画像はこちらより。
情報源Eurobricks他
Danish LUG(デンマークのレゴユーザグループの一つ)が5月11日、「 the longest plastic toy train track」の記録達成でギネスブック公認された模様です。
延長は4km。使われたのは全て青レール。
青レールなのは中古品が比較的廉価なためでしょうか? ひょっとすると本社の支援があったのかもと思いましたが、それなら現行品のRCレールになりそうなもの(何より設営と撤収が楽。青レールは少し面倒)。
ユーザの力だけで集めたならすごい話。使用パーツは以下のとおりです。
32.000 straight tracks青レールなので、32000本の直線レールというのは16000対と解釈するべきなのでしょう。気が遠くなるというか、現実的な数字ではありません。
14.504 curved tracks, outer
14.504 curved tracks, inner
520 crosstracks
31.544 white sleepers
線路配置の様子が、限られた空間(体育館?)にギリギリ敷き詰めるため、同じギネス記録で定番のドミノ倒しをも連想させます。記録を目指すためなら、この割り切りだってあり。CPUの内部のような合理性さえ?
それにしても、4kmという距離ってリアルに電車の数駅分の距離ですよね。
東海道線(京浜東北線)なら、東京でて浜松町と田町の間くらい迄の距離ですよ?
東横線なら渋谷出て学芸大学の手前位。何れにしてもちょっと歩くのは嫌になる距離です(笑)。
で、レゴトレインのスケールを1/60と仮定すると(車体幅を基準)、4kmというのは240km。いやこの数値に何らかの意味があるわけではないですが。でも240kmって東海道本線だと東京から浜松くらい。
普通の人なら、電車乗り通すのに苦痛感じる距離かもしれません。
凄さは動画を見たほうが早いかも。正直な話、この動画観て「これはえらいことだ」と思ったのです。
動画の情報はLegoLeaks様より。
電車(恐らく北欧の近郊型か? PF動力とおもわれる)が、広大な線路の原野に繰り出していくさまは感動的です。
また、何十線もの線路をクロスレール連ねて渡っていくさまも普通には見られない光景でしょう。
この種の記録の持つ、荘厳ささえ感じる……というと大げさかもしれませんが。凝ったレイアウトやシーナリーとは違った、ストイックな世界の魅力は感じることができたのでした。
なお、動画見ても4kmをPFの単四電池6本で走る切ることが出来たかどうかは定かではありません。
それから撤収は実に豪快。箒で枕木の2×8白プレートを掃いていくところもまた別次元ですね……。
最後に余談。
飽くまでこの記録、レゴトレインとしての記録ではなく、プラ製のトイレールでの記録です。
つまり同種の玩具……プラレールあたりが本気出したらこの記録は破られるのかもしれません。あっちは上方向に伸ばす3次元実装という技も使えますから(笑)。