
先の状態での「良かった」部分をそのままに、「ちょっと気にかかる」部分を全て大改修されています。
前面下部の張り出し状のステップを適切な大きさに。合わせて「隙間」の解消。
スカートを高めに切り上げ、スマートに。合わせて車体高を低く見せ、扁平な印象の国鉄新型電機っぽさが出ています。スカートの下にはレール面との隙間を埋めるスノウプロウも。足回り引き締める。
側面では、ルーバーの「横組化」が目立つところです。ルーバー同士の間隔とかが凄くEF65らしい。ナンバープレートの大きさも適切なものに。
また文字タイル使った所属区表示もアクセントとして有効ですね。
屋上機器も大更新。青い配管(歩み板の表現)がとても効果的です。モニタールーフもグリル使うとそれらしい。

前面より。
スカートが短めなため、連結器は台車マウントにも関わらずスカートに影響されません。ジャンパ栓やら、ポチスロ使ったステップも。連結器が懐かしの4.5V/12V仕様開放ピン付きですが、ホースに見えてルックス良いですよね。
丸プレート使った帯表現もインパクトある部分。合わせて、8幅10幅大型モデルの流儀を6幅モデルに持ち込んだ曲線が美しい。実物の印象は「角ばってる」とも「丸みがある」とも取れますが、前者を強調するのもありと教えてくれたような(レゴ的には後者のほうが易しいのですけど……)。
テールライトは省略されたままですが、このスマートさの前には寧ろ気にならない部分です。
(ただ、1×2のタン色タイル部分をプレートにして、その下半分にφ1丸プレートか丸タイルで試される価値はあるかもしれません。無論、かっこ悪くなる可能性はあります)

側面。横組がよくわかります。グリル部分を4幅分横組みされているのですね。
先の作品評での
8幅大型モデルの文脈で作られた6幅モデル。という趣。その良さを残しつつ、より完成度を高めた精細な作品。
電機の重量感、重厚な感じが強調され、6幅と思えぬ迫力になっていましょう。
一方で前面の丸みも強調されているため、流麗さ・美しさも顕れています。
今後客車も予定されているそうです。このクオリティでの客車(ブルートレイン?)も楽しみですね。