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2013年06月15日

【実物鉄道】フランス国鉄の振子車について

 G@ひたひた様の591系電車の作品紹介で、「世界初の振り子式車両はフランス国鉄の試作車」って話をだしたところで、その試作車があまり知られていないこと思い出しました。
(例えばwikipediaですが、日本語・仏語では一言の記述もありません)

 素晴らしい591系電車作品の「返礼」として、手持ち資料を載せておくことにします。
 怪しさというか妖しさ、591系や391系どころじゃないのですよ。


 「写真で楽しむ世界の鉄道 ヨーロッパ編 1(交友社 1959)」95頁(拡大)
 試作 振子客車
 Voiture-Pendulaire

 
 曲線路上でも高速度のままでつっ走れるように考案された珍しい客車。
 カントが不足する場合、遠心力のため普通の客車なら、曲線の外側に傾く。この客車の車体は、振子のように上の方で支えてあるので、下右図のように反って内側に傾く。支えの中心軸(左下図の振動軸)はちょうど座席客の頭の高さにしてあるので、直線路を走ってる場合の感じと変わらないという。
 最後のねらいは電車にあったので、台車には電動機に相当するオモリを付けてある。
 半径400-600mの曲線路を140km/hで走らせた。


 最初に古本屋で立ち読みした時(1989年)、このページで仰天したことを思い出します。
 「何じゃ、これは!」
 いや、振り子式の実用車381系が当たり前に走ってる時代の話ですが、このゲテモノ然というか妖怪的な試作車の存在感にはクラクラきました。ましてや振り子式の概念が殆ど知られてなかった1959年の読者にとっては、どれほどの驚き、衝撃だったでしょう。
 そして図面(形式図)見て驚かされるのは有効床面積の狭さ(定員僅か32名。多分座席配置的に1等車など優等車前提)。台車の真上はほぼデッドスペース。連結されたと仮定したら、隣の車両に行くのも階段登り降りで狭い通路を通って行かねばならない作り。
 電車を前提に作ったものの電装はされず(而も、フランス国鉄では動力分散方式の優等列車用電車はほぼ存在せず。また他に試作もされていません……)、モーター代わりの錘を下げていたこと。ホイールベースの短い変な台車に、左右独立車輪。
 試作車とはいえ、ツッコミどころだらけ。

 そして、そのSF的なスタイリング。無駄なほどに大きな傾斜角。
 これほどに妖しく、ミステリアスな鉄道車両、他に思いつきません。居たとしても同じフランス国鉄でしょうね(笑。ゲテモノの宝庫ですよ)。

 さて。
 他の資料を当たったところ(「レール300 世界の高速列車大競走」1991 山海堂)、この車は1957年の製造で、1979年に廃車解体されたということがわかりました。現存していないこと、また自然振り子式がフランスでは全く採用されないまま今に至っていること。こうした事実がこの試作車をより妖怪的に見せる……。

 ただし、妖怪は日本で「成仏」したと見るべきでしょう。
 少なくとも日本国有鉄道がこの車について何らかの影響を受けたことは間違いありません(なにせ当該文献の編者は国鉄の技師ですから無関係のワケがない)。余りに非実用的な台車の真上に振動軸を置く配置は、物理的には等価な?コロ式振子として改める。無論「錘」ではなく本物のモーターを艤装。こうして振り子式の実用車(591系・381系etc)を作り上げたのは愉快じゃないですか。
 また、日本での「振り子式車輌」という愉しい表現は、フランスの「Voiture-Pendulaire」(客車-振子)から来ていることも注目しなければなりますまい。国際的にはこの種の曲線高速通過のための車体傾斜方式は「Tilting train」(英語)「Neigetechnik」(独語)と「傾斜列車」と云われますから。名は残したことになります。


 おまけ;画像検索「Voiture-Pendulaire」の結果。
 意外と画像が出てきます(!) 製造中やら、本線上でおもいっきり車体傾けてるのやら。但しカラーは皆無です。車内写真もないですね。

 そんなわけで。
 レゴで作ろうにも、色に関する資料が全く得られません。当時のフランス国鉄の客車や電車の配色から推するに、おそらくダークグリーン系だと思うのですが。どなたかご教示頂けませんか?
 まぁそれ以前にあの造形はどう処理すりゃいいのか途方に暮れそうですが……。
 

posted by 関山 at 14:20| Comment(3) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品】#10234 シドニーオペラハウス 完全版



 Eurobricksより。無論リークではなく公式発表です。
 元記事。ハイレゾの写真多数。

 Us320ドル、EU 280ユーロ、UK250ポンド
 2989ピース。
 ベース寸法は48×48基礎板 + 32×32基礎板 + 32×16基礎板分
 
 製品の流れとしては、「エッフェル塔」や「タージ・マハル」に「タワー・ブリッジ」の大型建物シリーズの系譜です。このシリーズはArchitectureとは別物なのに注意。

 造形に関しては、この大きさでもって初めてあの形状を再現できたのか! という感じ。シェル部分は大型カーブスロープの繰り返しによる表現。よく見ると、全て同じ曲率で表現されています。製品としての強度とかコスト制約の中でのデザインは大変であったと思います。
 クリアーのドーム状の部分は面白いですね。多少のディフォルメになっていますが、パーツの形状生かした好ましいアレンジでしょう。何より透けてるのが心地よい。

 ベースに関してはフル再現の模様。斜めの部分や階段や曲面など全て。これまでに見たことのない大量の「ダークタン」が使われているのにも注目です。


 #21012(2012)。コンセプトなど全く異なるので比較は難しいのですが。
 ただ、#10234を見た後だと、これはこれで頑張っていたんだなぁと気が付かされます。


 公式動画。輸送・保管の便を鑑みて、ベースプレート単位で分割可能。メインの建物も更に取り外しが可能。こうした配慮は嬉しい。


   

 「#10214タワー・ブリッジ」には、汎用の建築資材用部品とりセットという側面もありました。ただ、今度のオペラハウスはちょっと難しい……? 大量の白カーブスロープの使い道が見つかれば話は変わってきましょうが……。
 
posted by 関山 at 13:18| Comment(6) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする