
コメント大幅追記しました(12/4)
公式発表がEurobricks経由。そしていつものレビュアーWhitefung氏経由というのは奮っていますね。
Whitefung氏のレビュウ(英語・味のある写真多数)

<以下追記>
Waiter:
昔の街シリーズでは割とおなじみでしたが、最近は見かけないですよね。印刷のパターンは昨今のリアル調。割と高級そうな雰囲気のお店が似合いそうです(顔を若そうなのにすれば雰囲気変わるかも?)。
お盆は盾の流用かとおもいきや、新パーツ。
ボトルは初のクリアグリーンで、ワインを暗示するプリント入。
使い回しは効きますから、ハズレアイテムではないでしょう。
Cyclops:
人気のクリーチャー系。
特殊成形のヘッドが特徴。よく雰囲気出ています。なお、フィグヘッドは両面なので「にやけた顔」にすることも可能。
Hollywood Starlet:
オスカー抱えたハリウッド女優。ドレスは派手ですね。意外と使いにくそうな印象……。でも悪くないです。
Heroic Knight:
実にまっとうなレゴな騎士です。ヘルメットも盾も鎧も既存部品というのが却って嬉しい(新規ではないのは賛否分かれましょうが)。色彩は渋く灰色系モノトーン。どうしても派手な色が入りがちなレギュラーシリーズとの差別化に成功していましょう。ヘルメットはもちろんフェイスガード可倒式。このタイプで顔見せたところは格好いいんですよね。
Roman Emperor:
ローマ皇帝。金の冠かぶって居ますので、やはり、皇帝でしょう。
付属品が少ないのちょっと寂しく地味な印象。トーガは布パーツ奢ってもよかったと思いますし、それなら人気作になったと思うのですが……。
(地味さを生かして「市民」に見立てる手もありますかも)
Policeman:
警官、というほとんどのレゴファンが手許に余しているであろう題材ですが。
しかし、Cityとの差別化には成功しています。帽子が新パーツでプリント入! まるでカスタムメーカーのパーツのよう(笑)。
付属品は警察手帳と手錠。拳銃じゃないのが平和で嬉しい。
ハズレアイテムかどうかは評価分かれそうです。自分の手許の「警察」を全てこの意匠に統一するなら、数があっても悪くないかも。
あと、自作の凝ったパトカーに載せたり横に立てるのも、このリアル調なフィグが合うかもしれません。
Chicken Suit Guy:
お馴染みきぐるみ系。そろそろ「けいおんぶ」の勧誘できそうな勢いです(をい。
腕も頭も特殊パーツの塊、そして凝った脚のプリント、これまでのシリーズ中いちばんのデキかも。
チラシ持たせて街に立たせるとか、いろいろ楽しい遊びかたがありそうです。
Roller Derby Girl
ローラーガール。といっても東京ボンバーズみたいなの期待してたら外れでした。
女性顔なのは良いのですが、せめてヘルメットの下に髪表現して欲しかったなぁ(バイクとか、他のスポーツ系に使いまわせる)。ローラースケートもダミーでちょっと悲しい。但し、あの形でスタッド(ポッチ)掴めるのは面白いですが。元来以外の用途はありかもしれません。
正直、ハズレアイテムな気がします。パーツ的なボリュームも貧弱ですしね。
Fortune Teller
占い師。予想以上のデキでした。タロウのプリントタイルが素晴らしい。
髪パーツは某有名海賊さんの使い回しかと思いましたが、新パーツですね。
この雰囲気は「お城」「南海」でも「西部」でも、普通に現代設定でも使える幅の広さも良いですね。あぁ欲しい早く欲しい複数キープしたい(笑)。管理人は占いは信じませんが、こういうミステリアスでエキゾチックなのには弱いのです。
Judge
裁判官。法衣とかつらの古典的スタイルです。法衣が布パーツなのがいいですね。ハンマーも新部品じゃないでしょうか。赤よりはダークレッドにして欲しかった気もしますが。
当然ですが、現代設定以外にもあらゆる状況で使いまわしも可能でしょう。かつらパーツは特に応用範囲広そうです。ルネッサンスが捗りそう……ひだか氏のピアノ(チェンバロか?)が欲しくなります。
Alien Avenger
エイリアンの復讐者。成型色は「白」ではなく灰色。スーツ部分はシリーズ7の使い回しですが、あの成型色替えはちょっと嬉しい存在でもあります。ダークな、良い意味での悪役的泥臭さ、堪りません。
ボリューム的にも、当たりアイテムって認識でよさそうです。数が揃えばそれなりに楽しそうですし。
Mermaid
人魚。下半身の部品がプリント入り。お約束の貝殻ブラも、2010年パイレーツとは違う淡いプリントでちょっと品が良いです。おっとヒトデは新部品か?
