円で!
カワダさんの公式画像がイマイチ(白い建物で白バックはないでしょ……)なので輪郭がわかりにくいのですが拡大してみるとこんな感じ。

シェル部分は大きめのスロープ部品を横組で表現しているのが分かります。頂点部分はL字パーツで90度になっていると思われます。
実物のシェル側面の「丸み」は完全に諦めた表現。しかし、シェルとしての重なりや奥行きは寧ろ強調されており、小さな模型としては十分な表現でしょう。シェルの隙間のクリアパーツが泣かせます。これが建築としての説得力をどれほど増していることか。

やはり頂点部分は90度です。丸みがない分、痩せてる感じはあります。でも、角が目立つデザインは実物のイメージとも合致しましょう。

こっちが先であったことは事実です。あとから出てきたものの方が良いのは当然でしょう。
それでも、カワダのデザイナーのセンスには感服させられるのです。よく、あの造形が、それもパーツ種類少ないナノブロックで出てきたものだと!


気になる実物(wikipediaより)。
さて、もう一つ気になる世界遺産シリーズ?はこちら。

「軍事」と並ぶレゴのタブーは「宗教」。お陰でこの種の題材はArchitectureでも扱えません。一時期サグラダファミリア教会製品化の噂がありましたけど、どうなってしまったんでしょう?
……って話はともかく、カラフルなカラーリングは素晴らしくブロック玩具向け。ナノはレゴ、或いは往年のダイヤブロックとも違って特殊部品を作らず真四角なブロックのみで勝負するというコンセプト貫いていますが、それがここまでプラスになる題材ってあるのですね。