「その1」は
こちら
引き続き、taizoon様のPowerFunction化された4.5Vの紹介です。
まずは、蒸機の足回り詳細から。
◆蒸気機関車のPF足回りhttp://www.brickshelf.com/gallery/taizoon/Power-unit/1.jpeg PowerFunctionの最高に面白いところは、
蒸機などの足回りが自由に作れるってこと。
このメリットと、社外品BBBホイールミドルの組み合わせは最強と言えましょうか。
(その上、PF-Mサイズモーターは大きさもパワーも回転数全てがトレイン向け)
自作動力で気になるギア比は「20歯ベベルギア(ダブル)→12歯ベベルギア(ダブル)→20歯ベベルギア」の組み合わせで
「等速」になっています。意外とギアの取り回しを省スペースに収めるのは苦労しますので、これも試行錯誤の末か? でも、綺麗に収まってますね。
動力伝達はサイドロッドに依っています。ロッドは純正ではなく長さ9のテクニックアームをハーフハイトに削ったものだそうですが、純正でも欲しい部品ですよね。
また、粘着力確保のためBBBミドルに溝を掘り、そこにミニ四駆用Oリングを嵌めてるとか。
さて、この足回りは以下の部品(%4178)と適合しなければなりません。
4.5V時代と(9Vの極初期)に使われていたトレインプレート。4.5Vモータに合わせた穴あき。よく見ると穴の大きさとモーターやギアの張り出しがギリギリ。よくぞ、収まったものです。
◆#7722 2ndモデルのPowerFunction化
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=529913 1985年の4.5V電動セットの、2ndモデルのディーゼル機関車ベース。
オリジナルはこんな感じ。左下にちらりと2ndモデルが見えます。でも、いまいちパッとしない印象なのです?
PowerFunction化は勿論ですが、4.5V純正では露出するはずの
赤車輪にはPowerFunctionならではの枠が付きました。赤車輪と黒枠の組み合わせ♪ これだけのことで、なんて
垢抜けて、そしてディーゼル機関車としてリアルなモデルに見えることか! 4.5V的な良さと、9V以降の良さが見事に合体、いいとこ取りって感じ。
敢えて大袈裟にいえば、
玩具が模型になった瞬間とさえも……。
細かいところですが、ステップ?が前後に有るのもいい感じですね。あとドアの「D7722」のナンバーも芸が細かい。
動力はPFトレインモーターと思われますが、#7722 2ndモデルは低いボンネットですから受光ユニット収容はキャブ内へ。後ろが若干はみ出していますが、これも気になるものではありません。
バッテリーカーは#7722の小型郵便車を転用しています。この組み合わせは様になります。
様になるというと、撮影の背景に使われている
#10027機関庫(2003年)もしっくり来てるんですよ。9V全盛期の製品でしたが、機関車のサイズ的にも雰囲気的にも4.5v灰レール時代のほうが似あって見えるのは何故かしら?
#10027の前での素晴しき並び。よく見ると#7715が2組。#7722ではメインモデルの蒸機も見えます。
可愛いけど、圧倒的ですよね。
改めて、現行品としても、
こんな雰囲気の製品づくりもして欲しいなぁと思うのでした。
(無論、今のCityトレインの方向性は見事ですし、#10233ホライゾンみたいなのも続けて欲しい。現行と並行してって意味ですよ!)