既存パーツで可能な組合せではあるのですが、まとまると嬉しいですね。
(普通に良い、っていうのはコメントしにくいのです)
Battle Mech
バトルメック。これは賛否分かれそうなデザイン。まずリアル系と言うよりはヒーロー系ですよね形状・配色が。そしてヒーローという点からみても、なんとも1980年代的にダサい。そのダサさが「懐かしい!」と思える向きなら受けそうです。まぁ普通に重戦士枠で人気出るかも、ですが。
(Whitefung氏は、「エクソフォース」のメカの前に立たせた写真上げてますが、凄く似合ってる)
武器の類がないのはちょっと残念。まぁ今のレゴなら武器は紛争地帯の市場並みに「有り余って」ますから(笑)、なんとでもなるでしょう。
Mr Good and Evil
何のことか思いましたが、日本で馴染みのある言い方だと「ジキルとハイド」ですね。
とっても雰囲気のある、あと左右半身での違いが面白いキャラクターになっています。そういえば、三角フラスコも久しぶりですよね。
モンスターファイターズ他、ホラー色の強いテーマとの組合せとか、ハロウィン仮装とかで楽しそうです。
Forest Maiden
森の乙女。濃い緑の長衣が抑え目のデザインで渋い。髪パーツも新型ですね。ただエルフ耳はないので「人間」設定でしょう……それこそLOTRの世界にいても可笑しくないですよこの雰囲気は!
盾のデザインも美しい。往年のエルクウッドの鹿もそうなんですが、攻撃的でない絵柄の盾ってほっとします。やっぱり欲しい複数欲しい。盾も予備欲しい。
Plumber
配管工。持っているのは工具ではなく、トイレの詰まり直すアレですね。わざわざ新パーツ起こしてるのがシャレ効いてます。ハズレアイテムと言い切れない雰囲気、漂うのですね(意図的にデザインした「ハズレ」はどこかブレがないのです)。
と、云うわけで幾つかハズレアイテムはあるものの、全体としてはやっぱり好シリーズでしょう。
しかし……問題点はあります。

上の写真見ればわかりますが、えらくアソートが偏ってるみたいなのです。60個入りの箱のなかに6個も入ってるのがある一方、2個しか入ってないのも多々。
しかも「当たりアイテム?」のFortune TellerとForest Meidenが2個って酷い。
一方で、6個入りはHeroic Knights、Cyclops(s)、Alien Avengers、Policemen。警察官以外は人気枠(重戦士やクリーチャー)というのは救いといえば救いでしょうか。
あと、意図的ハズレアイテムは2個づつに抑えられていますね。スパイス?
で……。
実際、過去シリーズでは日本のファンが(いや、管理人だけか?)思うほど女性枠は人気無いのですね(シリーズ1のチアと、シリーズ6の自由の女神は妙に人気ありましたけど)。
一方でシリーズ7ではアソート面で恵まれてた宇宙の戦士が品薄化早かった記憶があります。
案外このアソートは、需要に応えたものなのかもしれません。
(Whitefung氏の評価も、その筋にそっています。「軍団作りたくなるような題材」がたくさん入っていて望ましい、と)
とはいえ、飽く迄先行の「試作品」であるがゆえのイレギュラーであること祈りたい。これまでのパッケージングではほぼ例外なく最低3個は入っていて、60個のリテール箱買うと3コンプはできたのですから。60個入り買うファンのこと考えて欲しいですよ(笑)。