しかし、9V化以降レゴトレインでは実装・対応がありません。
対して、ユーザーではいろいろなアイディアが試されてきました。
●側面から、楔をバッファー同士の間に割り込むもの。ただ、どれも仕掛けが大掛かりになる問題がありました。見た目も線路脇に巨大な装置があったりでやや無理があり。
●同じく側面から連結器同士に首を振らせて、連結器を外すもの(12Vのデカップラを側面から動かす感じ)。
●機関車にリモコン操作のデカップリング装置をつけたもの。これも連結器を上に上げるものあり、機関車から棒を突き出して貨車などを押し離すものもあり。
また、機関車への搭載も魅力的ですが、入換できるのが特定の機関車に限られてしまいます。

ほぼ線路間に収まるルックスにも優れます(写真は構成・原理がわかりやすいよう、意図的に派手なパーツで組んでいるのでしょう)。
情報源のスレッド・レスはこちら(Eurobricks)。

薄く作られ、また特殊なパーツなど一切使用されていないのが瞭然です。
動作原理は「連結器そのものを外す」のではなく、「貨車(等)の車輪を動かないようにストッパをかけ、機関車の牽引力で連結を外す」というもの。
この発想は今まで見たことがありません。でも、レールの上で何かが引っかかって客貨車の走行抵抗が異常に大きくなった時、機関車が客貨車を切り離して走って行ってしまう……なんて事例は多々あります。そうした事故的事例をプラスに転じているのが素晴らしいですね。
また、トレイン車輪の車軸部分を引っ掛けてるようですから、対象車両を選ばないのもメリットでしょう。
運転が楽しくなるのは云う迄もありません。

構造的に電動化も可能でしょう(シンプルではなくなりますが)。
これは試してみたいです。