気になってた試作品ですが、紹介が遅れてしまいました。申し訳ないです。
先方の記事
「振子のように揺れるネタ……」だそうで。
画像手前がJR西日本のキハ187系。奥が智頭急行のHOT7000形。
キハ187は車体高に関しての検討中のようで、車体構体と前頭部試作で高さを変えています。あくまで個人的な印象ですが、特急型でましてや
振り子車なら車体高は低め(※)のほうがすっきり、そしてリアルな気がしますが如何なものでしょう?
軽量化や資材節約、また限られた全長の中で「長く見せる」効果も大きいです。
(問題があるとしたら、ミニフィグが「立てない」ことでしょうか。インテリア作るならばという前提ですが)
HOT7000の流線型前頭は……この手があったか! という感じです。横組による丸みが美しい。この写真見る限りではサイドとの繋ぎも巧くいって?ますね。
キハ187の前頭部試作。
低車高バージョン。実車からして平面的ですが、レゴでここまで凝った組み方をすると手抜き感は全くなく、寧ろ精細感に溢れる。
実車の造形は好み分かれるところでしょうが、このモデルは実車の良い所を最大限に引き出して良い意味で美化してる感はありますね。好みです。
キハ187の前頭部試作。
フル車高バージョン。
前頭部の印象把握って意味でも、低車高バージョンのほうが一段上に思うのですが。
あとフル車高バージョンでは、
奥のクモヤとのバランスも悪くないでしょうか? 振子機構による車体高の上昇をどこかで吸収してあげないと……。
ドアは乗務員ドアは1幅で窓のみ。客ドアをトレイン窓ハーフでもバランス良いかもしれません。
それにしても、灰色(金属地)に青と黄色って配色は美しいです。1950年代のアメリカン・ストリームライナー全盛期的な雰囲気さえも感じられるのですね。
! 287系は
以前の試作品ですね。参照記事。やっぱりかっこいい。
381系「やくも」仕様。個人的には前の緑系の配色が塗色変更車にしては好みでしたが、今の赤ベースも悪くないです。まさにイタリアンカラー(緑も赤もFSにありそう。そういえばFSもJNRと並んで振り子式を実用化した実績ありますよね)。
国鉄特急電車の造形として王道的な雰囲気ですが、この造形で編成まで達成された作品は未だ少ないのです……(昔 SUU氏の作品ありましたが)。前面窓まわりは曲面ガラスの287系に対して、平面ガラスの角ばった感のある381系の作り分けになっているのは興味深いです。
あと、ヘッドマークは……それっぽく見えるパターンじゃないでしょうか。
というわけで、試作品に関して好き放題申してしまいました。
あくまで
管理人の好みも込みですので、一般論ではないということでご容赦を……。
(フルスケール志向の方からは別の見地見解もありましょうし)
※:電車に関する基礎知識という感じで。
同じ国鉄電車でも特急型と近郊型・急行型では車高がかなり違います。その昔、181系特急型のサロを近郊型サロに編入したサロ110-301(1984-1990頃)という車がありましたが、露骨に「凸凹編成」。レゴなら2-3プレートくらい差があるんじゃないかって位に。
あと、振り子車は極度に低重心に設計します。カーブで横転しちゃいますから……。